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めちゃくちゃ仕事の話がしたいです!

皆さんお久しぶりです!中村です!
今年2024年は年始からインフルエンザと胃腸炎にやられてしまい、今となってはそれはもう元気にやっておりますが、気がついたら1月が終わっていました。新年ってもんは過ぎ去るのが早いですね。むかし、学校の先生がつまらない全校朝会で「1月は行く、2月は逃げる、3月は去るので3学期も頑張りましょう」と言っていたのを思い出します。

あと「2年生の3学期は3年生のゼロ学期」なんかも言ってましたね

まだ言ってるのかな、先生たち、冬の寒い体育館で
今年は元気に初詣にいけました

さて少し中村の近況をお話しさせて頂きますと、実は昨年2023年11月からオランダに渡る予定でした。しかし、仕事上の都合・プライベートの都合なども重なり、結果的には今年の7月までは日本に残ることになりました…!果たして日本を飛び立つときは本当に来るのか…(いや来てくれないと困る…!いや、なんとかするんだ!!)

その代わりにと言ってはなんですが、、、笑 逆にオランダから3DクリエイターがFunTechに入社しました。彼の名前はテレンスです。トリちゃんと呼んであげてください。

指先までタトゥーが入っているので怖がられがちですが、オランダで修士号までとってるめちゃくちゃアカデミックでアニメ好きな凄腕のクリエイターです。彼のNetflixとの仕事はNYのタイムズスクエアのデカビジョンに掲載されたらしいです。とにかく、クリエイティブがエグい!代表もにっこり

僕は、と言うと、図々しくもお別れパーティーを自主開催してしまった手前、飛び立たないと送り出して頂いた皆さんに示しがつかないですね…。皆さま、その節はどうもありがとうございました!

たのしかったな…
https://photos.app.goo.gl/PgL6K7ygZRCXRJzv5
じゃなくて…


人生いろいろありますね。思う通りに行かないなーと思うことも少なくないですね。というか、うまくいくほうが少ないですね。
とはいえ、その分楽しいこともあるし、逆に日本の滞在が長くなってオランダに行ってたら得られない経験ばかりです。近くの人に感謝です❤️要は考え方次第ですね。逆に人生思い通りにトントン拍子にいってたら楽しくないでしょ、そう自分に言い聞かせる今日このごろです。

まぁまぁそんな感じでいろんなことがありつつも自分なりに毎日を全力で生きています。生活の中心はもっぱら仕事なのですが、シャカイジンってなぜか仕事の話をしたがらない傾向があると思うんです。もうちょっとみんなの仕事の話も聞きたい!もちろん話せる話と話せない話があったり、話したい話と話したくない話があったりするとは思うのですが、今日は思いっきり仕事の話を書きたい!!と思ってnoteを更新しています。

この前、意味ない話をしようって言ったばっかなんですけどね

めっちゃ一生懸命仕事した話

で、本題です。

そもそも仕事って何だろうね、という話はあんまりしないものとして、ちょっとだけ定義の話をしてみると、「困ってる人がいたら得意な人がそれを助ける」これが仕事の根本だと僕は思います。「仕事」って聞くと仕事がそこに自然現象として存在しているような感覚になるけれど、実はそうではないと思っていて、基本は「自分が得意なことを、困ってる人に提供する」これが僕の仕事観です。

まぁ難しい話はこれくらいにしておいて、この1年くらいでこれは!仕事をしたぞ!というプロジェクトがありまして、今日はその話を書き記して置こうかなと思います。

クライアントは飲食店の採用コンサルや店舗オペレーション支援、海外店舗プロデュースなどを行っている「株式会社ふんどし」という会社です。(社名、クセつよ!)※田村さんすみません、笑
でもこの会社、社名からは想像できないですがかなりビジネスがうまくて、税引前利益で X,000万円作ってるとか。しかも社員二人。これはすごい。

で、
会社としての見せ方を全面的に見直したいのでコーポレートブランディングをお願いします、自社のHPをリニューアルしたいです!」といって送られてきたリンクがこちら。


もう見れなくなっちゃったので、懐かしさすら感じる…

お、、おう…!!これはやりがいがありそうだな……!!と思い、課題解決のための課題を抽出していくところからはじめました。どうやら、クリエイティブが解決できるところは、かなりありそうです。

