【フィギュア】顔のリペイント方法などメモ
(2023.11.4 補足の説明と、フィギュアと関係ない画像とかを追加しました)
(2023.12.2 本筋に全く関係ない画像を追加しました)
フィギュアのリペイント(顔などの塗装を改造すること)の個人的なメモです。誰に頼まれたでもなく自分用のメモで本当に恐縮ですが、自分なりのやり方が落ち着いたので書き残しておきます。
使用する画材は主にアクリル絵の具です。
販売されているフィギュアは凄い技術を持った人たちの手によって完成されたもので、手を加えることを推奨するわけでは全くありません。後述するけど5000%自分のためです。もともとリペイントに興味のある人の参考になればいいかな〜と思います。
(参考にしていただくのは大丈夫ですが、自己責任のもとで行なっていただきますようお願いします。また私がリペイントするのは自分の所有のものだけですので、人から頼まれたものはお受けできません。何卒よろしくお願いします。)
※これより下、首だけの状態のフィギュアや、眉が無かったり作業途中の状態のフィギュアが出てきますので、そういうのが大丈夫な方のみお進みください。
※あと推しの好きなところを語ってるだけの部分が多々あるので鬼舞辻無惨様の同担拒否の方々には本当にすみません。ご自衛いただけますと助かります。ちなみに私は同担歓迎派です…!
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余談
今年(2023年)5月に「能狂言 鬼滅の刃」を観てから身体がおかしくなり、その後の4ヶ月は月3ペースで能狂言を観に行き、それと並行して鬼舞辻無惨様グッズを集めるようになりました。あの日まで無惨様完全にノーマークだったのに。それもこれも全部野村萬斎無惨様が美しすぎたせいです。寿命が500年は延びました。絶対に再々演してほしい能狂言鬼滅の刃。ありがとう能狂言鬼滅の刃。
(「私の顔色が悪く見えるか」のとこで見つめられてからのその後の記憶がない)(多分劇中で鬼にされた人もこんな感じだったんだろうと思う)
というわけでかなり遅咲きで鬼(舞辻無惨様推し)にされてしまったわけですが、ただそこはさすが国民的ビッグジャンル鬼滅、福利厚生が手厚い。グッズめちゃくちゃ出てるし、お譲りも結構出ていて今でも手に入るものも多い。
これまでの私の推しキャラってお世辞にもグッズとか全然出てないキャラが多かったので、鬼滅というジャンルの手厚さが身に染みる。ありがとう鬼滅の刃、ありがとうufotable。
その流れでフィギュアに手を出すのも早かったわけですが、公式から出ているフィギュアは怖いお顔をしているものが多く、いえ怒っている無惨様も素敵なのでそれはそれですごく良いんですけど、ただ「怖いお顔をしている無惨様と同居するのは精神的にキツい」という個人的な事情により、「それならお顔を私好みにいじってしまおう!」と判断した次第です。
以下、既にいじったものを数点。左がビフォーで右がアフターです。
この↑フィギュアは口の形がへこんでて造形から作られてるタイプで、どうしても口角上げたかったのでヤスリで削るか?とも考えたんですが、無視してそのまま口描き直したら案外違和感ありませんでした。好きなお顔にできたのでお気に入り。
フィギュアーツミニの頭を引っこ抜いて、「ホビーベース 関節技 球体ジョイントミニ」のパーツを使ってオビツ11ボディに合体させました。詳しい方法は「オビツろいど 首ジョイント」などで検索すると先駆者の方々のわかりやすい記事が読めますのでご参考にぜひ。
ほんとにド素人なので出来は大目に見ていただきたいんですが、これで少なくとも私の情緒は守られました。ヨシ!
リペイント
リペイントはパテを使ってパーツを足したり、脱がせたりなどいろんな方法があるけど、今回はお顔のみをいじります。顔の一部を消して、描き直すだけ。上の3つのリペイントも全部同じ手順です。
鬼滅のフィギュアは特にもともとの造形の出来がすごく良いので、唯一「顔」だけを自分好みに変えていきます。メイクをするような感じ。
今回はプライズの女無惨様のフィギュアのお顔をリペイントします。
品のある佇まいに、重そうな着物の質感がすごくいい。お美しい。このままで全然いいなと思うんですけど、やっぱり私の情緒のためにお顔だけちょっといじらせていただこうかなと鉄の意志で取り掛かります。
女無惨様、正式な通称は「擬態 芸妓」だそうです。芸妓さん。ということはやっぱりお座敷出てたんかな。下弦パワハラ会議の後も和風庭園のある料亭みたいな建物に帰ってたし。お仕事…してはったんですかね………???
