【きくちのアシスタント記 #2】東京でひとに会うように、地域のひとに会いに行く
こんばんは!タクロコマさんのアシスタントの菊池百合子です。
もとくら編集部に入ってから4ヶ月、灯台もと暮らしで初めて執筆した記事が公開されました。
地域で「何をするのか」より、「どう暮らしていきたいか」を考える【地域特集イベントレポ】
もとくらで特集してきた地域のうち、宮崎県小林市、北海道下川町、青森県十和田市の3地域と一緒に開催した移住相談会。
イベントレポートを書きながらこのイベントのことを思い返す中で、そういえばこういう発言がなかったな、と思ったことがあったんです。
それは、「移住してください」という言葉。
自治体の方が「移住してください!」と宣伝するタイプの移住相談会もある中で、宣伝されなくても各地域に足を運んでみたくなった今回のイベント。
「こんなに参加者との距離が近い移住相談会は初めて」と、イベントにご協力くださった自治体のみなさんが口を揃えておっしゃっていました。
トークセッションでは、灯台もと暮らしのタクロコマ・おぎゆかペアが移住予備軍としてモデレーターを務めていましたが、じつは私も移住予備軍の一人。
中学生の頃からずっといる東京よりも、空が広くて自然がたくさんある地域のほうが肌に合うと感じつつ、移住先を決められないまま時が過ぎていく……。
なにしろ、いろんな地域に足を運ぶたびに「うちの地域に移住しちゃいなよ!」と言っていただけるけれど、選択肢は日本全国だから広すぎて決めるのが苦しい。
今回のイベントは、そんな決められない移住予備軍である私にも心地よい空間でした。
その心地よさの理由を考えていて思い当たったのは、同じ空間にいる目の前の「あなた」を知ろうとする場になっていたからじゃないかな、ということ。
いきなり移住先を決めてくださいと言われると苦しいけれど、新しく出会ったひとに興味を持ってそのひとの語りを聞くことは楽しい。
そうやってコミュニケーションをとってみたら、目の前のひとが地域に住んでいる、というのは重要なことではなく、そのひとの個性のひとつのように感じます。
地域の宣伝を聞くのではなくひとつの新しい出会いの場だったから、心地よい時間になったんだろうな、と思いました。
そして、そうやってひとりとひとりとして互いを知ろうとした相手には、「私たちの地域に来てください」と言われなくても自然とまた会いに行きたくなる。
実際に私も、友だちに会いに少し足を延ばして地域に行くこと、旅行のついでに寄り道することがあります。
先日も友だちがイベントを主催するというので、会いたいな〜という気持ちとどんなことをやるんだろう〜という興味だけで、岩手の花巻まで足を運んできました。
先述の移住相談会とかさなる部分があったので、少しご紹介させてください。
ひとをきっかけに動いたら、距離なんて関係なかった
(閉店後にクラウドファンティングで復活した花巻の象徴、マルカンビル)
友だちが主催するイベントの会場に行ってみて一番驚いたことは、私と同じように主催者の友だちが東京からたくさん来ていたこと。
それぞれ多忙な仕事に就いているのに、貴重な休みの土日を2日間まるまる使い、3時間以上かけて花巻に集まった。
その様子を見て、「会いたいひとがいれば距離なんて関係ないんだな」とつくづく実感しました。
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