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グランドジャンプを買って考えた、届くべきひとに届けることの重要性

こんばんは、インターンの小山内です。

2017年からの毎日の楽しみに集英社の『グランドジャンプ』を買うこと、があります。理由はただひとつ『プレイボール2』という野球漫画を読むためです。

『プレイボール2』は誰に届いているのか考えた

『プレイボール2』は今から40年近く前に週刊少年ジャンプで連載されていた野球漫画『プレイボール』『キャプテン』の続編なのですが、今は亡き作者のちばあきおさんが手がける野球思想は小学生時代ソフトボールをやっていたわたしのバイブルでした。

『プレイボール』は『キャプテン』という漫画のスピンオフ作品でメジャーリーガーのイチロー選手や田中将大選手もハマった野球漫画だそう。わたしは『プレイボール』の作品の偉大さは、少年少女、そしてプロの選手にも共通する夢に対する姿勢が描かれていたことだと思います。

それで、どうしてこんなふうに野球漫画の話をしはじめたのかというと、『プレイボール2』を読んでいてふと、この漫画はちゃんと「届くべきひとに届いているのか」ということを考えたから。

わたし個人が思う届くべきひととは、いわゆる現役の野球少年たち。だってプレイボールは甲子園を目指すお話だからやっぱり野球少年に届いて欲しいと、野暮だと思いつつもいちファンとしては願ってしまうものです。だけど、連載が掲載されているのが『グランドジャンプ』なものだから、「昔の野球漫画を懐かしむおじさんたちのだけのもの」になってしまうんじゃないかと勝手にやきもきして私は今、お節介な読者になっています。

届くべきひとに届いているのか常に考えること

そして、この「届くべきひとに届いているのか」という問について考えたとき、これは編集の仕事をしているわたしにブーメランで返ってくるテーマだなとすぐにハッとしました。

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