無惨様は潜伏先を結構短いスパンで変えてるっぽいけど、おそらく癇癪を起こすたびに潜伏先の人達を殺しちゃって居られなくなるんだろうな〜(※めんどくさ可愛いというジャンル)と勝手に解釈していますが、その中で「次は芸妓やってみようかな〜絶対似合うし」という結論に至ったであろうその精神性がたまりません。自分の美に絶対的な自信がある最強キャラ大好き。しかも無惨様のモチーフのペイズリーっぽい柄を"帯"に持ってくるところが大変おしゃれ。着物本体じゃなくて帯。おしゃれ番長皿屋敷。あとお着物の控えめなお花柄がかわいい。お着物って選ぶの大変だろうし「やっぱり花柄がいいかな〜こっちのはちょっと可愛すぎるし帯に合わせるならこれくらいの方がいいかな〜」とかやってたはず。その会話に混ざりたい。あの美しいお顔から出る理不尽な叱責を受けつつ、極々たまにご機嫌の良い時だけに出るにこやかな笑顔を見て失神する下働きのモブやりたい。(ここまで妄想)
「月彦さん」の時の男性の無惨様はそもそも周囲のモブが生き残るのが高難易度すぎて夢女が育ちにくいんだろうなと思う。なんかこう、夜の都会の人混みの中ですれ違って「今の男の人すんごい美しかったな…」って言うモブならやりたい(妄想)
使用道具
私自身もともと絵の具で絵を描いていたので、基本的に使用するのはアクリル絵の具です。
※「チークを足すとかわいい」の参考事例↓
下準備
ここから実際の作業に入ります。
まず、作業しやすいようにパーツを分けます。
今回はもともと首から上が別パーツだったので、更に前髪パーツを外すことにしました。ドライヤーやお湯などで温めて、結合部分の接着剤をゆっくり剥がします。熱いし硬いのでご注意ください。ちなみに私は今回左手の爪をバリバリにやりました。気をつけましょう。
ちなみに上にあげた3つのフィギュアの作業の時は特に分解することもなく、ティッシュなどでぐるぐる巻きに固定して顔だけ出す形で作業しました。でも意図せず汚したりとか絶対にあるので、できれば最小限に分解した方がいいと思います。
消す
洗浄液を容器に少量入れ、綿棒を浸して任意の部分の塗装を落とします。
かなりキツい液体なので作業中は必ず換気をしましょう。
だいたいの塗装はこれで落ちる。
今回は顔のうち「眉」「下まぶたライン」を消します。
・眉
→色を濃茶にして角度を変えて描き直す。
・下まぶたライン
→眼を下方向に少し大きくする。
なお、瞳の部分は消さずそのままにします。目を大きくするカラコンのイメージで、瞳のフチを描き足して強化します。
目線を変えるとか、よほどの場合で出ない限り瞳の部分は基本的に残します。フリーハンドで左右対称に描ける方は全部消して描き直すのも全然アリですが、私は自信がないので全消しは最終手段に残しておきます。
あと、当初の予定では口紅の色も変えようかなと思っていましたが、実物をよく見たら色味が髪飾りの色に合わせてあることに気付いて保留にしました。お、おしゃれ…!
描く
まず眉を消します。
眉色はもともとは黒でしたが、濃い茶色で描いていきます。私の好みです。
使い捨てパレットに絵の具を出して眉を描いていきます。
使用画材は手持ちのものを使いましたが、「無惨様のお顔の各パーツが1色で出来ているわけないだろ」という個人的な理由により多色を混ぜています。眉はセピアをベースに赤とか紺とかを混ぜて暗い色を作りました。
ここに写ってないけど白のアクリル絵の具も使ってます。逆にK100%みたいな黒色の絵の具は基本的に使いません。暗い色は混ぜればいくらでも作れるし、同じ黒色でもその方が面白いです。
目元部分に取り掛かります。
今回は少し目を下方向に大きくしたいので、下まぶたの黒いラインを消し、目元の部分を広げます。出来るだけ元の瞳は残す方向で。
ここからは0号の筆でちまちまと色を乗せていきます。以前は黒のペンだけで描き足したこともありましたが、やはり色あった方がいいなと思い絵の具を使っています。
失敗してもツールクリーナーで絵の具も綺麗に消すことができます。トライアンドエラー。目標とする参考画像を睨めっこしながら頑張りましょう。
なお、今回は無惨様に落ちてから観た無限列車編『明け星』のOPの女無惨様(新規絵)が良すぎて情緒グッチャグチャになったばかりなので、ハイライト多めの上目と、その後の肩越しのカットのお顔を参考にしています。上弦会議の時もあったけどあの肩越しの舐めるようなカットいいよね、良い匂いしそう。無惨様のイメージ香水はPrimaniacsから最高のものが出てますけど女無惨様のはまだないんだよな、でもたぶん香水というよりも上品で耽美で退廃的なお香系の香りがすると思います(ここまで妄想)
アイラインが濃いのは私の趣味です。見えないけどアイシャドウも少し入れました。ラメとか入れても可愛いと思う。
仕上げ
お好みでトップコート(ガンプラコーナーとかに売ってる表面保護用の透明のスプレー。光沢、半光沢、つや消しの種類があります)を使うのもいいと思います。ちなみに今回は使っていません。
ビフォーアフター
顔が決まったら、分解していたパーツを元通りに接着して完成です。
好みのお顔にできたのでひとまず満足です。
おわりに
フィギュアを作るのって本当に大変で、販売されている品の熟練の技術は本当に凄いものです。私にはその技はなく、ただただ凄いなあと思うばかり。完成されたものをいじるのは心苦しく思いますが、一方で私個人はドールオーナーでもあるので「自分好みにアレンジすることでもっと大事にできる」ことを知っています。自分の管理と責任の範囲内で、個人的に楽しむのはアリだと考えています。誰にも迷惑をかけないのを大前提として!
あと余談ですが私が吸血鬼っぽいキャラクターに落ちるのはもはやライフワークかなと思っていますので(別記事↓参照)、同じ性癖 体質の方がいたら飲み明かしたい。よろしくお願いします。
ここまでお読みくだり誠にありがとうございました。皆様も良い推し活ライフを!
追伸
ただの自我なんですけどせっかくなので書かせて
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