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金カム聖地巡礼【旭川と北海道開拓の村】

 金カムにハマったので、北海道に行くことにした。

この間(2022年8月)行った北海道のゴールデンカムイ聖地巡礼旅行がとても楽しかったので、記録にメモします。これから行く人の参考になれば。
今回金カム関係の4ヶ所だけピックアップして載せています。なお私が第七師団推しなので、内容が偏っていると思いますので予めご了承の程お願いいたします。ちなみに同担は歓迎派です。


旭川

札幌駅から高速バスあさひかわ号で約2時間。電車では約1時間半。飛行機なら国内線で旭川空港へ。シロクマで有名なあの旭山動物園を有する旭川市です。

私が行った時はちょうど高速バスのオンラインチケットの割引キャンペーンやってて(「らくとくスマホチケット」)、あらかじめカードで買えたし、降りる時に画面見せるだけでいいのでとてもラクでした。もうこういうの全部オンラインで買えるようになるといい…

あと旭川駅にはイオンモールがくっついてて、何をするにもとても便利でした。っていうか北海道のイオンって六花亭の店舗が入っているんですか!?!?天国じゃん…よく北海道の人たち太らないな…!!!

【北鎮記念館】

言わずと知れた北鎮記念館さんです。金カム好きな人はぜひ行ってください。第七師団推しは特にマストで。
アクセスは路線バスが便利です。「護国神社」バス停で降りましょう。なおICカードが使えない場合があるので小銭を準備しておくと良いです(使えなかった顔)

ここ旭川に本拠地があった旧陸軍 第七師団の歴史や記録、貴重な資料をなんと無料で(何故!)観ることができます。お願いすると丁寧な館内のガイドもしてもらえます。親切!!!

展示室2階の様子。北海道の開拓と防衛を兼ねて設置された屯田兵を母体に、1896年(明治18年)に編成された陸軍の師団、北鎮部隊と呼ばれた第七師団の歴史をたくさんの資料と共に学ぶことができます。


1階には、野田サトル先生の色紙と、館長さん自前の(!!??)白い恋人鶴見中尉缶、

金カム最終回の時のヤンジャン(!!?)、月島軍曹役 竹本英史さんの色紙、

館長さん自前の(!!!?!?)Blu-ray/DVD購入特典の軍人ブロマイド、館長さんが自力で抽選で当てた(!?!?!??)というサッポロビール クラシック×ゴールデンカムイのコースター(下段右下)、

館長さん手作りの(!!?!?!?)金カムの貸出用コスプレ衣装などが展示してあります。

愛じゃん。

これはもう肉眼で確認できる金カム愛じゃん。

なんかもう凄すぎて最早よくわかりませんが、極め付けには館内の読書スペースに当然のように全巻揃っている単行本………布教活動にも抜かりない………愛が…愛が深い…………!!!!!


【第七師團司令部 購買部】

2022年4月にオープンしたばかりの、北鎮記念館の中にあるショップ。小さな店内にはオリジナルグッズや自衛隊グッズ、どこのアニメイトよりも種類が豊富なゴールデンカムイグッズが所狭しと揃えてあります。そして、ここでしか買えない購買部のお姉さん手作りの自衛隊ベアの「着せ替え軍服セット」(4,980円〜)が売っています。以下勝手に宣伝。

左が少尉服、右が軍曹服

このかわいいくまさんは「自衛隊ベア」と言って、デフォルトの状態では迷彩服やパイロット服などを着ています。こちらの購買部さんの他、自衛隊グッズを扱うお店の通販などで購入できます。
自前の自衛隊ベアを持って行けば、購買部さんで軍帽を固定する用のマグネットをひとつ300円で頭に仕込んでくれます。うちの子もその場で手術してもらいました。親切!!!!!!!
もちろん、ここではマグネット仕込み済みのくまさんを買えます。その場で好みの顔を選ぶもよし、あらかじめ選んだ子を連れて行ってマグネット手術してもらうもよし、自分で仕込むもよし。お好みで!!!

