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女流四人での茶番劇wwwww【Mリーグ】

こんにちわせりん、わせりんです。

この試合を見ての率直な感想は「悲しかった」ですね。

私は女流(個人的には女流と言う言い方は好きではないんですが、公式が女流と使ってるので今回の記事では「女性」ではなく「女流」と使うことで合わせています。)Mリーガーを一人のMリーガーと見ています。なので、女流だからと下手だろうとか、実力度外視で選ばれてるんだろうとか、

できるだけ思わない様にしようと思っています。いや、思いたくないのかもしれません。

事実、岡田プロや丸山プロは最初の頃は他のMリーガーに実力が追いついていなかったのですが、メキメキ実力をつけて今や明らかに平均よりは上の打ち筋になっています。

ほとんど打ち筋が変わっていないSさん、Hさん、Fさんに比べたら、一人のMリーガーとして素晴らしいことだと思いますし、私はその成長に本当に感心したものでした。

この試合が始まる前には一縷の希望を持っていました。

「今日の試合は最高峰のMリーグの名に恥じない試合が行われるかもしれない。女流対決とかではなく一つの試合として面白いかもしれない。

・・・

恥まくりでした。

内容としては間違いなく今シリーズでは最低。過去シリーズの中でも最低レベルの試合でした。

まだたくさん出てきます。

結局、女流対決って華やかさだけの卓なんだなあと。真の意味で男性も女性もトッププロとして活躍できる場はここには無いんだなあと。

そもそも、Mリーグ側も一人の選手として扱うのなら女流がどうこうとか言う必要がないと思うのは私だけですかね。

公式が、女流であることを前面に押し出すPR。まあ、注目するのはわかりますが、これが本当に藤田さんの言ってた女流のレベルを上げることに繋がってるんでしょうか・・・

上記の記事から抜粋して引用↓

藤田晋チェアマンが、2019年シーズンに向けて新たなレギュレーションに入ったチーム構成の「男女混成」について

「これから女流のレベルを底上げするためにも、ちゃんと枠を作っておきたい」
と理由を説明した。

「もともと麻雀界というものが、男性主導で作られてきたので、レベルは男子の方が強くなった。(麻雀は)老若男女が同じ土俵で戦えるのがいいところ。女流リーグ、シニアリーグ、リトルリーグとか作るべきかなと思った時期もあるんですけど、これからも老若男女が同じステージで戦えるように、(ルールに)早めに入れました」
と経緯を語った。

本当にMリーグは同じ土俵なんでしょうか?

選手としてはどんな気持ちなんでしょうね。麻雀ではなく女流であることをPRされて、内容やレベルが高い卓ではなく「美の麻雀バトル」と紹介される。

一人のMリーガーとして麻雀のプロとして評価して欲しいという思いを持っている人はいないのでしょうか。

本人たちは納得しているのかもしれませんが、こういうのを見るとMリーガーってなんなんだろう・・・

ってどうしても思ってしましいますよね。

今、Mリーガーを目指して真剣に麻雀に取り組んでいるプロの人たちはこの試合を見て何を思ったんでしょう。

まあ、Mリーグは最高峰やトッププロが集まっていると嘘をついているエンタメなんで仕方ないですけどね。

私はとっても純粋なのでその嘘を引き続き信じたいと思います。

とりあえず、自分勝手な理由で悲しんでいても仕方ないので記事を書くことにします!笑

今日はなんと25部構成になっています。


◉はじめに

今日も、ひどい内容だったので辛口の記事になっています。

・・・と言いたいとこですが辛口には飽きたので、口調はマイルドにしてみてます笑

指摘している内容は変わらないです。

私にも守るべきイメージ(清廉潔白、優しい、誠実、明るいなどなど)があるので。辛口記事ばっかり書いていると、この素晴らしいイメージが薄くなってしまいますからね。

ただ、今回はたまたま失敗に終わった選択も多く、勘違いされている場面も多かったのでフォローを入れている場面もあります。

日向プロの二件リーチへの5s切り、瑞原プロの246sから6s切りリーチではなくて2s切りリーチをして一発ツモを逃したシーン・・・

わかりにくい選択が多かったので、選手が何を考えて、その思考があっていたかどうかに重点を当てている部分がたくさんあります。

勉強になるのはいつも通りです!

