【#Real Voice 2024】 「絶賛大敗中」 1年・伊藤稜介
こんにちは。
今回、ブログを担当させていただく伊藤稜介です。
文章を書くのは苦手なので拙い文章になるかもしれませんが、最後まで読んで貰えたら幸いです。
なかなか試合に絡めない日々。
気がつけばア式蹴球部に来てもう半年以上も経っていた。
こんなに試合に絡めないのは、いつぶりだろうか。
ア式蹴球部に入部してから、最初はTopチームでプレーさせてもらっていた。関東リーグが開幕し、運よく開幕から6節までベンチ入りする事ができた。
しかし、そんなに現実は甘くなかった。
7節以降はベンチ外、開幕から6節までも出場時間は結局0分で終わった。
火曜日から土曜日まで練習して日曜日はベンチ、またはスタンドから試合を見届ける日々。
アミノバイタルカップが開催されていた時には、練習すら出来ずに補助学という試合の手伝いに行ったこともある。練習をせずに補助学をしているときには本気で「俺、練習もせずに何してるんだろう」って思った。
そんな状態でも次の週には、悔しい気持ちを持ちながらトレーニングに励み、たまにある練習試合でアピールしようとする。
しかし、中々思うようなプレーができない。
自分の非力さを痛感する。
完全に良くない流れである。
自分の力不足を1番自分自身が理解していたからこそ、「何で使ってくれないんだ」という気持ちにすらなれなかった。
そんな中、同期が関東リーグ、社会人リーグ(以下FC)、Iリーグで試合経験を積む姿を見て、自分はこのままで本当に大丈夫なのかと焦りや不安を抱く時もあった。
「なんか調子が良くないな、最近サッカー楽しめてないな。」気がつけば、
ふとそう思ってしまっている自分がいた。
こんな状態でサッカーをしていても上手くいくはずがない。
どうすれば良いかだなんて分かるはずも無い。
だから、その時はとにかくボール蹴ったり、走ったり、筋トレしたりいろんなことをやった。でも、そんな短期間で上手くいくわけがない。
分かってはいるけど、やらずにはいられなかった。
そんな中、7月に遂にカテゴリーを1つ落とされ、FCカテゴリーになった。驚きはそんなになかった。むしろ、試合に出られるようになるかもしれないという甘い気持ちになっていた。だが、やはり現実はそう甘くなかった。FCカテゴリーではFCカテゴリーでの競争がある。Topチームから急に落ちてきたからといって試合に出られるとは限らないわけだ。
いざ、FCでの試合が始まってもスタメンで出られない、出場時間を伸ばせない。
途中から出たとしても、大したプレーは出来ないし、ミスばかりしている。
何だか、今までどうやってプレーしていたか分からなくなってしまう時もあった。
そんな状態のまま時間は流れ、気づけば夏前の3日間の合宿になっていた。
噂に聞いていた通り、かなりハードな合宿であった。
合宿場所に到着した、その日からとにかく走った。その次の日も。
でも、気がつけば終わっていたし、何だか達成感もあった。
久しぶりに達成感を感じた。
そして、その後3日間のオフがあったため久しぶりに帰省した。
このオフに家族や友達と会えてリフレッシュできたのが本当に大きかったと思う。
そして、オフ明け。久しぶりの練習。
プレーが全部上手くいくわけではないが楽しかった。
自分でもよく分からないが、またサッカーを楽しめている自分がそこにいた。
この感覚を思い出せて本当に良かった。
寝る前に心の底からそう思った。
振り返ってみれば、中学2年生の時にもこんな経験をしていたなと。
1つ上の学年に上がってプレーしていたものの、公式戦は結局1年間で1試合も出られず、練習試合では、「やる気がないなら帰れ」とまで言われた事がある。
自分で言うのも何だがJユースでここまで言われることは滅多にないと思う。
しかし、今思えばあの時のことも良い経験だったと振り返る事ができている。
その時は、絶望的で苦しんでいたが、そこを乗り越えたことで大きく成長できた。
このように、上手くいかない時期は1度経験済みだ。
だからこそ知っている。
この状況を打破する方法に小細工は通用しないと。
ただひたすらに全力で目の前のことをやり続けるしかないと。
幸いにも私はまだ入学したばかりの1年生である。
残された時間は3年と少しまだある。
ここからの取り組み次第ではどうにでもなれると思う。
自分より上手いやつ、強いやつ、速いやつ、ア式には沢山のライバルがいる。
素晴らしい環境は整っている。あとは自分が変われるか、変われないか。
自分自身の問題だと思う。
こう見えても実は小さい頃から負けず嫌いで負けるのが大嫌いだ。
だが、大学が始まってから客観的に見たら負け続けている。
絶賛大敗中である。でも、負け続ける気は一切ない。
中学2年生の時に這い上がったように、再び大学でも絶対に這い上がって見せる。
努力している部分を認めてもらうのではなく、ただ、結果で証明したいと思う。
どれだけ練習しても試合で出来なかったら意味がないと思う。だからこそ、努力の部分ではなく成長したところをピッチの上で表現し活躍できる日までやり続けたい。
そして、大学4年生になった時に今の苦しい経験も良い経験だったと振り返れるようにしたい。
今は、まだまだ足りないものばかりだが成長してチームに欠かせない存在になれるように頑張ります。
そして絶対になりたい。プロサッカー選手に。
次のブログは、数少ない女子マネージャーとして、どんな時でもチームのために働いてくれている石川愛子(早稲田本庄高等学校)さんです。普段から温厚で誰に対しても優しく同期からの信頼も厚いはずです。
【過去の記事はコチラ↓】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?