2024年にNSCに入って半年ほど経過したので、やっていたら良かった事や所感を並べる

2024年にNSC(吉本総合芸能学院)に入りました。

NSCに入って半年ほど経過したので、やっていたら良かった事や所感を並べたりします。自分の備忘録でもあります。
ちなみにどんな授業内容がとかの話はほとんど無いです。タイミングや地方によって色々違うと思うので、それを話しても情報のノイズになりそうなのでそれについては書かないです。

NSCって?

一言で表すとNSCは吉本の運営しているお笑いの養成所です。
NSCは東京、大阪、札幌、名古屋、広島、福岡、沖縄にあります。7箇所あります。実は東京と大阪以外の地方にもNSCがあるんです!
リンクは下記。

自分は東京、大阪のNSCの学生ではないので、そこではどんな授業をしてるかあまり知らないです。授業内容が気になるようであればNSCとか吉本のYouTubeを見てもらったいいかと思います。

ちなみになんですが、吉本の運営しているNSC以外にも色々あるようです。
NSCを調べるまで知らなかった。。。みんな知ってるんですかね?


自己紹介

自分の芸名は『ウォッシュ村上』です。名前の由来はあだ名です。現在は1人でやってます。ピン芸人というやつです。

ウォッシュの由来ですが、高校時代の友人がウォシュレットの止め方がわからず床を水でびちゃびちゃにした事件があるんですが、それを自分がやったと思われて、、、それが自分のあだ名に定着しました。しかし今になって考えると濡れ衣すぎる!

で、普段はWeb制作の仕事をしています。今年で40歳になります。
共著ですがWeb制作の書籍も出版しています。いつかは1人の名義で出版したい!出版社の方、気になれば連絡お待ちしています!
書籍はこれです。本名が出ちゃっていますが。。。まあいいでしょう。本名でたまに外でも話をしたりするので。

入ったキッカケとか

NSCに入ろうと思った一番のきっかけは2023年の人工知能の進化がかなり凄くて、『こりゃ自分の仕事が無くなりそうかな』と思った事です。人工知能を使ったことがある人は少なからずそう思ったのではないでしょうか?

『自分の技術をお笑いに合わせたら面白そうかな?』という純粋な疑問だったり。
自分が大学に行っていないので勉強と青春みたいなものを体験してみたかったりとかです。専門学校は卒業しているのですが、新聞配達とバイトを結構しながらであまり遊べなかったので憧れがあったり。
仕事で自分でコンテンツを作れたら受注が楽そうだな。とか。
1つのキッカケで決めたという感じではないです。色々な事がまだらに混ざっているようなイメージです。

そして、、、実はお笑いにあまり詳しくないです。。。
なので勉強しないいけない事が多くて結構大変です。しかしなんでお笑いを勉強しているんだという疑問は自分自身でも感じます。

やっていたら良かった事や所感

ここからやっていたら良かった事や所感を並べるです。
説明が少し長かったです。。。

やっていたら良かった事

で、やっていたら良い事は。。。
人によってそれぞれです!
となると、全くこれを書いた意味が無いので自分にとって意味がありそうなことを並べます!

メモをすぐ取る癖をつける

これはNSCに限らずですが、メモを取る癖をつけると良かったです。自分の場合は仕事でバババっとメモを取るので大丈夫そうでした。
これは普段からしてると人もいると思います。
自分の場合は仕事中でもプライベートでも思いついたらメモを取りたいです。みんなそうだとは思いますが。

紙でメモ取るのが苦手なのでスマホかPCでメモを取っています。そうなるとデバイスによってメモが共通じゃないと情報がばらつくので、クラウドで同期できるタイプのアプリを使用しています。もちろん同じスマホでもPCでも同じアプリを使用しています。
デジタルの場合は検索もできるので結構良いです。
もちろん紙でメモも取っています!そっちの方がアイディアが出る場合もあるので、じっくり考えたり発想をした場合は紙でメモを取っています。

情報を遮断する癖を身につけて、情報取得にはメリハリをつける

これは人によってはあまり良くないような気もするのですが。。。
余計な情報は遮断するようにしています。しかし基準も難しいです。これはネタを作らないといけないので、ついつい情報を見てしまい気が付いたら1時間経っていたという事もあるので。
タに関連する事だったり、時事性のある事だったりすると完全に見ないというわけにもいかないです。だって、娯楽のための時間を創造しようとしているので。

