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2023

今年もあと数時間。

今年は手短に。久々に完全な概念ですが、ご容赦を。


昨年書いたこのブログ。ここに書いた自省と決意を胸に、昨年に抱えたものを引きずりながら、29という自分の中でとてつもなく大きい節目に向けて走った上半期を思う。

仕事でも、プライベートでも、不明瞭という恐怖が眼前にちらつく中、自分の選択を疑わないようにしながら戦っていたように思う。

今までだったらしてこなかったような選択をすることで、新しい知見を得ようとしたり、いくつかの脳内にあるパターンの比較検討、実証をしたり、自分の感情をはっきりさせたり。

そんな日々の中で迎えた29歳は、正直なところ自分の思うような晴れやかな気持ちで迎えたものではなかった。

強いていうなら、一本の動画があらゆる自分の中の達成できていない文脈に対する鼓舞として直前に世に出たことが、すこしだけ救いだったのを覚えている。自分がやっていることは、間違っていないと、時間がかかるが叶うものもあると、少し思えたから。

そして、自分が思ってもいなかった壮絶な下半期が幕を開けた。2023年の振り返りをせねばと思った時にまず考えたのは、下半期に全てが変わりすぎて、一本の記事にできん、ということ。

下半期のことは正直まだ具体物を持って言葉にできない。でも、ずっと呪いのように引きずり続けてきた2019、あの絶対的な夏と過去を新しい自分で焼き直させて、決別させてくれた時間と経験だったと言える。

とにかく、あの時に抱えたどうしようもない想いを解消するような圧倒的なカタルシスがあったり、あの時にどうしようもない自分で直面した出来事を彷彿とさせるようなものに、成長した自分で向き合うことができるようなイベントがあったり。


同じ景色を焼き直した上で、過去を吹き飛ばし、過去にさせてくれるような、そんな8月からの4ヶ月だった。

心持ちはあの年末に書いたブログと似ているかもしれない。でも、間違いなく、あの時に埋めたタイムカプセルを掘り返して、自分の中で始末をつけたと言える4ヶ月だった。


4年間、長かった。あの時に明確に間違えてしまって、変わってしまった世界線を、少しだけあるべき軸に引き戻せた感覚がある。2024以降、新たなストーリーを生きようと思う。

あの時と変わらないことがあるとすれば、自分がこう思えたことは、関わってくれた多くの人たちのあたたかさに依拠しているということだろう。やはり、1000年残るものがあるとしたら、感謝しかないだろう。

自分が過去を払拭できたのは、君たちのおかげです。だから下半期の大切な意思決定に関わってくれた全てのかけがえのない友人たちへ。限りない感謝を。

(あまりにも概念しか書いてなさすぎて、ひとつひとつの美しい思い出に申し訳ない気持ちもちょっと出てきています笑

具体物だけ振り返るようなツイキャスでもしようかと思ったけど、その余裕すらなかった。代わりに、自分の中で大きな2本の思い出をベースに動画を作ったので、それだけここに貼ろうと思う。関係してくれた人にだけパスワードを送ります。)


最後に、湯木さんへ。

今年の湯木さんは、「準備」の一年でしたね。昨日のツイキャスで今年の漢字は「病」(患?)だったとも言っていましたが、多くの浮き沈みがあると聞かせてもらった11月3日のライブ後を強く覚えています。
namedの動画は作らない、と言いつつ、恒例の振り返り動画に作ってる最中に結局名前をつけてしまったのも、来年への期待を込めてたりはします。湯木さんは僕の中でずっと不死鳥。炎に焼かれて、灰の中から再生して、より大きく、強くなる。2024での飛躍を楽しみにしていますし、それに追いつけるような自分でありたいと思っています。

活動は縮小気味だったな、と思いつつ、なんだかんだ、要所要所で結局多くのものをもらっている一年でした。tonetoneでもらったサインから始まり、6年間想い続けた『春に吹く音』まで。励ましと喜びをもらい続けていました。

いつも、ずっと、ありがとう

そして何より2019の焼き直しを決定的なものにした同じ日程、同じ場所でのHAKOBUne。

同じ時期に同じ場所に行ったり、同じ日に台風が来たり、同じように別の場所に住んだり、同じように「部活」を名乗って活動したり、本当ありえないレベルであの時の焼き直しと思うような出来事に、細かいことも含めたら信じられない数見舞われ続けて、何の因果かと思ってるところにトドメの如くその告知が飛んできて、ちょっと笑ってしまったのを覚えています。

あれを自分の中で明確な区切りとして設定できたのは、大きかったです。勝手にですが、強いきっかけにさせていただきました。ありがとう。



手短と言いつつ、結構書いてしまいました。過去のタイムカプセルを開けて、別のものを詰め込んだような、そんな感覚があります。今年埋めるこれを、晴れやかな気持ちで開けることができるいつかに想いを馳せながら、未来への第一歩としての2024を待ちつつ、今年を終えようと想います。良いお年を、みなさま。

鷲津

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