『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第9章
何の話をしていたか忘れてしまった。
国語もそうだったので、「詳細と計画」+「余談」というジャンルを加えておくことにしよう。そう、こんな話はどうだっていいのである。
要するに何が言いたいかっていうと、“自分には運があった”ということだけである。この運とは、“学校という、 物心つく前から強制的に送り込まれた施設において、大まかに5つの”もの“:それをこの場では”教科“というのだが、その中に本当にたまたま、 あの時あの時間にあのテレビを見て、そして司会者が政宗の肖像画を戦国無双のイメージ画に上乗せしたことによって引き出された、この世でごまんとあること・モノ・概念の中のたった1つに過ぎない”日本史:社会“という自分に精通するものが、見事この5つに選び抜かれた。たったそれだけのことである。
ここに、“運”に関する2つのことわざがある。
(A)運も実力のうち
(B)開いた口へ牡丹餅
世の中でよく言われる“運”というものは、たいていこの2つのパターンに分かれる。“運”を、「自分の意図しない形、予想外の出来事によって、自分に恩恵がもたらされる事柄」と定義する。
(A)のパターンは一度は聞いたことのある人が多いだろう。例えを言うならば、ある試合に出られていないスポーツ選手aがいる。しかしその選手は腐らず毎日ハードワークをし、出場するために努力をしている。そうしたら、ある日急に同じポジションの選手のbが怪我をし、日々鍛錬していたaに出番が回ってきた。 この先の話を円滑に進めるためにこんな解り切った例を挙げさせてもらったが、(A)はこんな感じだ。
勿論、見方を変えればこのような例も(B)のパターンとしてとらえることは可能だ。世の中にはこのようなことが渦巻いているため、しょっちゅう争いが起きる。
(B)のパターンは、うーんそうだな。これもいうまでもないのだが、今の時代のブームを用いて例を挙げるならば、前澤友作社長のお年玉企画だろうか。今や時の人であり、この先必ず名が残り続けるであろうこの人物が行っている企画になんとなく乗ってリツイートしたa君が見事100万円を当ててしまった。より語弊をなくすと”当たってしまった“ 、こんなところであろうか。本当にただ何となく、「当たったらいいなぁ」なんて。何せ、応募期限締め切りまであと5日もある時点で260万リツイート、すなわち260万/1000の確立であるからね。
特別企画!
ここでこの例に対して、(A)のパターンを用いてアプローチしてみよう!
この企画においてどうしても 100 万円を獲得したかったbさんは、Twitter運営側に制限されるギリギリまでアカウントを作成し、少し でも多くのアカウントでリツイートを稼ぐ。当選確率を挙げるために。それに加え、投稿主の心を打つまさしくそれっぽい文章を創り、コメント欄 にツイートするなどもあるか。(ただ今回は前澤さんが「コメント欄を全く考慮に入れない」という事を公言したため、この手は使えないが。 またこれとは別に、アカウントを複数利用することを許すことも公 言している。すごいね。 まああとはなんとなくリツイートするのではなくて、本気でリツイートしてみたり。まあさすがにこれはちょっと怪しいが(笑)。
こんな感じで万物全ての事柄には、(*2)LINE の際にも言ったように、よっぽどのことがない限り両義性を孕んでいる。そしてこのことが、この世の中で生きていかざるを得ない(命のありがたみを理解した上での言葉選び)自分たちにとって相当厄介な宇宙の法則で あり、自分の名前と同じくらい忘れてはいけない“こと”である。
そう、今までの話を見ていていたら解ると思うが、自分における日本史 (社会)というものは完全なる(B)パターンの“運“に当てはまったのだ。 こればかりは自分が強運の持ち主であった、すまない、と言うしかないだ ろう。ただ運が良かっただけで結果(点数)が出てしまい、そしてこの点数という名の結果は、間接的に、“考える”という謎の力を持つ多くの人が想起する「幸福な将来」に、必ずとは言はないが大方関与してしまう、 という点から観ると特にそう感じざるを得ない。
・歯磨きを好む者に告ぐ
嘆くがよい、“歯磨き”という“もの”が、5つの”教科“に選ばれなかったことを
・LEGO を好む者に告ぐ
嘆くがよい、“LEGO”という“もの”が、5つの“教科”に選ばれなかったことを
・恐竜発掘を好む者に告ぐ
嘆くがよい、“恐竜発掘”という“もの”が、5つの“教科”に選ばれなかったことを
・睡眠を好む者に告ぐ
嘆くがよい、”睡眠“という“もの”が、5つの“教科”に選ばれなかったことを
こんなことをいう人間に腹を立てるだろうか?
こんなことをいう人間を嫌うだろうか?
これを聞いて自分の運のなさを嘆くだろうか?
これを受け止めて自分の運のなさに諦めがつくだろうか?
思い出せ
両義性
を。
第10章へと続く…
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