ピノキオピーのAniversary Boxを買って、画集を見て、ライナーノーツを読んで
ピノキオピーさんが15周年ということで画集&歌詞集を出版しました。嬉しいです!!!!
ピノキオピーさんは僕が高校生の頃から今に至るまでずっと好きです。『ありふれたせかいせいふく』『Floating Shelter』あたりが当時のお気に入りです。ボカロに触れたきっかけの大きな一人です。
初めて行ったライブもピノキオピーさんでした。VOX KYOTOに仮面をつけたピノキオピーさんに会いに行きました。当時の仮面は実は恥ずかしかったからつけていたらしいです。つけてるほうが恥ずかしくないか???
それから随分経ち、毎年3〜4曲をコンスタントに作り続けて『神っぽいな』『匿名M』などで大ヒットを連発しています。
曲を書き、MVを手掛け、ライブツアーも行っているピノキオピーさんの著作物がまとまって本になりました。とても分厚いです。
ピノキオピーさんはウケることに対してめちゃくちゃ丁寧に作り込んでいるなと思いました。雑誌『スピン』へ寄稿されていたエッセイからもそう思いました。専門学校の活動で恥をかいたエピソードに、作品へ影響を感じます。
画集はたくさんのMVを思い出して楽しいです。ピノキオピーさんの安心感のあるキャッチーな絵柄の遍歴を感じます。えいりな刃物さん、寺田てらさん、エジエレキさんとのコラボレーションが生み出す力も素晴らしいです。今村みくさんのミクさんも良きかな。
高校生からふらふらとした現在にいたるまでの自分と重ね合わせる…みたいなことは全然ないのがピノキオピーさんの曲という感じがして良いんですよね。メッセージ性が強くてわかりやすい。それでちゃんとウケているんだから素晴らしいです。
これからも伝えたいメッセージを生み出し続けてほしいです。老人になったピノキオピーさんが伝えたいことが気になります。ずっと活動し続けてください。