新体制幹部が語る、”特別な2020シーズン”への意気込み 【後編】
先日、ア式蹴球部の新チームが始動した。
最終節にまでもつれ込んだ熾烈な残留争いを制し、”1部リーグで優勝した翌年に2部リーグへ降格する”というジンクスを破ったものの、不本意に終わった2019シーズン。この1年を経て、チームはどのように強くなっていくのか。
2部リーグ優勝、1部リーグ優勝、1部リーグ残留争い…という激動の3年間を過ぎしてきた新4年生は、最終学年となる今シーズン、どのような未来予想図を描きながらチームビルディングをしていくのか。
新シーズン主将の杉山耕二、副将の山田晃士、新人監督の阿部隼人、小野寺拓海。
新チームを核となって支える幹部の4人に、2020シーズンへの意気込みを聞いた。
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○激動の3年間が自分たちを強くした
ーー「これまでの3年間での経験が大きかった」と口を揃えて言っていますね。では具体的に、下級生である1・2年生の時はどのようなことを学んだのでしょうか?
杉山:ア式での指導とかを考えると、とことん現実と向き合わされた感覚があった。組織のやり方があって、それは1年生の俺たちには絶対に変えられないんだよ。「これって絶対おかしいでしょ」って学年の中で話してはいるんだけど、それを(上級生に)伝えられなくて、伝えようとしても通らないことが多くて。だから、「じゃあ今俺たちは何をしなければいけないんだっけ?」という現実にずっと向き合い続けた。やりたいことはいくらでもあるんだけど、今それはできないし、「俺たちは今何をすべきなのか?」っていうのをひたすらに考えていたな、っていうのが1年生の時の印象かな。
でもそれってずっとそうなのかなっていう感じはする。去年、試合に勝てない時に学年としてアクションを起こしたのも、その現実に向き合うっていう根本の部分があったからこそで、現実と向き合った時に「今俺たちは何をしなければいけないんだっけ」っていうところが出てきたのかな。
阿部:学年として何かを求めさせられた、っていうのが大きいと思う。
小野寺:でも監督が変わったのは結構大きくない?
1年生の時は、徹底的に厳しさを追い求めて、自分たち自身にもそういう目を向け続けてきた。2年目で外池さんが来て、厳しさというよりも、”どうやって主体性を発揮するか””どうやってこのチームを自分が引っ張っていくのか”というところに重きが置かれるスタイルに変わっていった。
その両輪を持っている俺たちだからこその今があって。「どちらも大事だよね」ってことに気付けたし、それは今までの3年間で培った自分たちのビジョンやミッションでもあるから、後輩に伝えられることはたくさんあるかな。
杉山:それは間違いない。古賀さんと外池さんの指導を経験することで、客観視野は絶対身についたよね。
山田:物事をうまく進める方法を2パターン理解できているからね。
阿部:でも、(1年生の時は)監督というより、4年生の存在が大きかったかもしれない。監督の姿勢もすごかったけど、4年生の存在は大きかったと思う。
杉山:”4年生が1年生を指導して、その4年生の圧倒的な姿を見て全員が何かを感じる”スタイルが染み付いていたよね。
ーーサッカー面ではどうでしょうか?
