大手出版社での経験がのちのネタ帳になりました【伊佐知美インタビュー2/5】
Waseiコーポレートサイトに掲載されている社員インタビューの全容を、第1回に引き続き公開しています。話し手は編集長の伊佐 知美さん。聞き手は、コーポレートサイトを作ってくださった株式会社Lucky Brothers & co.の下津曲 浩さんです。
出版業界への転職活動
しもつ そこから3年経たないうちに、講談社に行くんですよね。
伊佐 そうですね。けど、すっごい難しかったです(笑)。
しもつ どう難しかったんですか?
伊佐 今から5年前、転職市場はそんなに手を広げてウェルカムみたいな世の中ではなかったんですよね。私の場合、三井住友VISAカードの総合職に3年勤務、既婚者。そうなんです、わたし結婚してたんですよ。結婚してちょっとあとに会社を辞めたんです。そこから転職活動してみたら、自分に来るオファーが全部金融系だったんです。UFJニコス、JCB、みずほ銀行……。「編集に行きたい」と思っても、正社員は無理で、普通にサイトとか見ても公式募集はしてないか、経験者募集中途採用、実務経験者みたいな状況でした。
しもつ 絶望的な感じですよね。
伊佐 でもやっぱり文字に携わりたかったから、言い方はちょっと悪いかもしれないけど契約とか派遣に1個ランク落として探すことにしました。そしたらちょうど、講談社の広告部署の、雑誌に関わるアシスタント募集を見つけたんです。さすがにずっと総合職でやっていたからいきなり派遣社員に頭は切り替えられなかったけれど、その募集は3ヶ月派遣で働くと直雇用になれるっていう採用内容だったんです。
しもつ はい、きた!みたいな感じですよね。すごい裏技みたいなルートですね。
伊佐 そうそう。そういう募集をちょうど見つけることができたのは本当にラッキーでしたよね。募集内容が事務の仕事だったから、「金融に行ってたならこいつ事務できるだろ」みたいなのが多分あって、それで講談社の派遣社員として採用してもらったのが最初です。
しもつ へえー。じゃあそこがほんとはじめの一歩というか。
伊佐 うん。あれが大きかったと思います。
しもつ 受かったとき、嬉しかったですか?
伊佐 もう、めちゃくちゃ嬉しかったです。採用結果、携帯鳴るのずっと待ってましたもん。
しもつ ああ、なんか伝わってきました、そのときの嬉しさが。
伊佐 うん、すごく嬉しかった。
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