【クレイジーJAPAN】「流行の片付け本も、当初はなかなか受け入れられなくて」元汚部屋ブロガーややこさんに聞く|後編
「汚部屋」だったご自宅を、業者などを使わずに自分の手で掃除・片付けをし、見事普通の「お部屋」に復活させたブロガーのややこさん。汚部屋だった時代は自覚がなく、自分の部屋を特別汚いと思ってはいなかった……など、元汚部屋住人ならではの心理も語ってもらいました。仕事が忙しく、ずっと自分の「生活」と向き合うことを避けていたややこさん。そこから一念発起して大掃除をやり遂げたややこさんに、日常に真摯に向き合うためのヒントを聞いてみました。
文/チェコ好き
構成/くいしん
引用元:
http://subarusya1.com/obeya/4koma2.html
◯片付けが苦手な人に伝えたいこと
チェコ 今現在、部屋が汚いとか片付けが苦手だという人に対してアドバイスみたいな、何か伝えられることってありますか。
ややこ よく聞かれるのですが、とにかくなんでもいいから、ひとつの紙くずだけでもいいから、まずは行動をしてみたらどうでしょう、っていうのを私は言いたいです。「一個だけ捨てても変わらない」という人もいると思うんですけど、でもやらないよりは全然マシなんです。やったらやっただけ、気づくこともあったりとか。待っていても、やる気って起きないんですよね。とにかく動けば、だんだんエンジンがかかってくる。
今は、そもそも部屋の中にあるものが汚部屋だった頃の半分以下くらいです。昔は、ロフトベッドがあってすごい圧迫感がありました。今くらいものが減ると、散らかってもたかが知れているんですよ。
チェコ 少ないと、そもそも散らかりようがないですよね。
ややこ そうなんですよ。自分が抱えられるものの最大量があるんだなって今は思います。私はなおさら部屋をきれいにするのが苦手なので、人よりも持たなくていいんだなって。
チェコ 昔はペットボトルの飲み物を買っていたけど、今は自分の部屋でお茶を入れるからそもそもペットボトル飲料を買わなくてもよいとブログに書かれていたことも印象的でした。
ややこ 部屋の中を、ものが少ない状態にリセットできると、今度はこの状態をキープしたいなって思いがだんだん強くなってきて。買ってきても自分が気に入らないで使わないのだったら、もの自体もかわいそうなんだなってことに気づいたんですよね。当時は、買うことでストレスを発散してるところもあったんだと思います。キャラクターグッズも好きなので「欲しい!」と思ったら即座に買うのがストレス発散だったんです。
チェコ 私は何か情報を得たいときに本を読むのですが、お片づけをしたときに参考になった本はありますか?
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