今日の記事はどちらかと言うと「私はどう考えて打つか」が多いですが、事件簿18の日向プロが役無し4p単騎でケイテンを取った場面の解説は、相当視野が広がると思います。この事件簿は私しか書けないと思いますね。

後半から怒涛のミスラッシュが続きます。楽しみにお読みください。

それでは、元気よく日本一ためになる、Mリーグ観戦記事に参りましょう。

今回も事件簿が多数のため、かなりかなりコンパクトに解説しています。

それではどうぞ。


◉事件簿1:高宮プロ、ポンと言えない(50/100)

今回のミスレベル:50/100(尾崎豊の「I LOVE YOU」をカラオケで歌ってモテようとするレベル)

東一局、高宮プロが二枚目の中をスルーした場面。

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速度が違いすぎるのでポンの方がいいですね。中をポンすると鳴ける良形確定の両面×2のイーシャンテン、スルーすると愚形含みのリャンシャンテンですからね。

打点としてもスルーしたときに3900点になる可能性がそこそこあるので速度を覆せないでしょう。

この巡目とはいえ、親で役牌のポンをしないとなると最低

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のくらいの牌姿が必要でしょう。

序盤でリャンシャンテン程度で役牌をスルーするなら、スルーしても良形が確定している、かつスルーしたときにタンヤオと平和がつく。

これくらいが条件かなと思います。

高宮プロは打点を追うのは下手なんですが、この様な鳴かずに面前で進めることができる可能性のある手は鳴かない癖がありますよね。

高宮プロはMリーガーで最も守備力が無いので、せめて速度を捨てない様にするといいとは思いますね。速度さえあれば先にあがって放銃が防げたりするので、鳴きを身につけるといいと思います。

その後の・・・

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この9p切りは丁寧でいいですね。安全度よりも居そうな47pを引いたときのタンピン変化での打点上昇を強く見ています。

いいと思います。


◉事件簿2:瑞原プロ、苦渋のケイテン(0/100)

今回のミスレベル:0/100(信号のない横断歩道で一時停止して歩行者を優先するレベル)

東一局、瑞原プロがリーチに対して無筋の2sを切った場面。

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この2s切りはいいと思います。

瑞原プロは論理派なので通っていない筋をカウントして

14p、25p、58p、36p 計4本

ソーズは69s以外の5本

合計9本あるので、ケイテンのために押しても問題ないと判断したんでしょう。そもそもアンパイもありませんしね。

例え、アンパイがあったとしても2sを切っていいラインだとは思います。

ケイテンを確実に取れるとしたら残り4本までは押していいので、残り巡目が2巡で9本あれば十分押していいでしょう。

結果が不格好な手からの放銃になって悪いイメージになってますが仕方ない放銃だったかと思います。


◉事件簿3:瑞原プロ、細かい選択を間違える(5/100)

今回のミスレベル:5/100(一日、二食ラーメンを食べてしまうレベル)

東一局、瑞原プロが6sを切ってリーチした場面。

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めっっっっちゃ細かいですが、このリーチがこの試合で一番難しい判断だったと思いますね。

選択肢としては6s切りリーチか9p切りリーチが選べます。

・6s切りリーチ

9pのカンができる可能性があります。もちろん追いかけられたときにカンに逃げられるのもあるんですが、この手の場合はリーチのみの手なので打点が上がることがメリットでしょう。

デメリットとして6sが鳴かれ安いことによって一発率が減って押し返される率が上がることと、河が弱くなることが挙げられます。他家が369sをかなり通し易くなりますね。

