【イベント開催します】土からできる「からむし布」から、これからの生き方を考える
こんばんは、小山内です。
都心では毎日驚くほど暑い日々が続いていますね。あまりに暑くて「服装に困る……」なんて方もいるのではないでしょうか。
そんな中、「“からむし”の服だったら涼しいのかなぁ」なんて私は思ったりしています。なぜなら、からむし布は通気性と吸湿性ともにとっても優れているから。肌の気化熱を奪うだけではなく、防虫効果もあると言われるからむし布。上布の中でも最高級の越後上布・小千谷縮の原料とされてきたという歴史を持つのも納得します。
からむしは、土から糸になる植物です。現在、本州で原生するのは福島県の昭和村という地域だけ。昭和村では、育てたからむしを刈り取り、繊維を取り出し、それをつなぎ合わせて一本の糸にするまですべて、「ひとの手」でおこなわれています。
その「からむし」という存在とからむしに携わる「織姫さん」という人たちを、灯台もと暮らし編集部は2017年から特集してきました。
・参照:土からうまれた糸を継ぐ【福島県昭和村】特集、はじめます。
そして、2018年の8月5日(日)。「これからの布」と「暮らし」をテーマにトークイベントを開催する運びとなりました。
・イベントページはこちら
登壇してくださるのは、テキスタイルデザイナーの須藤玲子さん、哲学者・明治大学准教授の鞍田崇さん、織姫さんとして昭和村で暮らす田島紀佳さんと加藤萌絵さん、昭和村特集のライティングを担当してくださっている中條美咲さん、の5名です。モデレーターは私・小山内が務めます。
そして、Waseiからは、鳥井さんと、タクロコマさんと、くいしんさんと、おぎゆかさんと、菊池さんが来ます!(知美さんは別件があるのでまたの機会に)
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現代では、からむしだけで食べていくのは難しい。けれども昭和村にいる人たちは(外から村に来た人も含め)、からむしを育て、刈り取り、繊維を引き出し、糸を紡ぎ……という気の遠くなるような営みを今日まで続けている。
それは、つまりお金ではないなにか、精神的な拠り所とか救われる部分が「からむし」にはあるのではないか、そう思わずにいられません。
・参照:【福島県昭和村】土から糸になる植物“からむし”が教えてくれた、日々の「いいこと」と「悪いこと」の捉え方
からむしのある暮らしは私たちに、どんな豊かさを提示してくれるだろう?
きっと、これからの生き方や暮らしのヒントを見つけられるイベントになると思います。(当日は、からむし布の実物も何点かご覧になることができます)
・イベント参加はこちら
最後に
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