【ビジネス面】
・飲食業界のインバウンドがめちゃくちゃ戻ってきている
・でもどの飲食店も人手不足なので飲食店が困ってる=ふんどし社のお客さんがたくさんいる状態
・同じ業界、業種で上場している会社=規模が大きい会社もあるが、競合となる営業マンが弱いのでリプレイスしやすい、絶対ふんどし社のサービスの方が強い
・円安の影響で日本の飲食店の海外進出需要が高まっている
→結論、HPで訴求できるところはちゃんと表現して、NewBizガンガン獲っていきたい、需要はあるけど捕まえきれてない。捕まえたとしても印象形成失敗しすぎ。

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【組織面】
・これまで外注さんの尽力もあってプロジェクトベースで案件を回していたが、限界がきた=リソース的な限界ではなく、体制的な限界。
・現在社員は2名。第二創業期として3人目の社員を採用したい。(これが大目的)
・我々ふんどし社のクライアントは飲食店なので、かなり泥臭い仕事で採用大変。
・「これやっといて」という作業はないので自分の頭で自走して結果出せる人=売りを作れる人じゃないとキツい。けどそんな人たちはもっとホワイトカラーな仕事してるし、飲食業界なんて行きたいと思わない
→魅力ある仕事だけどキツいところもあるので、綺麗事だけ言ってらんない。だけど、給与とやりがいは用意できる。これをちゃんと訴求できれば3人目の社員、4人目の社員は絶対採用できる。

まぁまぁまぁ、難しい課題だなと思いつつ方向性を模索し始めました。クリエイティブ(今回はコーポレートサイト)を開発する上でいくつかの課題・制約もでてきました。

  • 社員二人しかいない

  • 基本的に外回りの仕事なのでオフィスがない。

  • 働く風景的な写真はもちろん取れない。

    • →採用候補者としては会社の中身がわからないのでこれは不安材料になりうる。

そうなったら、逆にこの環境を使ってやろうという方向性で「どんなコーポレートサイトを作っていくのか」ということを考え始めました。最初の作戦会議、ブレストの際にクライアントであるふんどし社の代表、田村さんがおっしゃっていたのは

  • 「ミューラルアートっぽいのは個人的には好み」

  • フードテックカンパニー的な感じで近未来感みたいなのは出していきたい

    • 実際、メディアの運営やSNSクリエイティブとかは作っているみたいなので嘘ではない。実は顧客情報とかもSFいれてちゃんと管理してる。

などの声が出てきました。

ちなみにミューラルアートはこんな感じ。なんか見たことはある。

逆にいうと要望はこれくらいで「あとはナカムラくん、キミに任せるよ!」と言った具合で、なぜか最初から全幅の信頼をおいてくれました。中村の心象としては、話を聞けば聞くほど、見せ方ちゃんとすれば絶対ビジネス伸びるし、採用もうまくいくだろうなと思いつつ、社員2人の会社の命運を握っていると思うと…(自意識過剰ですが)大変背筋が伸びる思いでした。
ただこのあたりからなんとなく上手く行く方向性は見えていて、

  • メインビジュアルはタイポグラフィ(文字組み)で印象付けしていく

    • 「マーケター」とか「コンサル」みたいなスマートさ・クレバーさよりもエネルギッシュにガンガン行く系のクリエイティブにしたほうが良さそう。(忍術よりも体術的な)

  • ふんどし社の仕事の大半は現場で行われているので、ストリート感はマストで出していきたい。

  • 一方で飲食店オーナーと日々会話するにはビジネスビジネスしてても全然だめで、愛嬌とか世間話もちょーーーーー大事、なので愛嬌ガンガンなサイトにしたほうが良さそう

  • 出勤日は自分で決める、基本給+成果報酬の会社なので、結果さえ出してれば何でもOK。週イチの出勤でも数字出してればOK。なので、虎視眈々と数字を見れるギラついた人を採用したい。自由!ノマド!みたいな感じでフワフワしていてもだめなので、地に足ついた印象は与えたい。ある程度パキッとしていてかっこいい感じにしたい