・9p切りリーチ

9pのアンカンはできなくなりますが、河が強くなります。鳴かれにくいために押し返しも少し減りますね。

この二つを比べたときどっちがいいかの比較ですね。これに関しては比較するものが違いすぎるので正確な結論は出せないのですが、

9pカンが起こることが少な過ぎて、河の強さを重視した9p切りリーチの方がいいと思います。特に、今回は2sを切っているせいで、モロヒのカン3sへの警戒が少なくなって一気に2筋通し易くなっちゃいますからね。

瑞原プロも実戦ではリーチ前に悩んでいたので、この二つの比較自体はしていたと思います。

結論は私と違いますが、考えられてるだけでも素晴らしいと思います。


◉事件簿4:亜樹プロ、回し打ちができない(20/100)

今回のミスレベル:20/100(サランラップの切れ目がわからなくなるレベル)

東一局、亜樹プロが3mを切った場面。

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5s切りましょう。安全度的にも3mより上ですし、イーシャンテンを崩す意味がありません。

おそらく、ピンズ部分を切りたくなくて3mの対子落とし→ピンズとソーズでメンツを作って押し返す想定だったと思うんですが、1mと3mの縦受けが残ってる以上は素直にイーシャンテンに受けた方がいいですね。


◉事件簿5:高宮プロ、壊れる(90/100)

今回のミスレベル:90/100(自分が喋り出した瞬間に皆が黙ってしまうレベル)

東三局、高宮プロがリーチに対して8mを押した場面。

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えー、暴牌オブザイヤー受賞おめでとうございます。

三段目ノーテン、無筋、2pが切れると言うことで擁護のしようがありません。誰がどう見ても押し過ぎですね。

せめて、2pを切ってテンパイ勝負で8m切りましょう。それも押し過ぎ説もありますが、この状態から8m切るよりは全然マシですね。


◉事件簿6:瑞原プロ、しっかりしている(0/100)

今回のミスレベル:0/100(映画館でスマホの電源をきちんと落とすレベル)

東四局、瑞原プロが8pを止めた場面。

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この8p止め、しっかりしてますよね。

下家はホンイツとは限らないしテンパイとも限らない。Mリーガーの鳴きの信憑性が高いのと、河が派手なことの合わせ技でオリてますね。

この時点では8pを打つか打たないかは決めておらず、4sを引いたら切ったとは思います。



◉事件簿7:日向プロ、真っ直ぐあがりに向かう(10/100)

今回のミスレベル:10/100(千鳥のノブのツッコミを実生活でマネしてしまうレベル)

東四局、日向プロが發を切った場面。

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いいですね。すでにマンガン以上はあるためにカンして警戒度を上げる必要はないでしょう。

ただ、この場面では6p切りがいいでしょう。

6p切りは

・危険牌を先切りして完全アンパイの發を持てる。

・捨て牌がホンイツに見えなくなる

・筋の9pが出やすくなるのでテンパイしやすくなる。

・ポンテンをとった後の打牌が發になるので6p周辺の8pが盲点になる。

といいこと尽くしです。それに比べてデメリットは7pを引いたときに2pと9pのシャンポン待ちに取れなくなることと5p引きの両面を逃すくらいです。これはかなり6pを切った方が良さそうですね。


◉事件簿8:瑞原プロ、未来を想定できない(30/100)

今回のミスレベル:30/100(延長コード周りに髪の毛とかのゴミが溜まっているレベル)

