【クレイジーJAPAN】生活に物語を付与できれば、人生の強度は増す
旅と文学と映画と美術について書くブロガー・ライターのチェコ好きさんの連載。「クレイジーな日本」の話をしています。今回は、元汚部屋住人ややこさんの取材を終えたチェコ好きさんから届いた記事をお送りします。
(以下、チェコ好き)
元汚部屋ブロガーのややこさんにお話をうかがった前後編のインタビュー、いかがだったでしょうか。自分が汚部屋住人だ、知人友人が汚部屋住人だという人もいるかもしれませんが(いないでしょうか)、本人たちとしてはやはり、汚部屋のことを人に大っぴらに話すなんてなかなかできないはずです。そういう意味で、これは貴重な機会になったんじゃないかなと思います。
・【クレイジーJAPAN】「あのとき、自分の生活からずっと目を逸らしていました」元汚部屋ブロガーややこさん|前編
・【クレイジーJAPAN】「流行の片付け本も、当初はなかなか受け入れられなくて」元汚部屋ブロガーややこさんに聞く|後編
人の部屋を見るのは無条件に楽しい
人のカバンの中身、(女性であれば)人のポーチの中身、それから人の部屋を見るのって、なんだか無条件に楽しいですよね。それが好きな人であったり憧れの人であったりすればなおさらだけど、全然知らない一般人のものでも、カバンの中身や部屋を見れば、その人のもっともプライベートな部分、核心に触れられた気分になります。このインタビューの前でくいしんさんとの話題にのぼった都築響一さんの『TOKYO STYLE』も、いってみればそんなことを思い出させてくれる写真集でした。
だらしなく見えるあの人の部屋、意外とちゃんとしてるんだなとか、外面はいいけど部屋はぐっちゃぐちゃだなとか、実用的なものしか置かないんだなとか、けっこうキャラものが好きなんだ、とか。他人の部屋を見るのは、やっぱり面白いです。
ややこさんは汚部屋になっていく自覚がなかった
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