着せ替え衣装の種類は[2022年8月現在]上等兵服や中尉肋骨服など全6種類あって、本拠地だけにさすがに階級の違いによる装飾の違いが正確です。最高。お買い求めの際には推しの階級をお姉さんにご確認ください。

なお、この着せ替え服はこちらの店舗での現金販売のみの取り扱いです。会場限定販売というやつですね。在庫切れの場合は後日発送が可能だそう。レアグッズ感ありますが、悪質な転売ヤーにはお隣の旭川駐屯地の屈強なニシパ達からの鉄拳が降りますのでお気をつけください。ぜひ現地でお迎えしてほしい…!
最新情報は公式Twitter(@daisichisidan)をご確認くださいね!以上、勝手な宣伝終わり。



あとこれはすごい私的な余談ですが、私の曽祖父は金カムの白石や宇佐美ちゃんと同年代の生まれで、陸軍に定年までおり、若い頃は旭川でバリバリやっていたと聞いていて、今回は御先祖様ゆかりの地を巡る気持ちで来たのでした。正直、私が金カムを読む前の歯止めになっていたほど、知るのが怖かった親族の歴史なので内心ドキドキしていましたが、思いのほか記念館の皆様が親切で居心地が良くて大変楽しくて、そして曽祖父の時代のいろんな資料が見られてとても良かったです。唯一残ってる曽祖父の写真で見た立派そうな勲章の名前がわかって良かった。帰ってから一番に軍服くまさんと金カムビールを曽祖父の指揮刀にお供えしました。


あとさらに余談ですがたまたまこの時に金カムのARスタンプラリー(「北海道はゴールデンカムイを応援しています」)のバナーが設置されていて、ここ北鎮記念館さんは鶴見中尉のバナーだったため、江渡貝くんみたいなテンションで「鶴見中尉にハート無視されるの撮ってもらっていいですか!?!?」という無茶振りをかましてしまいましたがノリノリで応じていただきました。めちゃくちゃ満足した。本当にありがとうございました。

鶴見中尉殿に塩対応される夢が叶った。ぜひ流行らしてください。


北鎮記念館さんの最新情報は公式サイトにてご確認ください。公式YouTubeチャンネルもあるよ。月曜日は休館日なのでお気をつけを!

北鎮記念館
https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/2d/hokutin2/top.html


【中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館(旧旭川偕行社)】

旧陸軍 第七師団が旭川に設置された頃、将校たちの親睦を深める場として設立されたのがここ旭川偕行社。現在は当時の面影を残すように改修され、趣のある素敵な彫刻美術館になっています。

ここのことを全然知らなくて完全にノーマークだったのだけれど、購買部のお姉さんに「ぜひ!!!」とオススメされてノコノコ行ったら大変良かったのでご紹介します。さきほどの北鎮記念館からは「護国神社」バス停から春光園の方に行く路線に乗れば簡単に行けます。記念館の方々に聞けばすごく親切に教えてくださいます。大変助かりました…!

ただでさえ私がこの時代の洋館大好きマンなのでテンションブチ上がってたのだけど、館内の中央階段が、この時たまたま私がスマホの待受にしていた鶴見中尉(単行本18巻のカラー扉)(「ゴールデンカムイ公式壁紙プレゼント」←18巻発売記念のとこ)のそのままの場所だったので、ビックリして変な声出して失神するかと思いました。「今の私の待ち受けじゃん!!!?!?!??!?」とか声出そうになったけど理性で抑えられたから偉い。

↓壁紙気に入ってて人に見せびらかすまだ何も知らない5月の私

突然現れた推しの最高の撮影地にテンションが宇佐美上等兵になってしまいました。とりあえず失神せずに済んだけど、動転して思わず近くにいた博物館の係のマダムに「私の待ち受けココなんです〜」とか自慢してしまいました。すみません。

なお、館内の展示作品は撮影OK表示があるもの以外は撮影禁止、建物の撮影はOKですがSNSへの投稿はご遠慮くださいとのことです。
さっきの階段もだけど、どの部屋も近代的な彫刻作品の展示と趣のある洋館の雰囲気が相まって素敵だったのでぜひ体感してください。入館料や開館日は展示によって変動するようなので都度ご確認を。

中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館
https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/sculpture/

札幌

【北海道開拓の村】

札幌郊外にある、明治から昭和初期にかけての北海道各地の建造物を移築復元・再現した野外博物館、北海道開拓の村です。入村料は大人ひとり800円。近くにある北海道博物館との共通券もあります。
ゴールデンカムイの漫画・アニメに出てくる建物や風景のモデルになった場所がたくさんあります。ここはゴールデンカムイ村か??と思うくらいには脳がバグりましたので皆もバグって。そして原作にない幻覚を見て。

アクセスは、札幌駅から電車で新さっぽろ駅または森林公園駅で降りて、路線バスを使うのが便利です。ちなみに私は森林公園駅で出口の左右を間違えて諦めてタクシーを呼びました。

今回、全部は到底回りきれなかったので(1日じゃ無理です)、行けたところで特に印象的なところを順不同で載せていきます。

旧札幌停車場

24巻 親孝行息子尾形の背景、28巻 札幌停車場。ここが開拓の村の管理棟になっていて、お土産屋さんもこの中にあります。

中のホールには金カムコーナーが!

