「あと一歩」 3年・杉田将宏
2021.1.21
#atarimaeni CUP 準決勝
vs 法政大学
0-2 ●
全国ベスト4
これをもって2020シーズンは終わりを迎えた。
2020シーズンは多くの壁にぶち当たりながらも
4年生を中心に乗り越え、早稲田大学ア式蹴球部は前に進み続けた。
関東大学サッカーリーグ1部 2位
アミノバイタル杯 準優勝
#atrimaeni CUP ベスト4
多くの部員が、チームのために、4年生のためにという思いでプレーしていた。
これまでサッカーをしてきた中で、これほどチームのために、4年生のためにと思う人が多いと感じたのは初めてだった。
私もその中の1人であった。
多くの人がそう思えたのは、間違いなく4年生の日々の積み重ねがあったからだと思う。
4年生の姿を見て、言葉を受けて、多くのことを学ぶことができたし、刺激的な1年になった。
本当に感謝しています。
ありがとうございました。
そして、2021シーズンは始まる。
私の大学最後のシーズン。
どうなるかわからない中で不安もある。
でも、それより楽しみのほうが大きい。
っていうか、最後のシーズンを楽しまなきゃ絶対に後悔するから、不安とか焦りとかはあるけど、それすらも楽しむ。
これが正しい表現かな。
2020シーズンは良い成績を残した。
それは、先ほども述べたが素晴らしい4年生がいたからだ。
それでも、1stになることはできなかった。
あと1歩のところまで来たのに。
なぜ1stになることができなかったのか。
はっきりとした理由はわからない。
チームの一体感は間違いなく完成度の高いものになっていたし、勝ちたいという思いや覚悟は相当なものがあった。
じゃあ、なぜ1stになれない?
どうしたら1stになれるのか?
私が思うこと、それは...
「ハングリー精神」
2020シーズンのチームは間違いなく良いチームだったと心から言える。
下級生は4年生を尊敬し、
4年生はチームのために行動していた。
けど、振り返ってみるとチーム内での競争はどれだけの完成度だったのか。
早稲田というチームが他のチームに勝てればいいと思っていた人が多かったのではないか。
ある練習試合の際に、相手の大学のスタッフからこんな言葉をいただいた。
「早稲田は真面目で学ぶ姿勢はあるけど、うちの部活はハングリー精神がものすごくある。」
そのときは、ただ聞き流してしまった。
後悔している。
そこで私が行動に移せていれば、
チームに促すことができていれば、
結果は変わっていたのかもしれない。
気付くのが遅かった。
でも、私には幸いにもあと1年残されている。
こいつには負けたくない。
こいつを追い越したい。
チーム内での真の競争がチームを強くする。
それをラスト1年で証明する。
そして、あと1歩。
必ずみんなで踏み出そう。
全員がライバル。誰にも負けない。
部員全員がそんな思いを持ってくれることを期待しています。
私も負けません。
2021シーズン、暴れます。
◇杉田将宏(すぎたまさひろ)◇
学年:3年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:名古屋グランパスU-18