杉山:試合には出ていたけど全然余裕はなかったな、というのが1・2年生。とにかく必死に、自分ができることとチームから求められていることをゲームでやるのが精一杯だったな。”チームのために”ってよりは、”自分のために”って感じの方が強かったと思う。早稲田のイレブンとしての気持ちは持っていたけど、余裕はなかったね。
試合に出られることは本当に恵まれていることだし当たり前じゃないなっていうのは、下級生の時から常々考えながら振る舞ってきたし、プレーもしてきたかな。
あとは1年の時も2年の時もリーグ戦で優勝したんだけど、その瞬間をピッチ上から見ることができなくて。でも、そこは俺にとって大きな糧にはなっているかな。2年の夏は俺のミスで総理大臣杯で負けて、だからこそ日本一にかける想いは誰よりも強いのかなって思うし、「あの経験があったからこそ」って言えるように、”そのための今”の積み上げですね。
阿部:1年の時は仕事で手一杯で。学年リーダーだったからミスは許されなかったし、学年の他のメンバーの分まで色々やらないといけなかったから。(準備などの)練習を動かす仕事に追われていて、サッカーに集中できる環境だったのかは分からない。でも、その中でも関東リーグに登録されたいと思ってやっていたんだけど、無理だった。
2年の時、はじめの半年間はIリーガーだったんだけど、そこから徐々にAチームに定着していった感じ。
自分はプロになりたいから、そのためには試合に出ないといけないと思っているし、そのために腐らずやれているのが俺の強みだとは思っているけど。
山田:1年目2年目の優勝は完全に他人事だったな。1年の時は早稲田のことが本当に嫌いで、トップチームにも絡めなかったから完全に他人事で。2年の時も、自分の感じる”早稲田の良くないところ”が変わらなかったから、「そんなもんかー」って思いながらやっちゃってた。
小野寺:1番最初に入部したんだけど、1番最初に入部したやつが1番下手くそだったから(笑) 入部できたのは嬉しかったんだけど、そこに危機感はずっとあって。1・2年生の時は自分が下手なのは分かっていたから、”足を引っ張らないように”っていうスタンスでの組織への関わり方だった。だからめちゃくちゃ練習もしたし、「周りの基準に1回乗っからないといけないな」っていう感覚でやってた。優勝してタイトルも獲ったけど、”自分が何かをした”感覚は全くなくて、「組織の中の上手い人達がすごいことを成し遂げた」みたいな、どこか他人事の感覚でやってたかな。
あとは高体連出身だから、Jユース出身の人が感じる”部活へのストレス”みたいなものは全く感じずにやれていた感じは別であって。でも、そういう感じで組織に関わってきた1・2年だったから、チームに全くコミットできていなかったなとは思ってます。
杉山:話変わるんだけど、山田とキング(阿部)ってさ、なんで最初ア式に馴染めなかったの?(笑)
それって本当にJ下部組織と高体連の違いだけの問題なのか俺には分からないから(笑)
小野寺:やっぱり環境の変化はあった? 「部活にきた」みたいな。
阿部:あったあった。
山田:それもあったんだけど、割と早稲田に期待して入ったんだよね。学生主体とかかっこいいなと思っていたんだけど、いざ蓋を開けてみたら1年生だけに仕事をさせるとか、「めっちゃダサいな」って感じてたの。「口だけじゃん!」みたいな。練習参加で来た時はあんなに熱いことをみんなで言い合っていたのに、いざ詳細を見てみたら、「天下の早稲田大学でこんな適当なことをやっているんだ」って思って。俺はそれが本当に嫌いだった。1番ショックだったのはそっちだった。だから、馴染めなかったんじゃなくて、馴染みたくなかった。
阿部:俺は完全に部活だから(馴染めなかった)。クラブユースとは世界が違うよ。俺ら(クラブユース)の方が上手いし、サッカー楽しいし。(部活は)寮に入ったら先輩は怖いし、寝坊したらヤバイし。だから寝るのがすごい怖かった(笑)
杉山:寝るのが怖いのは分かるわ!(笑)
小野寺:昼寝とか怖いよな(笑)
阿部:だから(部活に対して)そういう怖さもあったよね。それにだんだん慣れてきて落ち着いてきたら、「もうやるしかないな」って思った。
杉山:俺は全部受け入れられたんだよな(笑)。「やるしかないんだったら、やるしかないだろ」っていう考え方だから、山田とは違うんだよな(笑)。
小野寺:「変だな」とか「嫌だな」って思わなかった?
杉山:「これが部活だろ!」って思って受け入れた、どこの大学もこんな感じなんだろうなって。俺はプロになりたいしサッカーやるしかないんだから、ここでサッカーするにはここでやるしかないだろ」って。良い意味で型がないから(笑)
阿部:俺とか千田(千田奎斗・新4年)とかは、「サッカーがマジでつまらない」って思ってた。「これじゃ上手くならないだろ」ってずっと思いながらやってた。
小野寺:ずっと言ってたよね。怖かったもん。
杉山:”サッカーの物差し”がキングは人より強かったから、受け入れ難い現実だったのかなって思う。
○理想と大きくかけ離れた2019シーズン
ーー昨シーズン、上級生の仲間入りをしました。3年生としてチームをどのように見ていましたか?