東四局、瑞原プロが發を切った場面。

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これは發を切るべきではないでしょう。

昔この様なツイートをしたことがあります。

通常の仕掛けであれば無視していいですが、今回は副露率が低い亜樹プロが9pから鳴いてホンイツ模様の河をしており、しかも8pがドラです。

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この時点で、亜樹プロは高打点で速い可能性が高いです。

亜樹プロが4巡目に役なしの仕掛けをしているのは全試合通しても初めてくらいのはずです。危険すぎます。

それに対して、瑞原プロは發だけでなく白もダブ東も浮いており、一つでも鳴かれたら戦える形ではありません。

亜樹プロが役牌の対子が一つはあると考えると、中の対子しか持っていない場合以外はどれかは鳴かれます。

ならば、この時点で切らない方がマシです。どーせ未来にオリることになるなら高い打点に絞った方がいい。

相手が加点していいなら鳴かせる手もありますが、今回は鳴かせずに手を遅くして他家に期待した方がいいですね。

これが絞りのオールオアナッシングの考え方です。

実際に・・・

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發を鳴かれて


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完全に撤退します。こうなる前に役牌を全部押さえとけってことですね。


◉事件簿9:高宮プロ、またポンと言えない(40/100)

今回のミスレベル:40/100(宝くじは買わないと当たらないという謎の理論に納得してしまうレベル)

東四局、高宮プロが4pをスルーした場面。

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これも鳴いた方がいいですね。面前でいくよりもホンイツにした方が高いですし、速度も段違いですね。

4pをポンして打赤5sして、基本的にはホンイツでマンガン狙い。巡目が深くなってホンイツ厳しいとなったらカン5mのテンパイを狙うのが良さそうです。


◉事件簿10:瑞原プロ、隕石を怖がる(10/100)

今回のミスレベル:10/100(使っていたものと違う詰め替え用を買ってきてしまうレベル)

東四局、瑞原プロが4pを切った場面。

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これはシンプルに西でいいですね。

おそらく、白は切らないことと赤5mは使うことを考えると、ターツが足りているとの判断で4pを先に切ったんでしょうね。

ただ、手としては南の暗刻で守備力があるので4pからの良形化や赤5p引きなどを考慮して残しておきたいですね。

白が切られて合わせ打ったりする可能性もありますし。

ここからの手順がだいぶ怪しいです。

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ここから打7p→9p。ピンズが高いので最終系の白単騎を踏まえた打牌ですね。

しかし、ここから白単騎にするのは面前で36mと47sを引かないといけないですし、上家がホンイツの仕掛けで余ってはないとはいえ、白が浮いているために自分の手がほぼオリになりそうです。なので、79pを払うのはリスクとリターンが見合ってると思いません。

そもそも白がドラと言うことは、ホンイツに白が組み込まれていて高打点である可能性もあるわけですし。

そして・・・

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これもやりすぎですね。

まだ36mと47sが鳴ける手ならば上家が全部切るのでツモが2倍になると考えられるために許容範囲だと思いますが、面前限定の手では無理があります。

これは、副露に対する押し引きというよりは、自分の手牌の価値を高く見すぎた結果なので修正した方がいいと思います。


◉事件簿11:日向プロ、面前が好き(0/100)

今回のミスレベル:0/100(お酒一杯につき水を一杯飲むレベル)

東四局、日向プロが下家の4sをスルーした場面。

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これはどちらでもいいですが、私はポンしそうですね。

一応基準としては、リーチタンヤオのチーテン基準がこれだと13~14巡目くらいで、それよりは9sでそもそもタンヤオにならない可能性があることと、対面に速度を合わせる点で少し早めていいかなと。

そもそも、トップを競っている相手の親被りがある分、対面のツモは自分にとっては悪くないです。むしろ好都合まであります。

通常だとオリたときにツモられる損失がありますが、今回はその損失がないと考えてもよさそうなんで、安手でリーチをぶつけるよりは、放銃回避と対面の状況に合わせて判断できることが大事になっていて、鳴いてのテンパイの価値が上がってそうです。

なので私はポンします。


◉事件簿12:亜樹プロ、綺麗な手に溺れる(30/100)

今回のミスレベル:30/100(冷蔵庫のドアを開けっぱなしにしてしまうレベル)

東四局、亜樹プロが4pを切った場面。

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この4pは相当止めた方がいいですね。

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