野田先生、杉元佐一役 小林親弘さん、アシㇼパさん役 白石晴香さんの色紙と、モデルになった登場建造物のマップと登場箇所の説明が展示してあります。マップわかりやすくて大変便利だったので、ぜひスマホで撮ってから回りましょう。

丸印してあるところが作中に登場した建物。
ほとんどでは…???


旧浦河支庁庁舎

6巻 みんな大好き札幌世界ホテル。家永さんめっちゃ好きなのでここでかなり時間を割きました。チェイテ城に行っている(別記事)ような人間が家永さんを好きでないはずがなく。

家永さんが駆け登ったり白石が滑ってた階段。


旧近藤医院

6巻 負傷した家永さんが休んでいた病院。


旧松橋家住宅

第七師団兵舎内部としてたびたび登場。
8巻 谷垣の回想で鶴見中尉と話してるシーン、
24巻 月島軍曹の回想で鶴見中尉が骨触ってるシーン(考える人の像がある)、他。

オタクはこういう意味深アイテムに弱いんですよ…!


旧武井商店酒造部

2巻以降、第七師団の兵舎外装としてたびたび登場。なんかすごく見たことある…!


札幌農学校寄宿舎(恵迪寮)

第七師団兵舎としてたびたび登場。

10巻 白石が捕まってた第七師団の兵舎、
20巻 鯉登少尉の回想で鯉登親子が鶴見中尉に挨拶に行った部屋。


10巻 鯉登少尉が初登場時に駆け上がってた階段、
11巻 尾形の回想で勇作殿が話しかけてた踊り場。


20巻 鯉登親子が降りてた階段。

20巻 鯉登少年と尾形が「君の名は。」してた階段。

 

他の部屋や廊下もとても素敵だった…


旧広瀬写真館

13巻 ゲンジロちゃん達がブロマイド撮った写真館。



旧山本理髪店

6巻 尾形がイイ笑顔してた床屋さん。
ここの前を通り過ぎる人がみんな「尾形…」「尾形の…」とか言ってて面白かった。知らない人が聞いたら尾形さんは床屋さんなのかと思ってしまう。


旧菊田家農家住宅

7巻 親分と姫の館。

生首が置いてあった階段。

家の前で四つ葉のクローバー見つけた🍀ふたりで仲良く探していてくれ…BIG LOVE…


旧樋口家農家住宅

12巻 ラッコ鍋の時の家。


旧浦賀公会会堂

27〜28巻 鶴見中尉がアシㇼパさんをかくまった教会。

あの椅子。


旧三〼河本そば屋

2巻 杉元がにしんそばを食べたお店。

この場所ではないですが、にしんそばは敷地内の開拓の村食堂で実際にいただくことができます。

麺が太めで関東風の濃い口の味付け。鰊もホロホロ。ヒンナヒンナ!!! 値段は税込1,000円でした。


以上、開拓の村の回れたところで特に印象深かったところです。これはまだほんの一部で、こんな感じで金カム民に響く場所がたくさんあって大変楽しかったです。土方一派ゆかりの建物もたくさんあったけど全然回りきれなかった!!!
もちろん他の建造物も興味深いものばかりで、場所によってはボランティアガイドさんに詳しいお話を聞けます。

敷地内は無料のWi-Fiが使えるので、「ここ見たことある!」っていう所を見つけたら電子書籍で確認することも容易。ちなみに私は寄宿舎の部屋や廊下で「ここで勇作殿が尾形に話しかけてた気がする…!」と思って慌てて電子書籍で確認しましたがほとんど幻覚でした。もはや無いはずのシーンすら見える。

北海道開拓の村、とてもオススメです。ぜひお越しください。
開館状況など最新情報は公式サイトにてご確認を。北海道のゴールデンカムイ展ここでやればいいのに。

北海道開拓の村
https://www.kaitaku.or.jp


以上、今回の聖地巡礼メモでした。金カムの民の旭川と札幌旅行の参考になれば幸いです。

(今回の旅行自体いろいろあって面白かったので、レポート的な日記も書くかもしれません。その時はもうちょっと細かく書きますね…!)

追記
細かい日記の方書きました。
◆【金カム聖地巡礼】0〜1日目 関空→札幌→旭川
順次追加していきます。


ここまでお目通し下さり、誠にありがとうございました。良い聖地巡礼ライフを!


九和

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