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【#Real Voice 2024】 「人間力」 1年・笹記佑太

今回ブログを担当させていただきます。
ア式蹴球部1年 笹記佑太です。


「人間力」


これからのサッカー人生で私が大事にしていきたい言葉である。


生まれも育ちも大阪。
生粋の関西人である私は、環境の違いに戸惑いながらも関東文化にようやく慣れつつあります。
このたび早稲田大学ア式蹴球部入部にあたり、これまでとこれからの自分自身についての思いを書いてみたいと思います。


朝から晩までボールを蹴っていた幼少期。
仲間とリフティングの回数を競っていたのが懐かしい。
とにかくボールを蹴るのが楽しくて仕方なかった。


中学時代は、サッカー、学校生活ともに充実した3年間であった。
ガンバ大阪ジュニアユースに所属していた3年生の12月、全国大会である高円宮杯。


学年として仲が良く、勝ち進むごとにチームの状態は良くなっていった。


しかし、準々決勝で敗れベスト8で敗退した。一時は勝ち越しゴールとなるミドルシュートを決めたことは今でも忘れられない。まだまだこのチームで試合をしたかった。





また、学校生活では受験で進学した私立中学校で、私は、多くの尊敬できる先生や友達に出会った。思いやりを持った行動をできる人が多く、人に優しくすることの素晴らしさを知った。
このような魅力的な人達と接することで、私自身の「人間力」を高めることができた。
中学校の仲間から刺激をもらうことで、気持ちの切り替えができ、サッカーにも良い影響があった。


高校時代はガンバ大阪ユースに昇格した。
ユース生は全員寮に入り、通信制の高校に入学することが決まっていた。
サッカー、学校、寮生活と常に同じメンバーで行動する。プロサッカー選手になるための最高の環境が用意されていた。
もちろん目指すはプロへの昇格。1年生でプレミアリーグのベンチ入りをしたときは、このまま努力していたらプロになれるのではないかと思ったこともあった。


しかし現実は、そう簡単ではなかった。これまでと比べて、思うように結果が出ないことが多かった。初めて大きな怪我もした。頑張らないと、と必死になればなるほど、身体は動かない。やらされている感を感じてしまい、上手く気持ちが乗らない時期もあった。身体も心もバランスを崩していた。


私は環境や仲間のせいにしていた。練習がきついから、あいつが動かないから。
そんなとき、監督の言葉が胸に刺さった。


「ベクトルは常に自分」


何か気づかされたような感覚だった。思うようにいかなかったとき、いかに自分に矢印を向け、次に繋げられるかが重要だと気づくことが出来た。上手くいかないとき、他のモノのせいにするのは簡単だ。しかし、それでは自分の成長に繋がることはない。
監督のこの言葉は今でも大切にしている。


高校の3年間で感じたことは、実力も人間性もプロ選手になるには全然足りていないということだ。そしてサッカーはもちろん、人としてもっと魅力のある人間になりたいと考えた。今の自分は、圧倒的に「人間力」が足りていない。


そのため大学の進路は、サッカーをトップレベルででき、人としても大きく成長できる大学に進みたいと考えた。


早稲田大学だ。調べていくうちに1番魅力を感じた。
早稲田大学は、国籍問わず全世界から学生が集まってくる多様性に富んだ大学だ。世界で活躍するアスリートや多種多様な分野で活躍する人もいる。
私は、多くの人と関わり合いを持ちながら人として「人間力」を磨き、サッカー選手として魅力的な人間になっていきたいと考えた。


そのため、早稲田大学のAO入試に挑戦することに決めた。
全員がサッカー推薦で進学先を決めた寮の中で、1人AO入試のために勉強するのは大変だったが、早稲田大学でサッカーをするという気持ちを強く持つことで、乗り越えることが出来た。


早稲田大学での生活が始まって半年になる。


ア式蹴球部は、サッカーのレベルが高く、様々な個性を持ち、たくさんの魅力あふれた先輩方、同期がいて、毎日刺激をもらえている。頼れる先輩や、本当に同級生なのかと疑うくらいにしっかりしている同期。
ア式蹴球部は、サッカーだけしていればいいという組織ではない。初めは、様々なア式グループLINEから送られてくる連絡に整理がつかず、訳がわからなくなったのを覚えている。主体性やコミュニケーション能力など、ピッチ内外で求められ、その度に自分の未熟さを痛感している。しかし、この半年で少しずつ成長していることも実感している。


「人間力」を磨くには最高の環境だ。
まだまだ成長したいし、成長できる環境にいることは間違いない。
「人間力」を磨き、魅力あるプロサッカー選手になることが目標だ。


最後に
今この環境でサッカーができていることに本当に感謝しています。
今までご指導いただいた監督コーチ、チームメイト、同級生、家族。
今までの自分のサッカー人生に関わり、支えていただいた全ての人に感謝し、サッカー選手として人としてこれからも成長できるよう努力していきます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。








次のブログ担当者は、内林佑斗(1年・FCトリプレッタ)です。
内林は、真面目で仲良くなればいっぱい喋るタイプ。
はじめは分析・アナリスト志望だった彼ですがこの度、選手への転向を決意。
その真相がブログで明らかにされると思いますので、皆様お楽しみに!


◇笹記佑太(ささきゆうた)◇
学年:1年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:ガンバ大阪ユース

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