なので情報取得にはうまくメリハリをつけて付き合っていくと良いかと思います。決まった時間や曜日などにそれを解禁するとか、見る情報のルーティンを決めてしまうとか。
しかし自分はこれがあまりできていないです。。。自分を制御できる人はすごいです。とりあえずついつい意味も無く見てしまうサイトを強制的に見れないように制限してます。

自己分析を行う

これは行っていて良かったです。自分が会社員をしているので就職活動の際に自己分析をしていました。どんなやり方でもいいんですが。。。他人に聞くのが一番手っ取り早いと思います。自己分析の書籍とかあると思うんですが、思った方法だと。知り合いに人間性の事を聞くのが良いかと思います。

長所と短所という言葉がありますが、そんな事をあまりに気にせず色々自分の性格を洗い出すと良いかと思います。長所と短所は裏返ることも多いです。心配の反対だと慎重となったり、正義感が強いは一方的な意見を見てしまうとか色々言い換えたりしてしまうので。でも自分がポジティブな言葉で自分の性格を分析するのがいいかと。

他にも自分の癖に気がつけるといいと思います。どんな時にその癖が出てくるのか確認すると、自己分析に使えると思います。ネタ見せの最中に口を触っていたらしいのですが、考えたり緊張したりすると出るらしいので、そこを意識すると自分の状態がある程度把握できたりしました。手を口に持ってきそうになったら、『今、緊張しそうになってるんだな』と冷静になったりできました。
他にも自分の癖がお笑いに使える可能性もあったりします。その動きを過剰にしたら人物像が印象強くなるかもしれないです。例えば頭をカキカキする癖があったらそれをオーバーにやったら面白くないですか?自分だけですかね?

状況を簡潔に伝えられるようにする

これはネタ見せの際に色々な人が言われるのですが、『どこで誰が何をやっているのかが全くわからない』講評を受けることがあります。

この↑文章も悪い例です。何のこと言っているかわからないですよね?
あと、この文章の前にネタ見せって言葉が途中から出てきていましたが、これも人によってはわからないですよね?

で、ネタ見せというのがNSCでは1番多い授業で、自分で作ったネタを講師の方に見てもらい講評をしてもらう授業です。好評というのは、これが良かった悪かったみたいなものです。ネタというのは自分の作ったお笑いの漫才だったりコントだったりです。
2分のネタを作り、それをひたすら見てもらいます。なぜ2分かというとM-1グランプリやR-1グランプリの1回戦の時間が2分だからだと思います。思いますというのは明確に理由は聞いたことが無いので。あと人数が多いので2分じゃないと全員を見れないというのがあるのかと。

これはネタ見せの際に色々な人が言われるのですが、『どこで誰が何をやっているのかが全くわからない』講評を受けることがあります。

先ほどの文章

でこれの意味ですが、
ネタ見せという授業がNSCでは多くあります。たくさんの生徒が講師の方にネタ見せをします。その中でよく言われる事が『その設定がどこで誰が何をやっているのかが全くわからない』と言われてしまう。
というような意味です。

こんな文章を作ってしまうように、『説明をしなくてもわかるだろう』という自己完結している状況でネタを作ってしまう事がかなり多いです。そうするとネタを見ている人が頭にハテナマーク?がついてしまいます。その?がついてしまうと、そもそもの状況がわからないために笑うと状況に繋がらない事があります。
2分という時間だと状況の説明にあまり時間を使えず、簡単な説明だけでネタを進めてしまう事が多いです。
もちろん状況を説明しないでもそれ自体が面白く笑ってしまうようなネタもありますが、そういった方法で笑ってもらうのはかなり高度だと思います。

話が少しずれましたが、ネタの最中でなくても日常生活で状況をきちんと伝えられるように意識をして生活をする良いです。
社会人の人であればプレゼンの前に今から話すプレゼンでは最初に簡単に説明をしたり、今はどの段階の話をしているかを資料に入れるとか。もちろんお笑いだと最初に全部説明しすぎるのはダメですが。。。
友達と話す場合にどんな状況の話なのかきちんと説明するとか。友達に協力してもらい、『話の意味がわからない場合は教えて』と言ってみたりするのがアリかと。
人見知りしないのであれば、BARで知らない人に話してみるのもいいかと思います。
ネタ見せ後に言われたような気がしますが、芸人さんに『30秒くらいで状況を説明できるような練習をするといいよー』と言われました。なのでそれを守って友達や後輩にあった場合にそのような話の練習もしています。

