小倉大賞典2021レース回顧

データ分析&調教診断、展開予想からの結論

斤量56㎏以上の逃げ・先行勢からPick up。本命◎15ボッケリーニ。〇8トーラスジェミニ、▲9バイオスパーク、△2ヴァンケドミンゴ、×3テリトーリアル。15ボッケリーニから印へ1着固定馬単流し。

結果、1着×3テリトーリアル、2着◎ボッケリーニ、3着無印16ディアンドルでハズレ。トーラスジェミニが淀みない逃げによるM~Hペースで想定通り上位3着まで4コーナー5番手以内で前有利の競馬となったが、ボッケリーニはハナ差前を行く3テリトーリアルをとらえることができず予想通りであったが、馬券的には仕留めることができなかった。正直ボッケリーニ本命は自信があったため痛恨であった。以下各馬について振り返っていく。

1着x3テリトーリアル

好スタートからの積極的に出していき、1コーナーインの3番手で回った時点で勝負あった。石川裕紀人騎手の積極的ないい面が出た形に。向こう正面も離れた3番手でリラックスして折り合い、4コーナー外に持ち出すと、2番手から逃げ粘る16ディアンドルを抜き、強襲するボッケリーニをハナ差退け勝利した。今後もローカルハンデ重賞では軽視できない存在になりそう。

2着◎15ボッケリーニ

中日新聞杯のレースぶりから本格化の兆しを感じ、今年注目の一頭で、ここは相手関係からも1着は堅いとみてすんなり自信の本命◎であった。浜中騎手の騎乗も合格点で、好スタートから馬なりで好位につけ、ちょうど近くにいた2番人気7フェアリーポルカを前に置き、逃げるトーラスジェミニも意識しつつの位置取りで外を回らないように1コーナーを回った。3コーナーから7フェアリーポルカを追う形で進出していく。7フェアリーポルカはスムーズにまくっていくが、15ボッケリーニの手ごたえはイマイチ。必死にムチを叩いて、促すがなかなか加速しない。4コーナーから直線にかけては手応えよかったフェアリーポルカは伸びず、手応えの悪かった15ボッケリーニがやっとエンジンがかかり前を行く馬を捕まえに行く。しかしながら、フェアリーポルカをマークして、仕掛けのタイミングがワンテンポ遅かった点、仕掛けどころでもたついた点の2つの分、ハナ差届かなかった。しかし、これは勝利と同様の評価の2着と考えたい。今後もG1ではまだ半信半疑であるが、重賞戦線を賑わす一頭になるだろう。

8着無印フェアリーポルカ

フェアリーポルカは上記3,4コーナーの手応えのわりに最後の直線力尽きていた内容から、牝馬限定戦では2000mまでは対応可能かもしれないが、牡馬混合の厳しい流れであれば1600mがよさそう。本質はマイラーかもしれないと思った。

以上、最後の直線では大興奮で予想がハマった雰囲気のわりにお金は増えていないというなんだかやるせないレースとなった。

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