旅がいちばん、創作意欲を刺激する【伊佐知美インタビュー4/5】
Waseiコーポレートサイトに掲載されている社員インタビューの全容を公開しています。話し手は編集長の伊佐 知美さん。聞き手は、コーポレートサイトを作ってくださった株式会社Lucky Brothers & co.の下津曲 浩さんです。
旅と書き仕事
しもつ 伊佐さんが、「旅に出たい」って思い始めたのはいつなんですか?
伊佐 留学とか旅に出たいという気持ちは、小学生のころ上海いた時から思っていました。「移動」が一番わたしを、楽しくさせるんだと思います。ずっと住所不定でいたいとかはないんですけど、ポエムやエッセイを書くにあたって、旅はおいしいものとかより全然大事だと思います。
しもつ 伊佐さんは、旅に関する文章よりも、結構心情のほうが多いような気がしています。
伊佐 たしかにガイドとかよりもそっちが多いですよね。自分の心の動きのほうが消えちゃうと思うから書いてました。他の仕事や書籍出版も重なってなかったら、ガイド的なものも書きたかったんです。でもその余裕がなかったから、もう日常で消えちゃうほうを先に書き留めておこうと思って、noteを書いてました。苦なく、とめどなく溢れてくるのは多分、個人noteのほうです。
しもつ とめどなく溢れてくるんですか。結構ノンジャンルですよね、伊佐さんのnoteって。つまり、コラム的なことのほうが苦なくできるということですか?
伊佐 はい。コラムとかエッセイのほうが、全然苦じゃない。むしろあふれてくるのを書き留めるのが大変なくらい(笑)。たまにタイピングが追いつかない……。歌歌う人とか、絵描く人とかは何かを見て、動画にしたりとか映画にしたいと思ったりする。それが私の場合、文章にしたいっていうか先に文章になっちゃってるんです。それを一番刺激するのが私の場合は、旅なんですよ。
しもつ なるほど、旅が活性剤のような形で書き仕事に繋がっているんですね。それって、仕事で求められても同じように言えますか? 仕事で、「これ書いてほしい」「こういうエッセイ書いてほしい」みたいに求められても、同じふうに書けますか?
伊佐 日本に帰ってきて、旅メディアさんに、「noteみたいなエッセイを1本いくらで書いてください」とオファーをいただいたことがあります。それは、同じように書いていいのかな?って思ったんですけど、一応オッケーもらったので、多分楽しいと思います。そういうお仕事がこれから増えていったらいいなぁという気持ちです。
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