山田:不甲斐なかった、もっとできたと感じる1年間だった。運営面で言うと問題はいっぱいあったし、それに気づいてはいたんだけど、(前半戦は特に)それに対する働きかけができていなかったんだよね。シーズン終盤の取り組みができたことを考える時に、そこに至るまでの俺自身の振る舞いはまだまだだったかなとは思う。「(シーズン終盤に)ピッチ外であれだけできたんだったら、最初からやれよ」って終わった後に思ったし、4年生がチームを運営していく中でそう思う人は俺だけではなかったんじゃないかなって思う。
(昨シーズンのチームは)当事者意識がなかったんじゃないかなって。俺も開幕戦から出させてもらったんだけど、全然パフォーマンスが良くなくて。試合に出る出ないとか出たときのパフォーマンスとか、”チーム”というよりは”自分がどうプレーするか”しか考えていなかったから。そうなると、チームの中での当事者意識は一切なかったのかな。俺はそれが(不甲斐なさの)要因かなって思う。
杉山:ピッチ外で言うと、運営面のミスとか、登録のミスとか、遅刻とか、部員が辞めるとか、当たり前のことを当たり前に徹底できなかったっていうのが正直なところ。それで、そのピッチ外の影響がピッチ内にも顕著に出ちゃったのは去年感じたかな。
小野寺:俺も当事者意識はそんなになかった。それが回り回って、スギが言ったような問題につながっていったのかな。チームに対する危機意識というか、「前年度優勝したから今年もいいシーズンにしよう!」っていう、リアルを見ていなかったというか、足元に見ずに「ああしよう、こうしよう」っていうのが先行しすぎて現実と理想があまりにもかけ離れていった時、当事者意識もないからどんどん苦しくなっていった感じ。シーズン前半は特に、そこの見立てが上級生下級生問わず全員が甘かったのかな。
杉山:それは間違いないし、俺たちは外的要因に左右された感じはあった。内から出てくるエネルギーで動いたというよりかは、「試合に勝てない」っていう危機感が俺たちを動かしたイメージはあった。だから、そこに対する当事者意識はなかった感覚はある。
阿部:いくら3年生がやっても無理だと思ってて。4年生がチームを作る中で、(プレシーズン中の)福島合宿の時から「4年生についていくしかないな」って思っていたけど、(開幕6戦勝ちなしとなった5月下旬頃に)3年生の中で「これはヤバい」っていう話はして。それに気づけるのは試合に出ているメンバーにしかできないと思っていたし、気づくのは遅かったけど「何かしらしないといけない」と思って(意識を)変えたのが事実。「4年生が変わるんじゃないかな」ってずっと期待していたから、「俺たちももう1回、4年生が主体的になってやってくれるのについていこう」って思ってやっていった感じかな。
杉山:そんな中でも、俺らはどの学年よりもチームの雰囲気とか空気とか現状に対する問題点に敏感になっていたから、”3年生としての姿勢”は示せたのかな、とは思うね。それが副産物として下の学年にも伝わっていたら良かったなって思う。”どう見られているか”を意識する能力は3年生のうちから持っておいた方が、いざ4年生になったときにいいよね。
ーーサッカー面ではどうでしたか?