大まかにですが、こんな頭の中がだんだんとこんな感じになってきたので、さらに勢いをつけてこのプロジェクト全体の整理・言語化を進めていきました。

ただし、「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」というのはジェームズ・W・ヤング氏の言葉ですが、凡人の僕が「こんな感じでやろう!」と思ったところで同じような表現をしてる人ってもう先にいることの方が多いです。逆に全く新しいことを僕が地球上で一番最初にやり始めることなんてほぼ無い。ということはまずは巨人の肩の上に立つことが大事です。

そうやって参考となるようなデザイン・Webサイトを調べてみると、まぁまぁ近いことをやっている人たちはいます。

参考にしたのはこの辺のサイトアールイコール採用サイト|総合リユース企業
https://r-equal.com/recruit/
クリスプ・サラダワークスのクリスプはこんな感じで表現してる…
CRISP https://corp.crisp.co.jp/

じゃぁふんどし社ではどうやって表現していくべきなのか、という視点で企画をガンガン進めていきます。戦略を開発して方向性を策定していくのですが、キーとなったスライドをいくつかあげてみます。(了承済み)

こんな感じでふんどし社が持つキャラクター、アーキタイプを定義して、
サイトコンセプトを決め、
デザインの戦略を策定しました。

これには代表の田村さんも納得いただき、方向性はOKということでデザインを開発していきました。ここからデザイン開発(シニアデザイナー・ジュニさんが仕上げてくれました)、写真撮影、コーディング・実装(これがめちゃくちゃ大変)

で、できたサイトがこちら。

GIF画像が再生されない…!?信じて上の画像をタップすると再生されます!!めちゃめちゃかっこいいので見てみてください!noteさん改善求む…!
もしくは下記リンクよりご確認ください!!
https://fundooshi.com/

株式会社ふんどし(Fundoshi Inc.)|飲食店経営サポートのふんどし https://fundooshi.com/

で、クリエイティブかっこいい!!じゃあなくて、結果がめちゃくちゃ出ましたよってのが嬉しくて。

気になるのは先に課題で上がっていた①採用の問題②NewBizがどうなってるのか。これが気になります。
結論、①採用に関しては
・リニューアル前 = 応募者0名/月
・リニューアル後 = 応募者20-25名/月
しかも、学歴が全てではないものの慶應大学・青学大学・法政大学・明治大学出身の候補者から応募が。さらにはお隣台湾より台湾大学出身の候補者も。これには先方の田村さんも驚いてました。

当初はそもそも募集すらしてなかったとはいえ…月25名はすごい…素直なLINE…

さらにはNewBizに関して毎月3,4件の協業のご相談が。もちろん営業案件も含まれているとは思いますが、こちらも全くお問い合わせは鳴らなかったとのことなので、劇的ビフォーアフターですね。匠!よっ!

…という、文字通り有り難いお話を聞くことができて、ああ自分がいつも朝から晩まで脳にも体にも汗かいて使ってるエネルギーって社会のこういうところで受け取ってくれてる人がいるんだ、、、と実感したお話でした。…これは書きたいでしょ!!嬉しい!!



でもこれって、僕がすごい仕事をしたんだぞ!という話よりかは「全力で向き合ってくれるクライアントとの仕事ってマジ気持ちいい!!!」って話だと思っていて。

基本僕らみたいな受託のビジネスって、発注者と受注者という、お金で上下が作られる関係になりがちなので「クライアントは神様」になりがちなんですよね。これはある程度しょうがないと思います。日本の文化的にも。だけど今回ふんどし社がすごかったのは「オタクはクリエイティブのプロなんだから、専門領域は任せます。でも僕らにできることがあれば何でも言ってください。丸投げするつもりは一切ないです。僕らのプロジェクトなので」。といって気持ちよく「ビジネスパートナー」としての関係を構築してくれたところにあると思っています。

制作ではない、採用の文脈で夜23時からLINE電話したのもいい思い出です(その節はすみません、僕から電話かけました)。

基本的には僕が主導権を握ってプロジェクトを進めつつ「ここは違う」という部分はハッキリと伝えてくれました。これは普通の発注者ではなかなかできないです。大体2パターンあって、①お金払ってるんだからオタクで全部やってねと丸投げのパターン②専門領域をプロに任せきれず、ディテールまでディレクションしてしまうパターン。どちらももちろん悪意がないケースがほとんどですし、これをハンドリングするのも僕らの仕事ではあるのですが…。ふんどし社は僕らが仕事する環境づくりが異常にうまく、プロジェクトを進めやすかったです。

そして最後に、こんな赤裸々に語った記事を書いて世の中に公開したい、といっても二つ返事でOKを出してくれる会社…。おそるべし…。

り!

