【#Real Voice 2023】 「時の流れ」 3年・泉颯
本日の部員ブログの担当の泉颯です。
えー、毎年書く内容に困っていますが、絞り出して真面目に書いているつもりなので、お時間がある時に暇つぶし程度で読んでいただけたら幸いです。
今年は、最近ふと思うことについて書こうと思う。
それは、「学生生活があと1年で終わる」ということだ。
「10代、20代なんてあっという間だよ」、「大学生活はほんとにすぐ終わる」
皆さんもよくこのようなことを、大人から聞いたことがあると思う。私はその度に適当な相槌をしていたが、心の中では全く共感していなかった。課題に追われる日々、何をやっても上手くいかない時などは、時の流れはむしろ遅く、早くこの生活が終わってほしいと思った。
しかし、気が付けばもう大学3年目が終わろうとしている。
ア式蹴球部に仮入部して入部するために色々苦労した2か月、なかなか試合に勝てず降格してしまった去年の出来事を昨日のことのように鮮明に覚えている。当時は早く終わってくれないかなと思っていた時間も、今では「もう終わってしまったのか」と感じる。
気づいたら私は20歳になり、人生の10代の生活が終わっていた。「あれ?もう20代?」と不思議な感覚になる時もある。
大人が言っていた感覚はこういうことなんだなと、今では少し共感できるようになった。
偉大な先輩方が卒業し、自分たちが最高学年となるシーズンが始まった。今まではわからないことがあっても先輩に聞けば大抵のことは解決できたし、チームの雰囲気が悪かったり上手くいかなかったりする時があってもいつも4年生が何とかしてくれた。けどその4年生はもういない。
今度は自分たちがその立場になる。ピッチ内でもピッチ外でも常にチームの先頭に立ち、チームを引っ張っていく存在。たった1年という時の中でそんな存在になるためには、1分1秒を慎重に過ごさなければいけないと思う。
中学や高校とは違い、大学はあと1年ある。この早い時の流れの中で自分が成長して、悔いのない1年にするためには、今から行動を変えなければならない。そうしなければあっという間に1年という時間は過ぎ去ってしまう。この1年間の積み上げが、大学を卒業した後の自分の人生を左右するという覚悟を持って過ごす必要がある。その覚悟を持って生きることが、自分自身の成長に大きく関わると私は考える。
学生生活もあと1年、人生や生き方に正解はないが、この1年間は間違っていなかったんだなと思える1年にしていきたい。