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【早稲田カップ2025 epilogue】 「感謝」 新3年・千葉梨々花
早稲田大学ア式蹴球部女子2年の千葉梨々花です。
昨シーズンに引き続き、今シーズンも参加させていただきました。
早稲田カップの開催にあたり、ご尽力くださった関係者の皆様、ありがとうございました。
拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
昨シーズンは、陸前高田での活動に参加させていただいたので、初めて気仙沼での活動に参加しました。
私は、若柳FCのみんなと早稲田カップを戦いました。
2日間の活動を通して気づいたことは、
若柳FCのみんなが純粋にサッカーを楽しんでるということ。
「サッカーを楽しむ」
すごくありきたりな言葉かも知れません。
でも、それを1番感じました。
休憩時間は、ご飯を食べる時間以外、常にボールを蹴っていました。
みんなとボール蹴って、走り回って、笑いあって…
空き時間にボール蹴りすぎて、試合序盤から疲れてる選手もたくさんいて、学生は大慌てでした。笑
でも、ただがむしゃらにサッカーを楽しんで、一つのボールを追いかけてました。
その姿はキラキラしていて、改めてサッカーは楽しむものだと感じました。
きつい練習ばかりで嫌になったり、
プレーが思うようにいかなくて悔しい思いをしたり…
サッカーをしている上で、悩むことも考えることもたくさんあります。
年齢を重ねていくにつれて、何のためにサッカーをやっているのかわからなくなることもあります。
でもそんなとき、
もうひと踏ん張りさせてくれるのは、いつだって楽しい思い出です。
点を決めたとき、試合に勝ったとき、みんなで喜んでいるとき。
だからこそ、若柳FCのみんなには思う存分サッカーを楽しんでほしいと思ったと同時に、
苦しい時はみんなから教わった"サッカーを楽しむ"ことを思い出して頑張っていこうと思います。
1日目は、2試合とも勝てませんでしたが、
2日目は3連勝して大会を終えることができました!
選手たちの成長スピードには驚かされました。
大会を通して成長する姿を間近に見ることができて、本当に嬉しかったです!
若柳FCのみんな、たくさんありがとう!!
また来年もみんなと会えることを楽しみにしています。
サッカーは、年齢・性別・国籍など関係なく、楽しめるスポーツの一つです。
サッカーをしていなかったら、若柳FCのみんなに出会うことができませんでした。
サッカーを通じて、若柳FCのみんなに出会えたこと、そしてこれまで出会ってきたたくさんの人に感謝をしたいです。
そして、保護者・地域の皆様。
東京の早稲田大学から来たサッカー部の学生を温かく迎え入れてくださり、ありがとうございました。
設営や片付けを始め、差し入れやお昼ごはんの提供は非常に心温まりました。
本当にありがとうございました。
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東日本大震災〜14年を経て
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を訪問しました。
被災直後の姿を留めたまま保存されている場所です。
そこで見たもの、語り部の方から聞いた話は信じられるものではありませんでした。
目に映っているものが事実だと頭では理解していても、信じ難い光景でした。
屋内運動場の屋根が全て流されたり、校舎の中には車があったり。
一番驚いたのは、校舎の4階まで津波が押し寄せたということでした。
震災がどれほど恐ろしく怖いものか。
人間は、自然の前では無力だということを実感させられました。
一瞬で、全てが崩れ去り、
それでも日は昇り、日は暮れて、月日は流れていきます。
なんて残酷なのでしょうか。
私は震災の話を実際に聞くと、
大切な人達のことを頭に浮かべます。
なに不自由なく生活できている"今"が当たり前ではないこと。
家族や友達と笑い合って、ともに過ごせる時間が当たり前ではないこと。
仲間とともに競い合い、高め合える環境が当たり前ではないこと。
訪問して、改めて感じました。
震災の恐ろしさを忘れないように、そして紡いでいける存在になれるように。
生かされている"今"に感謝して生きていきます。
この2日間を通して募った思い。
それは、サッカーを通じて感謝を伝えていきたいということ。
私にできることは限られていて、側から見るとちっぽけなことかもしれません。
それでも、私は1日1日を、
誰かが生きたくても生きられなかった今日を、
精一杯生きていきます。
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◇千葉梨々花(ちばりりか)◇ ア式蹴球部 女子部
学年:新3年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:十文字高等学校