ネタ作りの話になりますが、難しい設定はかなり説明が大変なので最初のうちは避けるほうが良いと思います。
例えば『現代から異世界に転生したけど記憶喪失だったがよくわからない食べ物を食べたら記憶が戻ってきた』というネタを考えたとします。こんな状況のネタをなかなか考えないとは思いますが。。。
その場合、

  • 衣装の説明

  • 異世界の説明

  • 転生という意味の説明

  • 記憶喪失という設定はどうやって伝えるのか?

  • よくわからない食べ物とはどんな食べ物か?

など設定の伝え方のハードルがかなり高いです。
もちろん見る人の知識や嗜好によってはスッと状況がわかりますが、全員がわかるとなるとかなりハードルが高いです。
状況の説明にほとんど時間を使うか、コントの道具と衣装をきっちり揃えるなどしないとおそらく笑わせるのはかなり難しいです。

それであれば共通の経験があるような、学校、電車の中、祭り、買い物、料理、ことわざ、漢字、などの設定を使う方が状況の説明をしやすいです。

ただし自分の好きな事を貫くのもまたカッコいいと思います。
自分はファンジーが好きなのでそういったネタを作ったのですが、衣装も小道具を揃えるのが難しく状況が伝わらなかったので、現代でできるような状況のネタにしています。
ただいずれファンタジーはやりたいです。舞台の中に魔法陣を作るようなネタを作りたいと思っています。

話が脱線してしまいました。。。

自分が面白かったこと、面白くなかったことを分析してメモをする

これは入学前にやっておけば良かったです。。。
自分が面白いと思った漫才やコントに限らず色々なものを見た際に、なぜ面白かったのかメモをすると良いと思います。
自分のネタを作っていてもしも詰まったら、そのメモを見返すと自分の中の基準を見つめ直すことができると思います。

ただメモをするだけでなく、状況が面白かったのか、人が面白かったのか、ボケが面白かったのか、またまたそれに当てはまらないが面白かったのか。。。
色々あると思います!

またその逆の面白くなかったことも分析すると良いです。嫌いなものの方が何故だか詳しく調べていたりすることもあります。
そんなものを普段からメモをしておくと自分自身を理解できてくると思います。色々なものに触れて、面白いということ深掘りしていきましょう!といっても自分もあまりできていないです。。。

ちなみに自分は全く関係が無いですが、音楽好きな曲のポイントひたすら書くというのをやってみました。なぜかお笑いに関係ない事を。。。でも自分で自分の分析をする練習という意味では良い経験でした。

趣味や得意なことを身につける。深掘りする。

もし自分にお笑い以外の得意な事や好きな事が見つかっていないのであれば、それを身につけると良いと思います。すでにある人はそれをさらに深掘りすると良いと思います。
やはり好きな事があるとお笑いでもお笑い以外でも役に立つことが多いと思います。

例えば、自分の場合はWeb制作ができるので、デザインを作ってネタの映像を作っています。作ったデザインはモニターを使って表示をさせています。
陣内智則さんのネタのイメージに近いです。

他にもギター製作系の専門学校を卒業してるので、ギターの演奏や楽器に関する知識があります。
ちなみに本当は音楽系のネタを作りたいのですが、自分のお笑い技術ではあまりにも難しくで作ったのは良いものの、どスベリしてしました。。。また技術が身に付いたら音楽系のネタにチャレンジしたいです。

自分の場合は直接ネタに使えていますが、色々な芸人さんのネタを見ると自分の好きな事をネタに活かしている方も多いです。競馬、パチンコ、競艇などネタにしている人を見たことがありませんか?
人によってダンスをしたり、歌っぽい部分を入れたり、野球のネタを入れたり、何かしらの色がある場合が多いです。それが自分の特色になるのではと思います。

