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【#Real Voice 2024】 「雨のち晴れ」 新4年・宮寺政茂

あけましておめでとうございます。
この度2年ぶり2度目の部員ブログを書かせていただくことになりました、早稲田大学社会科学部3年の宮寺政茂です。
このブログでは昨シーズンについて振り返り、今シーズンの抱負について綴っていきたいと思います。拙い文章ですがぜひ最後まで読んでください。




ん?




2年ぶり2度目?




3年生だよね?今回が3回目じゃあないの?




どういうこと?と思う人が大半だと思います。


部員ブログの話をしていると「2年ぶり2度目とか甲子園かよ」とよく茶化されていました。
甲子園といえば、昨年、京都国際高校が2年ぶり3度目の出場で見事初優勝を成し遂げました。なんだか親近感というか、数が1つ足りなかったいうか、ちょっと惜しいなって思ったり思わなかったり。


ふざけるのは大概にして、なぜ私が2年生の時に部員ブログを書くことができなかったのか、まずはそのことについて話していきたいと思います。



2023年9月の下旬、私は発熱、喉の痛みがありとても練習に参加できる状態ではなかったので、その日の練習を体調不良で欠席した。
ア式は連絡システムが複雑で、内容によって連絡する相手や人数が変わったり、期限が変わったりする。
そのことが記載されているマニュアルをよく読んだら、「病欠から復帰する際は、前日に連絡すること」と書いてあり、私は「じゃ、復帰する前日だけ連絡すればいっか」と勝手な解釈をした。本来ならば練習の1時間前までに欠席することを連絡しなければいけないのに、連絡せずに2日間欠席し、その2日間無断欠席したことで部則に従い、仮入部生として部の活動に参加することになった。


部員ブログが書けなかったのは、仮入部生として活動していた時期に私の部員ブログの番が回ってくることになっていたが、「仮入部生は正規部員ではないから書くことができないよね」という理由で書くことができなかった。当然のことだ。


仮入部生として活動した1か月は本当にきつかったし、チームにも迷惑をかけたし、特に同期のみんなにはたくさん迷惑をかけた。仮入部生になった時にア式をやめることも考えたが、ここでやめるのはどう考えても逃げることだし、この先の人生で同じような状況にぶつかったときに、逃げるような人間にはなりたくないと思い、地獄の1か月を全うすることに決めた。そんな私に同期のみんなは真剣に向き合ってくれて、最終的に正規部員に戻ることができた。感謝しています、本当にありがとう。



さてここからが本題、まずは昨シーズンについて振り返っていきます。




私はシーズン序盤からFCのカテゴリーで活動していた。最初のほうは、自分の中で納得のいくパフォーマンスができていたし、3月の韓国遠征に行けなかったのは悔しかったけど、FCで試合に出続けて夏までにTOPチームに昇格することを目標にやっていた。


しかし、FCの開幕戦からスタメンで出続けたのに4、5節くらいから出られなくなった。理由は明白、集中力の欠けたプレーが多かったこと。
この時期はメンタルが不安定だったこともあり、チームとしての基準が上がっている中で、「これくらいでいいだろうと」自分のなかで妥協する部分がプレーに出てしまい、些細なパスミスや責任感のないプレーが増えていった。


「サッカーはメンタルゲー」とよく谷村くん(新4年・谷村峻)が言っているがそれを実感した。サッカーに対してプラスの感情が働かなければ、集中できないし、プレーしていても楽しくない。



そんな状態が続いていたある日、転機が訪れた。


フォワードにコンバートされた。


もともとパワープレーでフォワードをすることがあり、それで公式戦においてゴールを決めていたこともあったがさすがに本格的にやるとは全く思っていなかった。夏休みに入る前の公式戦からフォワードで途中出場する機会が増え、本来の自分のポジションであるDFをやることがほとんどなくなった。このコンバートがきっかけで、サッカーに対する向き合い方が変わったと思う。


コンバートされた当初は、どのような動きをしたらいいのか分からず、迷いながらプレーしていた。最初はがむしゃらに前線からのプレスを頑張ることを意識して、その中で自分の中の正解を模索した。
チームメイトのプレーを参考にしたり、プロの選手のプレー集を見たりもした。センターバックをやっていた経験も生きないかと考え、センターバックが嫌がるようなプレーを心掛けるようにした。

体力がない私にはきつくて、「センターバックに戻りたい」と思うことも多かった。しかし、サッカーの醍醐味は点を取ることである。それが仕事であるフォワードをやっている中で、点を取った時はとてもうれしかった。


時間はかかったが、今では迷わずに自信をもってプレーでき、サッカーをするのがより一層楽しくなった。センターバックとフォワードの全く異なるポジションを経験することで、サッカーの楽しさや奥深さを知ることができた。当然TOPチームでプレーするにはまだまだ足りないし、試合にも全然出られなかったが、このシーズンは充実したものになったと思う。試合に出ることが重要で、試合で結果を残すことがさらに重要である。しかし、試合に出られないときに何を学び、その学びからどのように行動に起こすか、これもまた重要だと思う。




そんな昨シーズンを経て、今年はいよいよ大学ラストシーズン。昨シーズンはいろいろなことを学び、自分のサッカー観を大いに広げてくれた。しかし今シーズンは行動と結果を示していかなければならない。




2桁ゴール




これが私の今シーズンの目標である。この目標を達成するために、昨シーズン学んだことを生かし、よりプレーの精度を上げていかなければならない。献身的なプレーや意外性のあるプレーで観客を魅了し、目標を達成すること、チームの勝利に貢献することをここに誓う。




次のブログは彩花(永戸彩花・県立長岡高等学校)です。
彩花はア式に対する愛がものすごい強く、それゆえに単位落としてしまうこともしばしば。そんな彩花が早慶戦の運営などで忙しかった昨シーズンを経て何を語るのか、とても楽しみです。


◇宮寺政茂(みやでらまさしげ)◇
学年:新4年
学部:社会科学部
前所属チーム:早稲田実業学校高等部

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