杉山:個人的な話だと、これまでは自分のためだけにサッカーしてきたけど、チームのためにプレーするようになってからワンプレーの重みだったり、ピッチ外にも繋がるひとつひとつの言動だったりに対する責任が重くなってきて。そこに対する自分の選択も精度が上がってきた感覚はして、自分のためにプレーするよりもチームのためにプレーした方が結果的に自分の成長につながっていて、自分が豊かになっている感覚があって。それは去年1年間で思い出したというか、今までは自分のことで精一杯だったけど、「チームのために戦って勝った時の勝利ってこんなに気持ちよかったんだな」っていうのを思い出せたかな。
山田:単純に俺自身のパフォーマンスが良くなかった。1番良いなって思ったのが前期リーグの駒澤大学戦(0●1)。そこで初めて関東リーグの基準に乗った感じがあったんだけど、その次の週から出れなくなって。でも、パフォーマンスが低かったから(試合に出れなくなったのは)必然だったと思うし、個人的に「まだまだ全然だったな」っていうのを思い知らされた1年だったな。
チームでいうと「ブレていたな」って感じる。いろいろなことをやろうとして、結局全部中途半端に終わっちゃった感じはする。
阿部:チームがうまくいかなくなった時にサイドハーフで使われることもあったけど、俺が戦うところはサイドバックだと思ってる。俺がそこに入ることで(ボールを)もっと動かしやすくしているのかなって感じはあったけど、サイドバックの方が楽しいし、俺のやりたいことはできると思っていた。(スカウトにアピールしたいから)自分の特徴も出したいし、サイドを駆け上がって攻撃参加していきたいけど、チームの状況もあって前に蹴ることもしたけど、サッカー的には苦しいよね。やっぱり、ベストは俺がサイドを駆け上がってクロスからチャンスを作ることかな。
あと、去年までは自分のことしか考えていなかったかな。早慶戦にも勝ったけど、「これじゃスカウトの目には止まらないな」って。後期の明治大学戦(1○0)の時も「良かったよ」って言われるけど、自分ではそんなに良くはなかったと思っているし。
でも、今年は4年生だしチーム運営にも関わっているから、勝ったら相当嬉しいんじゃないかなって思ってる。
杉山:確かに、俺も去年の自分のパフォーマンスに満足したことはなかった気がする。「ゴールを決めて嬉しい」とかはあったけど、「これでプロになれる」って自負できるような試合は1試合もなかった。「チームが勝ったら何でもいい」みたいな。自分のことが全く気にならないくらい苦しいチーム状況だったのかな。
阿部:でも、デンチャレとかで評価を受けているわけでしょ? 俺はそれがなかったから(昨シーズンは)余計悔しかった。
杉山:確かにな。
阿部:あと俺は、プレースキックを任せてもらって相当上手くなった気がする。1シーズン通してずっと蹴っていたから。
杉山:そうなんだ!
小野寺:Bチーム的な目線でいうと、去年FC(社会人チーム)ができて、いろいろな人の想いがあるFCを背負う気持ちは常に持っていて。でも、FCも理想を掲げてスタートしたんだけど、前期リーグは全然勝てなくて。その状況がトップチームとも重なり、FCの選手も「俺たちが雰囲気作っていかないといけないな」っていう意気込みもあったんだけど、やっぱり上手くいかないことが多くて。俺はFCでも試合にあまり出られていなかったから「何もできていないな」っていう感覚があった。後期リーグからはFCでも少しずつ出られるようになって、自分の調子もどんどん良くなっていった感覚はあったけど、徐々に降格が現実味を帯びてきて。外的な要因で「そろそろ俺たちもやらないと」っていうリアルが見え始めて「頑張らなきゃな」っていう意気込みはBチームの選手からも見えてきたんだけど、そういう外的な要因に感化されているようじゃもう手遅れで、終わってみれば降格もしてしまった。本当に情けないというか、不甲斐ない1年にしてしまった。でも、チームに必死にしがみついてきた今までよりも余裕を持ってプレーできて、「もっとチームをこうしていきたいな」って思えるようになったから、個人的に悪くはなかったけど、チームは全然上手くいかなかった感じ。
阿部:でも、西が丘でサッカーするのは最高だよ!!
○4人が考える、理想のチームビルディングとは
ーーこれまでの3年間を経て、今年はどのようにチームビルディングをしていきますか?
