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【世界選手権日記】3日目河村奈子

【World1.2.3日目】

日本チームに遅れること3日ほど、やっと合流しました。1人で行くバラトン湖、遠い、、、!!!!!世界選手権の会場であるバラトン湖は、ハンガリーの首都ブダペストから2時間ほど。日本でいう浜名湖くらいの位置です。空港から電車とローカルバスを2、3回乗り継いで着いた世界は、なんとも表し難いほど美しい車窓でした。一軒一軒の家が背の高い木々に囲まれていて、それぞれの囲いの中に大きな家と広い庭があります。そして庭にはプール。リクライニングチェアに寝転がりながら家族でゆったりとした時間を過ごしています。こんな家が無限に湖の周りを続いてて、別荘なのかな?もはや普通の暮らしではなくて別荘であって欲しいくらい、ほんとに素敵な空間でした。
そんな素敵な空間を抜けて、次に待っていたのは30分の上り坂です。スーツケースも壊れて小雨も降りながら、ガタガタの地面を頑張りました。やっとの思いで日本チームの顔を見た時は感極まりそうになりました。やっぱり1人旅は寂しいです。みんなに会えてよかったーー
さて、その日はマスパン。ですがやっぱり無風神(?)の大輔が宿に帰った途端、プレーニング風が入ってきました。そこに丁度シャワーを浴び終えた悠馬が戻ってきて吹いてる海面を見て、もう一度水着に着替えてプレーニングしにいってたのは流石に目が飛び出ました。今解体してシャワー入ったばっかじゃん!!!恐るべし京大のプレーニング欲です。
さてさて、その夜はお祭りのような開会式を経て、夜ご飯を食べました。私のバラトン湖初日の夜ご飯は、須田料理長による「ガーリックシュリンプ〜殻までカリカリにあげちゃうよ〜」でした。ワインと、パンが最高にマッチして、最高でした。

2日目は、プラクティスレースでした。みんなリコールするし、途中で半分くらいの選手が帰着するし。海外らしい、自由さを兼ね備えながらも有意義な練習になりました。結果は12-5三柴がダンピン!!ということで明日からのレースも楽しみです。
私はというと、キックボードで爆ゴケしてしまい、膝も肘も血だらけです。海外に来ても運動神経の悪さを露呈してしまったことが悔しいですが、海外のヒゲもしゃもしゃおじさんが絆創膏を貼ってくれたのでよしとしましょう。足が包帯ぐるぐるになって見た目弱そうになってしまったので、海上では舐められないようにしっかりとオーラを出していきたいところです。
こころ料理長は、オムライスを作ってくれました。ハンガリーで初のご飯粒に挑戦ということで、1kgのお米を朝から準備してくれていました。7人分の卵を焼くうちに、最初はパラパラ炒飯のような卵が、最後にはプロのような真ん丸の卵を乗っけてくれました。さすがです。

3日目はレース1日目、リーパン〜微風ハーネスの風で3レースを消化しました。10時に出廷して連続で3本やって14時で終わりです。早くていいですね。支援艇が無い日本チームは海上で、みんな喉カラッカラになってました。小松さん曰く、バラトン湖の水も飲めるらしいです。水はセールを落としたら見えなくなるくらい、真っ白く濁ってるんですけど真相はどうなんでしょうか。明日の私のお腹の調子が教えてくれるでしょう。
レースの結果は1位と2位を取った悠馬を筆頭に、日本チームみんな速いです。やっぱりパンピング風は日本の漕ぎが闘えるところではあると思うので、頑張りたい!!海面的には振れ変わりも早いし、コースも長いので、艇速と海面力どっちも試されてます。出艇時間は短いのにやっぱりレースは疲れますね。まだ15時なのにみんなくったくたです。エアビーのリビングでごろごろして、AbemaTVのシャッフルアイランドを観ながら、みんなでトラックトラック見直す感じ、平和な時間で楽しいです。明日からもまだまだレースは続きます。調子のいい藤田シェフの夜ご飯をみんなで美味しく食べて、日本チーム頑張ります。

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