東京新聞杯2021レース回顧

過去データ傾向から1,2番人気がそれぞれ複勝率30%でそれほど人気馬が走っていない傾向であることから人気馬を疑って予想を組み立てることをベースとした。さらなるデータ分析から、半年以上の休養明け(0-0-0-4)を除く4枠以内4,5歳馬の2サトノウィザード、3ロードマイウェイ、4カテドラル、5トラインがデータからの推奨。下級条件2連勝のカラテ、マイルCS6着からの巻き返しを狙う13ヴァンドギャルドを加え、13ヴァンドギャルド本命にし、上記推奨馬へ3連複軸1頭流し10点で勝負。の予定であったが、ヴァンドギャルドの乗り込み量が少ないこと、カラテがパドックで抜群の活気であったことから、パドック後にカラテを本命に急遽変更し、カラテから1頭軸3連複流しとした。

結果1着◎10カラテ2着△4カテドラル3着11シャドウディーヴァでハズレ。なぜシャドウディーヴァを馬券に入れなかった―。ヴァンドギャルド直線富士ステークスのように弾けてくれれば当たっていたのにー。また、馬連でよかったー。。。と若干の予想や馬券のピントのズレを悔やみ、一時間くらい立ち直れませんでした(笑)。以下各馬について振り返っていく。

1着◎10カラテ

2勝クラス3勝クラスと連勝した内容が素晴らしかった。データ的には上位人気で勝っていればすんなり本命にできたが、穴人気での勝利だった点がデータ的に強く推せなかった点だった。しかし、先述のように前走内容、調教内容、パドック気配いずれも評価をするならS評価でありパドックを見て本命に切り替えた。スタート後の行きっぷりもよく、終始リズムよく4コーナーを迎え、これは一発あるなと期待させる4コーナーであった。直線では前が塞がり仕掛けが遅れたが、期待通り進路を見出すとしぶとく伸び先頭でゴール板を通過し、菅原明良騎手に重賞初制覇をもたらした。これまでの戦績では勝つ時と負ける時がはっきりしているタイプで、競った時の勝負根性も持ち合わせているタイプと最後の直線を見ても感じた。2、3着がない理由のひとつだろう。これで2勝クラス3勝クラスG3と三連勝。次走は現時点では不明であるが、まだ余力を感じ、頭打ちになるまで買っていいと判断できる。次走も楽しみでぜひ菅原騎手とのコンビでG1まで頑張ってほしい。

2着△カテドラル

好走傾向に該当している馬で期待していた。中団後方から最後の直線でも追い出しをギリギリまで我慢し、皆が追い出した後最後ぐらいのタイミングで追い出すと鋭く伸びて一旦は先頭に立ったが、最後カラテに内からすくわれて2着に甘んじた。最後の100mはいっぱいいっぱいで脚が上がっており1600mはこの馬には長いかもしれない。1200mや1400mで期待したい。この馬の距離適性をよく理解した田辺騎手の好騎乗がもたらした2着だろう。

3着無印11シャドウディーヴァ

データ分析時はあまり強調点がなかったため無印としたが、昨年の2着馬で東京実績も良好なのが買うとしたら根拠になるデータであろうか。。ただ3番人気は過剰人気を意識せざるを得ず、無印とした。レースでは、岩田騎手の大きいアクションにこたえるように鋭く伸び3着を確保した。さすがに追える騎手岩田父。感服である。今年やたら岩田父騎手が重賞での活躍が目立つ。まだまだ岩田未来騎手に負けてられないといったところだろうか。

4着◎13ヴァンドギャルド

だいぶスタート時の課題は克服してきた印象。今回もスタート五分に出た。その後もスムーズに好位でレースを運び、4コーナーでは前に進路を確保し、もう勝ってくださいといわんばかりのポジションにつけていた。しかし追い出してみると、昨年の富士ステークスのような伸びは見られず、4着に敗れた。いかにもステップレースのたたき台のレースぶりであった。多少乗り込み量が少ないという報道もなされていたため、その分直線の伸びを欠いた分だろう。次走は上向いてくると思うがさすがに3着内は確保してほしかったので少し物足りない内容。

それ以外では取り上げたい馬はいなかった。4歳馬のサトノインプレッサ、トリプルエースがそれぞれ6着、7着に敗れた。4歳勢の全体的なレベルはやはりそう高くないかもしれない。

以上。


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