ちなみに、ふんどし社ではまだ採用してるみたいなので、興味ある方はぜひ。ちなみに当たり前ですが僕にはなんのインセンティブも入りません。笑

ザ・クリエイティブ以外の領域の仕事も全力でやっています!!

最近だと上場企業の「パーパス」を策定するために①ワークショップを開いて②ラグラインを開発したり(これはブランドサイトにもなりました、弊社ディレクターまり彩Goodjob!)、アジア最大級のPR会社の「コーポレートアイデンティティ」を策定したり、金融系VCのブランディングサイトを企画したり…AI開発サポート支援のサービスサイトを作ったり、採用サイト制作をしたり…などと、幅広く「クリエイティブ周り・制作周り」のあれこれを解決しています。

ちなみに…

パーパス(Purpose)とは、一言でいうと企業の存在意義を指します。「目的」「目標」「意図」などと訳される英単語ですが、ビジネスシーンでは近年、企業の社会的な存在価値や社会的意義を意味する言葉として使われています。

https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sp/contents/column/20221223_purpose.html
てかなんかカタカナ多いな…すみません…。

やっぱり個人的には制作の人間として「良いもの作った!!」もめちゃくちゃ嬉しいのですが、それ同じかそれ以上に「FunTechのクリエイティブでこんな結果出た!」これが嬉しいですね。ビジネスに寄与しないクリエイティブは意味ないと思っているので(アートは別)。

改めてナカムラくん、何が出来るの?と自分でも誰かに説明できる状況にしたいなと思って書き出してみたので、ご興味のある方はこちらご覧ください…!

字ちっさ…!すみません…!ちなみにこのマトリクスについてのフィードバックもお待ちしております…。

FunTechのコーポレートサイトも現在リニューアル中なのですが事例はこちらから見れるのでお時間あるかた覗いていっていただけたら嬉しいです!
Our Works | FunTech Inc.
https://funtech.inc/works/


FunTechとしては何やってるの?

基本的には同じようにWeb制作・映像制作の文脈で制作周りのお悩みを解決しているのですが、自社事業としてこのたびキャンプブランドを立ち上げました…!(僕は全く関わってないですが…)こちらも最新技術をつっこんで、なかなかすごい仕上がりになっているので要チェックです!


デザイン・実装ともにすべてFunTechでやってます…!今後はたくさん仲間が増える予定…!キャンプ好きの人はご連絡ください!!
なんとも無彩色をテーマにプロダクトを開発していくそう…!この時代にリアルなプロダクトを作るのってめちゃくちゃヒリヒリしますね
最初のプロダクトは焚き火台だそう。代表の仮屋のコメントが最高だったので下記に載せておきます。

”現代では日常生活の中で火を扱う機会が少なくなってきていると感じます。 非日常を体感するキャンプでは、焚き火を中心に火との距離を縮め、暖をとる、料理をする、談笑するといったさまざまな体験が生まれます。 それは人々を結びつけ、自然との繋がりを強く感じさせてくれるキャンプならではの体験だと思います。 今後テクノロジーの進化が進み、オンラインのコミュニケーションがますます豊かになる一方で、オフラインでの体験、特に自然の中での体験はとても貴重なものになってきます。オンラインだけでは得られない、五感を刺激するようなリアルな体験を提供する。そんな、私たちのブランドのコンセプトを表現するのに一番適していると考え、今回、焚き火台をファーストプロダクトとして制作しました。”

結論、めちゃくちゃ仕事がしたいです!!

どう締めていいかわからなくなってしまいましたが、一緒にいい仕事して、良い社会にしていきましょう!
生産性向上!
賃金引上げ!
GDP!
少子高齢化!
バモ!

ビジネスのご相談はめちゃくちゃ受け付けております!嬉しいです!仕事しましょう!!

それでは皆さま、ごきげんよう!

PS 記事を見返していて自分の写真があんまりなかったので載せておきます!

お会計!

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