【#Real Voice 2024】 「原点。」 2年・上原花怜
こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます、上原花怜(うえはらかれん)です。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
原点。
2021年1月11日
「松木の目には涙。ただ、それでも前を向いています。」
第99回高校サッカー選手権決勝。
青森山田vs山梨学院。
PK戦までもつれた激戦に敗れた青森山田の選手の姿を実況の方が伝えたあの言葉。
人を突き動かすその言葉、そして選手の姿。
去年のブログにも書いたが、靭帯断裂という大怪我から前進む一歩を踏み出させてくれたあのシーンを一生忘れることはないだろう。
2024年11月27日
早稲田大学東伏見サッカー場
早稲田大学vs慶應義塾大学
フクダ電子フィールドでの新人戦運営を終え、約3時間かかりながらも駆けつけた先に待っていたのは、主将伊勢くん(伊勢航・ガンバ大阪ユース)がピッチに戻ってきた姿。
緑ネットの前で1人で見ていたけれど、人目を憚らず泣いた。泣いたというよりも、自然と涙が頬を伝っていた。
テレビの前で大泣きした、あの時の感覚と一緒だった。自然に涙が溢れ私も頑張ろうと勇気をもらった。怪我をしながらもチームを支え続けた伊勢くん。その苦悩は私には計り知れない、でも一つだけ、
またピッチに立つ伊勢くんの姿を見られて本当に良かった。数ヶ月ぶりに見たピッチ上の魔術師は輝いていた。嬉しかった。
直接は伝えてないけれど、本当に勇気をもらえました、ありがとうございます。
今年から学連として活動していく中で、ずっとチームに帯同していることの意味について考えることがあります。
つまり、なぜ私はア式蹴球部にこだわり続けているのかです。
学連との両立で悩みに悩んだ今年の夏。
総理大臣杯のプログラム統括として学連を優先させたいけれど、部活は早慶戦前だし抜けられない。
学連を理由に、ピッチ外の早慶戦の仕事から手を引くことはしたくなったからこそ、仕事量を落とさないように学連業務は夜やっていた。
プログラムの校正をやったら次は、練習、また校正、早慶戦の運営マニュアル作成、ミーティング、また校正と、はっきり言って今までにない激務だった。
どちらかに絞るか、絞らないか。何度も考えた。
早慶戦、当日運営、競技を全うして、国立競技場で早稲田の選手が輝く瞬間をピッチ上で目の当たりにしてこの夏頑張ってきて良かったと思えた。
私がア式蹴球部に入った理由。
自分が目指せなかった日本一を本気で目指す環境に圧倒され支えたいと思ったから。
今では、新たな夢ができた。それは前の問いの答えでもある。
もちろん、学連での活動も大学サッカーの運営を主管していて誇りを持ってできる。
チームに帯同しながら選手を継続的に支える、見続けることで、
一生懸命に努力する姿や一試合にかける熱い想いを届けたい。応援の輪を広げたい。
そこに全力をかける選手の姿に心動かされ、魅了された私だからこそ、今度は同じように応援の輪を広げていきたい。
来年は3年生。ア式蹴球部でも上級生と呼ばれる代になる。
同期とは早2年目。そしてあと2年。
真ん中の節目を迎えた今だからこそ、ここでみんなへの想いを書きたい。
ピッチ外では同期とたわいもない会話をしていたり、練習前にボールじゃなくて木の枝持ってみたり、でも、練習が始まったその瞬間に、みんなの顔つきが変わる。試合中にストレッチしたりする人もいるが。
『サッカー楽しい』という気持ちが全面に出て練習するみんなのその姿に元気をもらってる。特に同期は話すことも多く、切り替えがすごい人しかいないと思っているので、私も切り替えの部分は大事にしていきたい。
2年間ありがとう、そしてあと、2年間よろしくお願いします。あっという間の2年間、あと同じ分過ごしたら引退になる。
次シーズン1年、必ず早稲田が1部昇格して、日本一を獲るために。
全力をかける選手の姿に心動かされ、魅了された。
これが原点。
そして次は、
今度は私が、
全力で試合に臨む選手の姿を届けて応援の輪を広げていきたい。
これからも学連とア式の二刀流を頑張ります。
次の部員ブログを担当するのは、高橋作和(國學院久我山高等学校)くんです。
みんなからはさっかずと呼ばれています。人に興味があんまりないのかなと思っていたけれど、意外と話してくれるギャップに最近気づきました。さっかずが何を語るのか、どんな想いを内に秘めているのか、私はとっても気になります。世にも珍しい体育会法学部の彼。何を語るのでしょうか。乞うご期待です。
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