杉山:俺はア式蹴球部っていう組織にすごい誇りを持っているし、ア式蹴球部の一員であることに自負があるんだけど、そういう気持ちをみんなが持てるようになったら最高だな、っていうのを思っていて。みんなが「このチームのために」とか、「こんなかっこいい組織で勝ちたい」っていう想いを持ってくれるように、”毎日日本一を獲る”っていう気持ちで日々のプロセスにフォーカスして取り組んでいきたいな。
山田:俺は、自分が1年生の時に感じたショックを感じさせたくない。これだけビジョン・ミッションを考えてかっこいいと思うんだけど、掲げた中で、それに憧れて入部してきた選手たちを裏切ることはしたくない。だから、チーム運営に対する隙は絶対に見せたくない。人間だからミスは起こると思うんだけど、それに対するフォローとカバーは徹底的にやって、全員が「ここを選んで良かった」「”本物”のチームを選んで良かった」って思えるようにしたいな。
阿部:自分の経験を経て、4年生になった時に「これをやっておけば良かった」ってなるべく思わせないようなチームを作りたい。後輩に何を提供すればいいのかな、自分がやっていることをどう表現していけばいいのかな、っていうことを提示してあげて、今後の自分のためになる組織を作っていければいいと思っているし、全員がそう思って1日1日を積み重ねていけば『日本をリードする存在』になれると思っているから、今俺が思っていることは全部後輩に伝えることを怠らずに、4年生全員がそれをやっていければいいと思う。
小野寺:チームビルディングに関しては俺もみんなと同じ想いで、だからこその姿勢として”4年生が1番泥臭い”姿は絶対に見せないといけないと思うし、だからこそ自分たちを見てくれる後輩が『明日への活力』を持ってくれたり、『当事者意識を持って』くれてたりすると思う。オカくん(岡田優希選手=平成30年度卒・現FC町田ゼルビア)が練習に顔を出してくださった時に、「練習を見ただけで4年生が分かるくらい。それくらいやってもらわないと困る。」って話をしてくださったんだけど、「これは深いな」と。パッと練習を見て「この人4年生だな」って思ってもらえるほど強いインパクトを残していきたいな、っていう思いはある。
○2020シーズンへの意気込み
ーー最後に、今シーズンへの意気込みを教えてください。
阿部:俺は「成長し続ける」ことかな。役職にも就いて、試合も自分の可能性を出し切ったら出られると思っているし、その中で何ができるか、どう対応していくかっていうところで1日1日成長していきたいし、停滞はしたくないから、そこはスローガンとして掲げてやっていきたいです。
小野寺:圧倒的に模範になりたい。模範であるべきだと思っているから。早稲田大学ア式蹴球部を体現する。ア式蹴球部の模範として4年生を終えたいな。いろいろな模範のあり方はあると思うけど、それには結果が必要だと思っているから、公式戦に出るという結果も求めた上で、ビジョンに向かう姿勢を体現していく。「1年生の時にこんなに下手くそだったのに、4年になってこんなに大きな背中になったんだ」って思ってもらえるようなシーズンにしたいと思っています。
山田:今年は同期の笑顔のために『超えて』いきたいな。今年の自分のスローガンは『超える』なんだけど、過去とか、限界とか、いろいろなものを超えていきたいなって。「じゃあ、何で超えるの?」って聞かれたら、もちろん自分のためでもあるんだけど、ラスト1年は同期のために超えていきたいし、「同期がいるから超えられるんだ」っていうのがあるから、大好きな同期のために最後まで走りきっていきたいって思っています。
杉山:個人的にはサッカー選手になるかならないか、チームが日本一になるかならないか、も全てやりきった上での結果にしたいと思っているから、後悔しないように一瞬一瞬を全身全霊で過ごす。それがすなわち、”毎日日本一を獲る”こと。これが目標です。
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2020シーズン幹部4人は、ひとりひとりがしっかりとした意見とアイデアを持ち、それをきちんと伝えることで周りに影響を与えることができる人物です。
新4年生がここまでチームのことを考え、アクションを起こしているとは知りもしませんでした。本当にこの4人に話を聞いて良かったと思いますし、この4人だったら、この4年生とだったら、必ず素晴らしい景色を見ることができると感じます。
今後もこの企画を通して、様々な部員の”心の内”を明かしていきますので、投稿を楽しみにお待ちいただければと思います。
(インタビュー:林隆生)
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♢杉山耕二(2020シーズン主将)♢
学年:新4年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:三菱養和SCユース(中央大学杉並高校)
♢山田晃士(2020シーズン副将)♢
学年:新4年
学部:社会科学部
前所属チーム:浦和レッズユース(埼玉県立与野高校)
♢阿部隼人(2020シーズン新人監督)♢
学年:新4年
学部:社会科学部
前所属チーム:横浜F・マリノスユース(神奈川県立岸根高校)
♢小野寺拓海(同上)♢
学年:新4年
学部:政治経済学部
前所属チーム:専修大学北上高校