【ぼくらの地元#4】ただいまとおかえりが、帰る場所をつくってくれる〜伊佐知美と三軒茶屋〜
こんばんは!小松崎さんアシスタントのきくちです。
「地元」の不在を感じてきた私が、「それぞれの地元のつくり方を聞かせてもらおう」と思って始めた連載【ぼくらの地元】。前回に引き続き、もとくら創刊編集長・伊佐知美さんの「地元」の物語をうかがいます。
首都圏で生まれ育ち、「地元」と思える場所がないと感じていた私。「地元」がほしい。そう思いながら生きてきた東京で、初めて愛着を持つことができる街と出会いました。
【ぼくらの地元#1】地元がほしかったあの頃〜菊池百合子と北参道〜
【ぼくらの地元#2】差し伸べられた手を、にぎり返せるか〜菊池百合子と北参道〜
この街のおかげで気づいたのが、「居場所って、つくれるのかもしれない」ということ。居場所がほしいと思っているだけじゃ、なにも始まらない。でも自分から一歩踏み出せたら、見える世界が変わってくる。
そう思って周りを見渡してみると、故郷から東京に出てきたたくさんのひとたちも、東京で居場所と思える場所をつくっているんじゃないか、と思えてきたのです。
地元と思える存在って、どうすれば出会っていけるんだろう?どうやって居場所をつくっているんだろう?そんな「地元」のつくり方をもとくら編集部に聞いていきます。
前編はこちらから↓
【ぼくらの地元#3】ちゃんと暮らしたから、街を好きになれた〜伊佐知美と横浜〜
前編では、引っ越しの多かった幼少期から横浜で過ごした大学時代までを聞きました。
今回は、世界一周とその後のお話。知美さんをはじめとする旅人が一緒に暮らすシェアハウス「えいとびたー」に住むようになって変化した「家」や「地元」の感覚について教えてもらいました。
「帰ってこなきゃいけない」と思って旅立った
菊池 「旅をしているときに、日常を過ごせることが美しいって気づいた」とおっしゃっていたのが印象に残っています。どんな経緯でその気づきに至ったんでしょう?
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