まだまだ自分はそもそもデビューすらしていないので、表に出ていることがありませんが、ひょっとしたら自分の特技に関連することが何処かから呼ばれることがあるかもしれません。

普通の設定でネタを1回作ってみる

普通の状況でネタを作ると自分がどのように物事を観察しているかを確認できるので良いです。人よって反論があるかもしれませんが。。。

そもそも普通の状況とはどんなことか?
例えばコンビニで何からしらのネタを考えてみるとします。
そうするとどのような状況でネタを作るでしょうか?
例えば

  • コンビニのトイレを借りたい

  • コンビニで変な商品が売っている

  • 店員が変な行動をとっている

  • 店員がコンビニに入れてくれない

  • コンビニに強盗がいる

  • 仕入れが極端なコンビニ

  • 店員の数が以上に多い

  • 店員が誰かのファンすぎる

  • コンビニの立地がおかしい

  • コンビニのレジで早打ち競争をしている

  • コンビニ以外の仕事もなんでもやってくれる

  • コンビニのバイトの方法を教える

など人によってアイディアや切り取りする部分が違くなります。
コンビニという普通の設定だとしても自分の特色が何かしら出てくるので、そこに自分のスタイルとか癖とか面白いと思っている部分など見えてくるものがあるかもしれません。
コンビニという普通な設定でも自分の目線を通すとオリジナリティが絶対に出てきます。というか普通という状況自体が、あまり普通じゃないのかもしれないです。普通ってなんなんでしょうね。。。

変わったネタを考えるのももちろん良いです。というか自分もそういった変わったネタが好きなので。
もし普通のネタを作っていなければ、一度は普通のネタを作るのも良いと思います。自分はファンタジーな設定にこだわっていたのでなかなか状況説明が上手くできませんでした。普通のネタを作ってみてそこから、普通の状況に自分のクセを入れたら少しマシになったと思います。まだまだ笑ってもらえることがほとんど無いですか。。。

普通の設定は何でも良いと思います。童話、合コン、カラオケ、面接、スポーツ、遊園地でデート、別れ話、告白、文化祭、ファミレス、など大勢が体験した事がある設定が良いのかと思います。

自分の場合は桃太郎で作りました。NSCに入る前に作っています。
設定は桃太郎の演劇するから効果音を作ってもらう。というネタです。

やった意味があるかわからないこと

他にもこれは効果がありそうでやってみたが、どんな効果があるかよくわからなかった事です。
箇条書きで羅列します。

  • お笑いの動画を見る
    笑イザップという動画をひたすら見てましたが、これは多分見ているだけだったかもしれないです。他にも色々な芸人さんのネタの動画を闇雲に見ていたと思います。

  • お笑い関連の本を読む
    これは判断が難しいです。
    自分は変な解釈をしてしまっていた部分があったかもしれないので。。。本に書いている内容って当たり前ですが質問できないです。なので解釈が違う可能性があるかもです。一回は目を通す感じに読んで、NSCに入ってからネタを作ってからまた見るのがいいかもしれないです。
    芸人さんエピソード系の本はやる気出すのにたまに見返します。
    ただ読書は知識が貯まるので良いです。普段から本を読むのは好きです。

  • エピソードトークの練習
    これは良かったような良くなかったような。
    エピソードが貯められたのは良かったです。長めのエピソードは舞台で使えないので将来YouTubeに出る場合とかに使えたらいいのかも。
    30秒の時間制限を設けて話せるようになるとかは良いと思います。

  • 自己紹介で話すことを考える
    NSCで自己紹介をするのは最初の一ヶ月くらいなので、それ以降は使わないかもしれないです。
    初めて会う作家さんや芸人さんもいるのでその際に自己紹介できるといいんですが、いちいち授業でやったような自己紹介をいつもするわけではないので。。。普段の生活で芸人用の自己紹介ってあまりしないので。
    ネタの内容で自分自身を覚えてもらうパターンの方が多い気がします。自分の場合はモニターのネタをする人って覚えてもらってるかも。。。

  • 芸人さんのSNSをチェック
    これは意味が無いわけではないのですが。。。それよりネタを作ったり自己分析したりした方がいいかなと。SNSは時間泥棒なので。

とりあえず思いついてる事を書きました。
また思いついたら追記するか、新しく記事を書くと思います。

では。では。では。では。

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