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ジャッジ初稼働を終えて(10/10 シティリーグ入間 活動レポート)


皆様、こんにちは。わせです。

去る10/10(日)に入間でおこなわれたシティリーグに、ジャッジとして初稼働してまいりました。
ベテランジャッジの皆様に大変お世話になり、なんとか無事に終えることができました。

新人ジャッジとしてどんなことをしたのか備忘録もかねて、当日までの動きをレポートにまとめました。
私と同じくジャッジ取得後、まだ稼働していない仲間や、今度の試験で新たに増える仲間の参考になれば幸いです。

■事前準備

 ・ジャッジとしての心構え

実を言うと、資格取得から初稼働までなかなかタイミングが合わず1年越しとなり、そもそもジャッジ稼働とは何ぞや?から確認が必要でした。
そこでまずは下記資料・記事を読み、ジャッジがやるべきこと・意義を把握しました。


ジャッジ研修資料
→ジャッジ資格取得後に実施される研修にて配布される資料。再配布は許可されていないため、詳細はここでは割愛します。

たいあたりジム様
→ロロたんぬ様の記事。非常に参考になります。

https://taiatari.net/event/10956/



上記いずれでも示されているジャッジの仕事とは、

「イベントを円滑に進めること」

になります。

ジャッジ案件だとかジャッジキルなんかがよく取り沙汰されますが、これはほんの一面でした。
ジャッジとは黒子であり、たとえ裁定を出すことになろうとも「対戦を円滑に進めるために、プレイヤーを補助する」存在であることを常に意識すべきだと感じました。


 ・当日までに用意した備品

バインダー
→対戦中のメモや、延長シート、マッチングのQRコードなどなど、フロアを常に歩くので、まとめて持ち運べるバインダーは必須でした。
※私は元から持っているものを使いましたが、100均でも売っている簡易的なもので問題ないと思います。

ストップウォッチ
→対戦時間の確認はプレイヤーからの質問でも多く、スマホでも測ることはできますが、首から下げられるのが便利でした。
※100均でもダイソーでは取扱がなく、私はセリアの100円ストップウォッチを買いました。セリアは100均で最強!
家電製品として購入するとなると1000円以上かかります。でも結局使いたい機能はストップウォッチだけなので…

IDカードホルダー
→ジャッジであることを示すもの。場所によってはお店から貸し出していただける(今回もそうでした)ようですが、これがあると見た目がジャッジらしくなり、私はテンションがあがりました。
ジャッジのピンズをとめたり、好きなカードを裏に忍ばせたり。
※これも100均で買いました。ダイソーのリール付き革風IDカードホルダー(200円)

ペン類
→必須なのは、赤のボールペン(or極細油性ペン)でした。
※ジャッジの裁定などは、プレイヤーのものと区別するため、赤字で記入または修正するとのこと。

その他各種ペンの種類と用途は以下。
黒色油性ペン(中字):トーナメント表の作成。案内板の作成など。
赤色油性ペン(中字):トーナメント表の勝ち上がり記入。
黒色ボールペン:基本。メモやプレイヤーが忘れた場合の貸出にも使えるはず。(コロナ禍では推奨されないとは思いますが。)

※最悪、マッキーの赤色、極細・細両用を1本持っていけば事足ります。(100円)

・黒色ズボン、黒or白のTシャツ
・ジャッジ服
→早くCL稼働して自分のジャッジ服を手に入れたいですね…

あるとよかったなと思ったもの
→ペナルティシートやクイックチャートの印刷。
※フロアにいるときは時間は常に気にする必要があり、スマホを取り出して確認するよりも、印刷しておいた方が見やすかったなと思いました。
また、ペナルティシートは書き込む必要があるため、印刷していくことをオススメします。


■当日の流れ(レポート)

ここからは当日の流れを、指導いただいた内容を思い出しつつ記載します。

 ・全体スケジュール

9:00 事前打ち合わせ
10:00 受付開始
10:30 受付終了
11:00 開会式・予選1回戦開始
14:00 予選終了(5回戦まであったため)
14:30 デッキチェック等
15:00 本戦1回戦開始
17:00 表彰式・後片付け
17:30 解散

 ・事前打ち合わせ

→文字通り、事前の打ち合わせ。
初稼働だったため、全体の流れや役割のレクチャーを受けました。
準備物としては、
・後攻マーカーの作成・卓への配布。
・卓番号札の作成・卓への配布。
・延長札の作成・各ジャッジへの配布。
※お店によって異なるかと思いますので、詳細は割愛します。
事前確認事項としては、
・デッキ登録未プレイヤーの有無。

 ・受付

→お店によっては、入口がわかりにくかったり、店舗の奥に会場があったりと、迷うプレイヤーが発生します。
私は今回は案内係をやっていました。
その際、入口の説明とともに、受付時に必要な情報(プレイヤーズクラブのご自身のページを開くこと・参加費の用意)をアナウンスしました。

 ・受付終了後、参加登録の確認

→トレリなどでも同様ですが、受付後、QRコードを読み取り、プレイヤーズクラブのページで「参加受付が完了しました」の表示がされないといけません。
これができていないとそもそも参加したことにならないので、受付人数と突合し、足りない場合は再アナウンスします。

