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『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第5章



帝京大学で不可思議な体験をした後、現実の本拠地である高崎(実家)に1週間程帰った。そして、ここで精神を正しい方向へ向かわせることに専念し、成功した。

成功要因は色々ある。模試の結果が良かったこと。1日中勉強に懸けられる時間が7日もあったことで後れをある程度取り戻すことができたこと。そして、4周目に入った“そいつが”心を開き始めたこと。あ、そうだ忘れていた。

【4回目】
どうかな?今回から自分なりにアプローチの方法を変えてみたんだけど。ハマっ
た!!!これだ!!こーゆーことだったんだね!!なんでもっと早く教えてくれなかったんだよ。まあいっか。今日から仲良くなれそうだ。あー長かった。

【5回目】
今日から君と僕は大親友!!!不戦の契りを結んだ!!!竹馬の友!!!
無二の友!!大好き!!

【6回目】
ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!

【7回目】
特になし。


てな感じのことが起きたのも、精神を正しい方向へ向かわせることに成功した要因の1つである。まあほんと危うく3段階目に突入するところであったが、ギリギリ免れることができた。やはり時期尚早だったようだ。今までの永い永い御伽噺を聞いたあなたは、これで本当に3段階目にいってないのか?と思うかもしれません。はい。いっていません。比べ物になりません。先程記載した”帝京大学での御話“、 確かになかなかなレベルだった。けれど何かに対して”取り組めている”、“考えられている”。“あの言葉”もまだほんの少しで効力を持っていた。違うのさ。3段階目は。生きながら地獄を体験できるのだ。感じられたらまだいいほうなのかもしれない。


そして話は戻りに戻り。だからこそいち早く迎えに来てほしかったのだ(魔王と地獄という混在具合には許してほしい)。こんなのが本番直前にこられたら自分の人生は早くも終焉を迎えるだろう。

ただ何回も言っているように、そんな甘くいかないのが宇宙の摂理。絶妙なタイミングで”その瞬間“を迎えてしまうのだ。

それについてはまた次。





第6章へと続く…

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