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また会える。
「頑張っていれば、また会える」
この言葉が好きだ。ありきたりな言葉かもしれないけど、ずっと好きな言葉。
お盆休みが終わる。それと同時に、県外から帰省している仲間たちが、自分たちが暮らす土地に帰る。昨日は南くんが、今日は石井が。
寂しさもあるが、またぼくにも秋田での日々が戻ってくることを実感する。それぞれの土地で仕事をし、その土地の仲間と酒を飲む。そしてまた地元である秋田で集まり、互いの話をする。
みんなそれぞれの土地でがんばっている。踏ん張っている。未来を見据えて仕事をし、時には悩むし、充実感ややりがいに苦しんでいる時だってある。
そんなみんなの姿に、ぼくはいつも勇気をもらっているし、自分たちのなかに中高で根付いた"暑苦しさ"も、自分には負けたくないという"意地"も、無駄ではなかったと思う。
効率性や便利さが求められる現代。友達付き合いも、人付き合いもスマートになってしまった現代。あれだけ「チームワーク」と言っていたみんなが、簡単に人のことを、できる・できないで判断してしまうようになる。
ぼくは悲しいし、悔しい。自分がちょっとはできるなら、できない誰かを助けたり、その人が光る何かを引っ張り出したら良い。でもそんな、昔は当たり前だったことを、今も信じ続けるってのは意外と難しい。
変わるのは簡単。社会に、時代に、環境に、流されるのも適合するのも簡単。それでも、自分たちのなかにある、誰かを思いやる心だったり、チームワークだったり、友情だったり、そういった青臭い、ちょっとダサい想いを今も大事にできているかってのが大切だったりする。
ぼくの友人たちは、今も変わらずそんな仲間たちばかりだ。
またそれぞれの場所で生きる。それぞれの環境で闘っていく。自分のためだけじゃなくて、誰かのために、世の中のために、ぼくらができることをしよう。
そんでまた、秋田で派手にやろう。
楽しかった。良き時間をありがとう。
オレも頑張る。また頑張っていたら、きっと会える。