早稲田卒ニート356日目〜戻ってきてくれた〜
落とした鞄が帰ってきた。拾ってくださった方は匿名で届けたあと直ちに去られてしまった様で、お礼をお伝えすることは叶わない。
貴重品は全てポケットに入れていたため、もし帰ってこなかったとしても、落としたことによる損失は経済的には小さかっただろう。しかし鞄の中には本が6冊入っていた。また買えばいいものであるとしても、失くしたとなれば心が落ち込んでしまうに違いなかった。それが何よりの救いだ。それに買って間もない鞄で、しかもかなり気に入っている。帰ってきたのは、まことに有り難い。
孔子の言葉で、「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」がある。マルティン・ルターの「たとえ明日世界が滅ぶとしても私はりんごの木を植える」を思い出した。
今月の新刊。楽しみにしている。