 ・マッチングの発表

→全員の参加登録が完了したら、マッチングに移ります。参加者の一覧をマッチングツールに取り込みます。(ここもお店によるかと思います。)
今回はオンラインマッチングを利用していましたので、マッチング発表用のQRコードを読み取り、1回戦のテーブルに着席してもらいます。

 ・開会式・諸説明

→重要なルールの説明をヘッドジャッジがおこないます。よく聞き、認識齟齬がないかを確認しました。
※時間切れの場合の手順、勝敗の規定。

終了コール
「手を止めてください。」
「現在はどちらの番になりますか。」
「後攻はどちらになりますか。」
「それでは、後攻のプレイヤーの番の終わりまでプレイしてください。」
その後、決着が着いていない場合
「両者敗北になります。」

 ・対戦開始後

→歩き回ります。
ジャッジは円滑なイベント進行のサポートという使命を帯びていますが、やはり抑止力でもあります。仲間のジャッジとうまく連携しつつ、フロアくまなくカバーします。
立ち止まらない方が足の疲れも防止できます。

プレイヤーからの質問などの回答は、即答できれば確かにそれが一番ですが、わからないことは仲間のジャッジに確認します。
※今回は特に初稼働ということで、普段のプレイではできていることも、あれ…?となる可能性もあり、断言できるもの以外は確認を取りました。
また、諸事情によりプレイが中断した場合、3分間の延長が可能です。逆に言えば、仲間ジャッジへの確認に3分間は使うことができるということです。(もちろん、どんなにプレイが中断しても最大3分なので、迅速な解決は必要です。)

幸いにも今回は裁定を出すに至るプレイエラー等は発生しませんでしたが、いずれ遭遇するものかと思いますので、イメージトレーニングはやっておこうと思います。

 ・デッキチェック

→デッキチェックには2種類あります。
1つは「リストとの突合」、もう1つは「マークドの確認」です。

・リスト突合:事前に提出したデッキシートと実際のデッキに差異がないかを確認します。
レギュレーション外のエネルギーカードの使用や同名異種カードの誤りなど。
※シート提出時にある程度のレギュレーション違反は弾くことができるため、あまり起こらないようです。

・マークド確認:いわゆるマーキングがないか、カードの全ての面をチェックします。
カード1枚だけを見ても気づかないものも、束ねてみたら1枚だけ違和感がある、なんてことも。
4隅の確認では、スリーブの裂け・折れ、カードの飛び出し、種類の統一がされているか、などを見ます。
それから、裏面・表面をそれぞれ確認し、特定のカードがわかるような傷・汚れの有無、インナースリーブの有無・種類の統一を見て、それがついているカードが何かを記録します。
※ここでカードが試合の結果に大きく左右するもので、1枚だけ入っているものだったりすると、なかなかに大変なことになります。

デッキチェックが終わると、それぞれの指摘事項を是正すべく、プレイヤーにスリーブのいれかえなどを指示します。

 ・本戦開始後

→基本的なタスクは予選と同じですが、歩き回るのではなく卓付き(複数)になります。
複数の卓を同時に見るので、細かな観点(エネルギーをつける、サポートを使う、特性を使う)などを1つ1つ記録することはできませんが、予選よりもプレイエラーの「予防」に重きが置かれます。
これは今までのプレイヤーとしての経験も総動員し、エラーが起こる前に場を整える、起こりそうなエラーの対応を想定して構えるなどを意識しました。
※ベテランになると予選で歩き回っていても雰囲気で察知できるらしいです。

また、対戦時間のコールは、終了の15分前/10分前/5分前/終了時にします。

「対戦時間、残り○分です。」
「対戦時間終了です。まだ対戦が終わっていない卓は手を止め、ジャッジの指示に従ってください。」

 ・決勝戦

→卓に2名つきます。
片方のプレイヤーのプレイに注視し、やはり「予防」に努めます。
※当日はエネルギーをつける、サポート権の行使、特性利用と手札の動きを全てメモしていましたが、まあこれはやりすぎとのこと(笑)

 ・閉会式・表彰式・後片付け

→シティリーグでは、CLとは違って表彰式のようなものはない場合が多いです。プレイヤー側は流れ解散ですね。
お店によっては上位デッキの写真撮影・Twitter等への投稿の案内もあるため、適宜確認が必要です。

プレイヤーが解散した後は、卓番号や後攻マーカーなどを回収し、お店への結果(プレイヤーと順位)の報告、公式へのジャッジ活動の報告、ジャッジ報酬の受け取りをもって、後片付けも終わりです。

お店・ジャッジの皆様にお礼を言って解散です。お疲れさまでした。

■終わりに

初稼働ということもあってか、プレイヤーとして参加するシティリーグよりも緊張しました。
初戦なんかだと、微妙に震える手の動きや慌ててプレイをミスする場面なども見え、あ〜そうなるよな〜と共感していたりしました。

今回大会の裏側を経験し、ジャッジの皆様の陰ながらの活動、大変さが身にしみてわかりました。そして自身もその一部でありたいと思いますし、今後も積極的に稼働したいと考えております。

福岡は前日入りの日程が厳しく断念しましたが、CLでのジャッジ稼働にも意欲があります。先輩ジャッジの皆様、何卒、よろしくお願いいたします!


以上、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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