【#Real Voice 2024】 「這い上がろう」 2年・柏木陽良
こんにちは。
早稲田大学ア式蹴球部2年の柏木陽良です。
本日から始まる2年生の部員ブログのトップバッターを務めさせていただきます。
よろしくお願いします。
あまり文章は得意じゃないですが、読んでもらえたら嬉しいです。
今回のブログでは、今シーズンを振り返りながら想いを綴っていきたいと思います。
2024年シーズンは自分にとってさまざまな経験ができたシーズンであり、それと同時に悔しさを多く感じたシーズンであった。
16勝9分9敗
3ゴール4アシスト
これは今シーズンの自分の成績である。
ブログを書くために今シーズンの公式戦の結果を振り返って、成績を出してみた。
皆さんはこの成績を見てどう感じるだろうか?
私はこの結果を見た時に、
「まだまだだ」 「足りなすぎる」
といった感情が真っ先に出てきた。
膝の怪我を引きずってしまってうまくいかないことが多かった昨シーズンと違って、今シーズンはア式蹴球部で唯一全カテゴリーに関わらせてもらい、多くの試合に絡むことができていたのでシーズンの最中は充実していると感じていた。
しかし、シーズンが終わり、いざ振り返ってみると悔しかったことの方が多いように感じる。
1部昇格まであと一歩届かなかったこと
日本一になれなかったこと
国立での早慶戦の舞台に立てなかったこと
自分のせいで試合に勝てなかったこと
他にもまだまだあり、本当にシーズンを通して何度悔しかったことがあっただろうか。
(その気持ちを引きずってしまって、うまく発散できない自分は周りのさまざまな人に迷惑をかけました。本当にすみませんでした。)
これらは全て自分の力が足りないせいであって、
もっとサッカーがうまかったら、
もっと自分が試合で点を取れれば、
もっと自分に勝たせられる力があったら、と
サッカーがしたくてもできない人たちがいて、
アウェイの会場まで駆けつけて全力で応援してくれる人たちがいて、
その人たちの思いを背負って自分は試合に出させてもらっているのに本当に情けない、と
今シーズン何度も何度も思った。
だから、その気持ちのせいで、
いや、その気持ちのおかげで、
シーズンの最中も、そしてシーズンが終わって来シーズンに向けた現在も、
私は燃えに燃えまくっていて、滾っている。
この悔しい気持ちが、
この実力が足りないという事実が、
私のサッカーへの思いにさらに火をつけている。
だから、毎日の練習の後や週末の試合の翌日、自分のプレーやチームの結果に納得がいかずに悔しくて落ち込んでいても、サッカーがしたすぎてグラウンドに行ったり、自分としっかり向き合ったりすることができた。
そうして、私をサッカーの面でも人間的な面でも成長させてくれた。
ふと思えば、私の人生はこればっかりである。
昨年の部員ブログを見ていただければ分かるように、私にはこれまで沢山の悔しいと思うことがあったが、私を必ず成長させてくれた。
今後もきっとそんなことばかり起こるはずだ。
だから、這い上がろう。それは、いつか必ず大きな財産になるから。
もちろん今シーズンは悔しいことだけでない。
一度も離脱せず、試合に絡み続けることができたこと
自分のゴールで勝利に貢献できたこと
みんなと喜び合えたこと
他にもたくさんある。
今年はピッチ内外で本当に周りの人たちに恵まれて、支えてもらって、良かったと思える経験もたくさんできました。
皆さん本当にありがとうございました。
だから、来シーズンはもっともっとこの気持ちを、この経験を増やしていきたい。
そして、自分の力でみんなに喜んでもらえるようにやっていきたい。
今シーズンの振り返りはこのくらいにして、ここからは来シーズンに向けて書いていきたいと思う。
来年にはもう大学生活も折り返しで、あとたった2年しか残されていない。
2年後には人生が決まるというとても大事な期間である。
また、学年が上がってア式蹴球部の中で上級生という立場になっていく。
結果や行動、責任がより求められるようになるため、今よりもさらに努力を積み重ねていかなければいけない。
同期のみんな、
次は本当に大事な年になる。
それを自覚して、覚悟と責任を持って、
下の学年を引っ張っていけるように、
そして上の学年を支えていけるように、やっていかなければならない。
だからこそ、
1試合1試合の結果、
1日1日の練習、
1回1回のプレー、
「1」に拘って、「今」を全力で取り組んでいこう。
そして、ア式蹴球部の皆さん、
「1部昇格」 「日本一」
これらを必ず掴み獲りましょう。
ア式蹴球部の100年間の歴史について全然知らないし、その中のたった2年弱しか在籍していないが、これだけは確信している。
早稲田のいるべきステージはこんなところではない、と。
来シーズンこそはこの2年間で感じた悔しい気持ちを糧にして、必ず掴み獲りに行きましょう。
そして、今年よりも紺碧の空を轟かせてやりましょう。
そのために、私はどんなことがあってもその度に必ず乗り越え、
結果を今年よりも出して、そして成ってみせます。
“早稲田を勝たせる選手”に。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次のブログはア式蹴球部一の自信家である天才りゅうじくん(青柳龍次郎・前橋育英高校)です。
彼とは同じバイトで皿を洗いながら話しますがとても面白い変わり者です。サッカーではキレキレのドリブルと持ち前のサッカーIQでFCや新人戦を引っ張ってくれました。彼の今年のブログは個人的にとても楽しみです。ぜひ、楽しみにしていてください。
【過去の記事はコチラ↓】