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ラズベリーパイで電子工作の入り口に立てました

仕事上、電子回路の基礎がわかっていたらいいなと思うときが、たびたびあります。どこから知識を広げていけばよいのか、様々な入り口はあるのですが、どうも気が乗りませんでした。

開発会社や生産委託先会社にお任せすることで、仕事としては回ります。しかしながら、製品に不具合があった場合や、技術的な制約の知識がもっとあれば、企画段階に先回りして配慮しておけることや、企画の幅を広げられることがあるはずだと、心にひっかかりながらも、時間を言い訳にして、やり過ごしてきました。

そろそろ、言い訳していられない。どうしたら自分を学びモードに持っていけるだろう。導入が簡単で、かつ楽しくなければ、続かない。そんな環境を整えようと、試みました。

最初は、学研の電子ブロックを試しました。部品ごとの機能を確かめながら学習できるので、簡単なのですが、私にとっては楽しさが限定的でした。テキストで設定されたお題の回路をつくって、正しく作動しても、それ以上の自分で工夫する余地がなく、飽きてしまいました。「あの坂を登れば海が見える」的な境地がこの先に待っていたとは思うのですが、断念してしまいました。

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次にソニーのMESHを試しました。振動センサー、スイッチ、GPIOなどパーツごとにブロックのようになっていてそれぞれに充電池とBluetooth通信機能を持っています。iPadなどのデバイス上で並べたプログラムと連動させることができます。ゴミ箱に振動センサーをつけ、蓋が開けられた振動を感知したらiPad上のカメラで撮影する、など、くだらないものをつくって楽しみました。もっと応用するためにGPIOまで踏み込んでいただら、さらに理解が深まっていたかもしれません。ですが、ここで立ち止まってしまいました。GPIOに空いている穴のどこに何を指したらモーターが動くのかしら、など、ちょっと調べたらわかるだろうときに、立ち止まってしまい、いつの間にか縁遠くなってしまいました。

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そして、今回は、ラズベリーパイです。外付けのキーボードやモニターも揃えました。ラズパイはLinuxベースで動く小さなコンピューターであり、電子工作との相性もよいとのことで、選びました。近所に購入できる場所がありました。調布の電通大学隣接のセブンイレブンの二階に電子部品のお店、マルツが入っているではありませんか。ここでラズパイ4と入門書を買いました。

万一電子工作で挫折しても、純粋に小さくてかわいいラズパイは、PCとしても使える。マインクラフトやスクラッチだって入っているので、小学生の息子と一緒に学べる!万一私が挫折しても、息子がさらにこのPCを使いこなすという道だってあるね、と自分に言い聞かせました。

前回の反省から、すぐにGPIOを活用できる学習キットも買いました。PurEyesの「電子工作&ブロックプログラミング」です。リボンケーブル、LED、抵抗、ブレッドボード、モーターやLCDなどの部品が入っています。

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HPにあったガイドを見ながら、Lesson1(LEDを点灯させる)、Lesson2(スイッチ回路を追加してLEDを点灯させる)をやってみました。説明書の指示が明快でわかりやすかったのはもちろんのこと、プログラムを組み立てる役割であるスクラッチが、機能別に色分けされていたり、さまざまなアレンジを促すような作りになっていたことが、嬉しかったです。

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現在、休暇をいただいていまして、あと一週間ほど時間があります。この間に、少しでも、電子工作の基本を自分のものにできるよう、こうしてnoteで記録を残したり、宣言したりして、自分を後押ししたいと思います。

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