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株式会社ここにある@尼崎への視察旅

いつものごとく好奇心と勢いに任せ、唐突に決まった尼崎への視察旅。笑
WASITAに入居してくださっている総合在宅医療クリニック みの 院長先生の要用さんのご縁でお邪魔させてもらった。
今回の目的は、株式会社ここにあるの藤本さんにお会いすること+尼崎で何が起きているかを見ること。
感じたことをさらさらと、つらつらと。

<ここにある・フジモトリョウさんの活動>

 「すべての人が楽しみながらわたしとしての人生をまっとうできる社会に」というビジョンの通り、あらゆる人に向けた場を、あらゆる人と共につくりまくっている組織。以前からフジモトさんがnoteで発信されるコトバに感化されていたのだけど、実際お会いしてみて、考えや想いの深さだけでなく、圧倒的実践者であるその姿に改めて感動。
せっかくお時間とってもらったのになんかうまく会話できなかったな、、、と反省しつつ、そんな未熟な私に対して温かく接してくださったことにまたもや感動。

<ここにある企画のイベントにお邪魔してみて>

今回はたまたま催されていた(本当毎週いろんな企画が走ってる)、「キッズハロワ」というイベントの見学に。あまがさきキューズモールというショッピングモール内で、小さな子供だちがブースごとにさまざまな職業について知る・体験するという企画。

外会場
中会場

印象的だったのは、運営側に若手がめちゃくちゃ沢山いたこと。大学生を中心に、新社会人、高校生も含めて50人以上…!企画全体を取り仕切っている若者も20代。若手のパワーとやる気を感じた。
看護師ブースにいた可愛らしい女の子に「こういう活動よく参加するの?」と聞いてみると、「お兄ちゃんがこのイベントの運営をしてるので、友人にも声をかけて手伝いに来ました。お手伝いは3回目ぐらいです。」
え~!語弊を恐れずに書くと…大学生が土日にボランティア活動に参加するなんて一部の真面目な子たちだけの世界だと思ってた。でも目の前にいる若者たちはその「一部」ではないように感じた。またまた語弊を恐れずに書くと笑、ばりばりバイトして稼ぐしぃ。すっぴんとかありえないしぃ。みたいな子たちもたくさんいた(口調が古い?w)。

どうやら関西は大学が多く、しかも土日に地域や企業の活動を手伝ったり参加したりっていうのがわりと一般的らしい!自分が名古屋で大学生してた時はそういう機会あまりなかったなあ、、、(自分のアンテナが立っていなかっただけかもだけど、少なくとも全く一般的ではなかった)。そもそもサークル、バイト以外で他の大人や社会人、大学生と触れ合う機会なんてほとんどなかった。就活のOB・OG訪問でめちゃくちゃドキドキして会いに行ってた気がする。

<尼崎という町>

フジモトさんやその周りの方々と話したり今までの活動をウォッチしている中で感じたのは、「それおもろいやん、やってみよーや」みたいなノリの良い人が多いこと。驚くべきことに、市役所員さんまでもだそう…!市役所員さん自ら攻めた企画を立てて実践することもちょこちょこあるとか。

あとは私が以前住んでた蒲田との共通点がいくつもあった…!

  • ごちゃっ、がちゃっとした下町感
    なんだろうね、あの生活感が滲み出た裏路地とかたまらんよね
    なんか安心するんだよな

  • JR尼崎駅と阪神尼崎駅(蒲田の場合は京急)の位置がズレてる。蒲田の場合は10-15分ぐらい歩けば到達できたが、尼崎の場合はその間なんと徒歩30分以上…。間違えた時の絶望感たるやw

  • コスパの良い呑み屋が多い。蒲田のコスパの良さもなかなかだったけど、それを凌駕する居酒屋に出会ってしまった。恐るべし尼崎。BARでさえ安かった…

  • 治安が悪い、ガラが悪い、と言われがち。
    蒲田は、昔から町工場が多かったからとか言われてたけど尼崎はどうなんやろ

裏路地!たまらん!
久々の夜の町。楽しかったなあ。

<杭瀬商店街>

2日目に連れて行って頂いた杭瀬商店街も、最高に面白かった。
昔ながらの個人商店が数多く残り、活気が!新しいお店もちらほら。

衝撃だったのが、市場食堂というお店の昼食。注文すると店内から店員さんの姿が消える。「まぐろカツカレー」のまぐろは向かいの魚屋に、カツは近くの肉屋に…といった調子で、商店街の他の店から調達してくるのだ。私が頼んだうどんの麺は製麺所へ。こ、これはまさに、、、究極のシェアリングエコノミー。商店街の中でぐるぐる経済が回ってた。

<最後に>

今回尼崎での色々な取組を見せてもらったりお話を聞く中で、感じたこと。美濃でも生かしたいと思ったこと。

若者たちのパワー
今回イベントを覗かせてもらって一番印象的だった高校生、大学生、若手社会人の巻き込み。彼らの勢いや若さには敵わんなあと改めて感じた。
美濃市内に大学はないけど、20km圏内まで視野を広げればいくつかある。それに美濃の未来を担う若者たちという意味では、小中高生がいる。もっともっと彼らと接点を増やして、地域を面白がることが出来たら楽しそうだと感じた。
(話が逸れるけど…尼崎の人口は約45万人。美濃の23倍以上かつ、なんと面積は半分ぐらい!単純に計算すると、美濃で何かイベントをやって1人参加してくれたとすると、尼崎では23人参加してくれるという計算になる…ということに気付き思わず苦笑いw)

楽しそうであること
ここにあるの企画全てに通じているのが、「遊び」という要素。福祉にまつわるイベントも、働くにまつわるイベントもなんだか楽しそう!なのだ。そして一緒になって面白がることで、運営側⇔参加側の境界線が曖昧になっていく。まさにここにあるが言っている「ここに生きる全ての人が関わり合える生態系をたがやしていく」ことに繋がるんだろうなと感じた。

美濃でコトを起こすなら、誰と、何を、大事にしてやりたいのか。
その上でどんなシーンを生み出したいのか。
そんなことを改めて練り練りしながら、とにかくやってみる!ことだよなと。

最後の最後に。
お忙しい中アテンドしてくださったフジモトさん、一緒に時間を過ごしてくださった祥子さん、瀬田さん、今回も素敵なご縁をくださった要用さん、そして何より留守中我が子をみてくれていたはっしーに感謝です。

さあ、もがきながら進んでいきましょう!えい、えい、おー!


▼株式会社ここにあるHP
<株式会社ここにある>「生態系」を編み直すローカルクリエイティブカンパニー
キッズハロワ! | 株式会社ここにある

▼何度読んでも感化される藤本遼さんのnote
https://note.com/fujimotoryo

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