【#Real Voice 2024】 「引退」 4年・石谷光基
10/20、最終節当日。ウォーミングアップ前の何気ない時間から自分の中に変な緊張感があった。
緊張のせいもあってか、なにかやらかしそうな自分を察し、今日も頼んだとアイクソエ(4年・アイクソエ怜生オーエンス)に最後の試合を託そうとする消極的な自分がいた。
緊張の理由は目の前の試合が終われば自分からサッカーがなくなることを意味していていたからだし、最後の試合くらい勝利で終わりたいとか、いい形で締めたいという気持ちが自分の中に存在し、目の前の試合を特別なものにしようとしていたからだと思う。
そんな些細な願望を持ちながら挑んだが、虚しく敗戦。情けなさと自分の弱さを改めて痛感する試合となった。
思い起こせば、大学に来てこの感情は何度も感じた。それでもその状況を覆せる力は最後まで手に入れる事ができなかったし、不完全燃焼に終わったことに後悔が残る。これから先もそんな状況が訪れた時に、自分はその壁を越えることができるのかという不安も生まれたが一歩ずつゆっくり前に進んでいきたい。
17年間続けたサッカーは自分にとってかけがえのないものだし、何にも変え難い。いつかサッカーでの苦しい経験が役に立ち、支えになる。そう思っている。サッカーをここまで続けて来れてよかった。
最後に色々な人の支えがあってここまでサッカーを続けることができました。
一緒にピッチで戦い、サッカーを楽しいと思わせてくれる仲間。
本気で自分と向き合い、ご指導下さったクラブの監督やコーチ。
自分をここまで育て、いつも全力でサポートしてくれた家族。
数えきれない方々の支えがあり、ここまで辿り着けたことに感謝しています。
これからも頑張ります。ありがとうございました。
次は味一大好き竹中豪くんです。ゲームを無課金でやることを知らず、22歳という若さで自分の家を持ち、ア式では高いセービング力を持つキーパーとして活躍するなど多彩で幅広いフィールドで今後も期待を集めている彼がリアルボイスで書く最後のブログはとても楽しみです。