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【交換日記】53-1須田大輔

交換日記 「今できることを全力でやる。何か一つ変えれば革命が起こる。」

お世話になっております。
つい先日、世界選手権が終わりました。自分は全体12位、NTメンズの中では最下位でした。早稲田の主将として、またNTの主将として本当に情けないです。
今から個人的な最近の心情について包み隠さず話します。

自分の中で最も違和感が感じているのは、最近入賞できなくても何とも思わないようにすることで現実の結果から逃げるようになったことです。僕は世界選手権、インカレ、団体戦の三大タイトルを取ることが今年の目標でした。しかし、ヒメノ終わったあたりから、自分が描くような走りができず、コンディンションが悪いから結果が出てないという言い訳しないように、レースの途中に何か吸収できることがないかと、下級生の頃のマインドでレースを臨むようになりました。つまり、レースで前を走るために今を全力でやりきる事をしなくなったのです。いざ、自分が目標にしていた世界選手権期間中も、前入りから自分の得意な風で1番を取ることができず、モヤモヤしたまま大会を迎えてしまいました。大会期間中は今までで1番自己肯定感が下がり、勝てるコンディションなのに走れない、自分が今まで積み重ねてきたものが全て否定されている、そんな気持ちになりました。自分はもう限界で、これ以上伸びしろがないのでは無いのではないかと。しかし、最終日の最終レース前、雄悟に「アウトホールを上じゃなくて下にしたら漕ぎやすくなった、身長ない人とか軽い人は試した方が良さそう、大輔もしてみたら?」と言われ、そんなことで変わんないやろって内心思っていましたが、何かを変えないとモヤモヤが解けない気がしたので、レース前に思いっきり変えてみました。しかし、モタモタしてる間に、最終レースのスタートに間に合わず、終わったと思いましたが、ゼネリコになり、神からもう1回チャンスもらいました。アウトを下にしたことでエンドが自然に下がり、7.8と同じような感覚で乗れるようになったのです。なので、必ず次のレースでピンを取ると、心底決めていました。迎えた最終レース、体は疲れていましたが、気合いで漕ぎ切り、ピンで帰って来れました。この瞬間、今までのイライラやモヤモヤが全て消え去り、心の底からウィンドが楽しいと久しぶりに思えるようになりました。まだまだ上を目指せると、早く日本に帰ってウィンドがしたいと思えました。僕の性格的に勝てる見込みが無くなると一気にやる気が無くなります。世界チャンプになった雄悟を倒さなければインカレチャンプは無理です。残りの3ヶ月間、死ぬ気で練習して、インカレ優勝します。拙い文章を読ませてしまい申し訳ありません。

53-1 須田大輔

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