「憧れの鳥人間コンテスト出場を目指してー理系ワセジョの野望」高野萌々子さん_早稲田生インタビュー#013
松下:最初に、自己紹介をお願いします!
高野さん:早稲田大学の大学院修士2年の高野萌々子です! 学部の方が創造理工研究科の創造機械工学専攻というところで、学部の頃からずっとここにいるので6年間ずっと機械工学の専攻ですね。よろしくお願いします。
松下:よろしくお願いします!
高野さんはサークル等には入ってないですか?
高野さん:もう修士になってしまったので引退はしたんですけど、大学の3年生まで鳥人間コンテストに出るための人力飛行機を作るサークル活動をずっとしていました。3年の夏まではほぼ10割このサークルに挑む生活でしたね。
松下:鳥人間コンテスト聞いたことありますけど凄いですね!
ー憧れの鳥人間コンテストへ挑戦!ー
松下:それでは一つ目の質問なんですけど、今一番力を入れていることや好きなことがあれば教えて下さい。
高野さん:それって大学生活全体じゃなくて今の方がいいですか?
松下:いえ、今聞いてた感じだと鳥人間コンテストのお話が面白そうなのでその話をお願いします!
高野さん:良かったです、今一番頑張っていることを聞かれたらどうしようとちょっと悩んだんですけど(笑)
大学生活で一番力を入れていたのは、その鳥人間コンテストに出るためのサークルの活動です。相当頑張っていたので一択ですね。
松下:ちなみに鳥人間コンテストの活動を始めたきっかけってありますか?
高野さん:私は幼い頃からテレビの番組でやっている鳥人間コンテストを見て、ずっと「私は絶対あの鳥人間コンテストに出場する!!」というのを、なぜかわかんないんですけど(笑)昔から夢として持っていたので、それをやりたかったっていうのがありました。
松下:なるほど、テレビで見てずっと憧れていたんですね!
高野さん:はい、これは正に大学生活でしかできないなと。いわゆる青春感あるものを社会人になる前に全力でやりたいなと思って入りました。まあ本当は社会人になってからも参加できるんですけど、当初は学生のチームが一番盛り上がっていたので、学生しか参加できないと思いこんでました(笑)
松下:確かに、まさに青春ですよね!
そういえば僕も鳥人間コンテスト見てて「すげぇな!」とは思ったけど、自分がやりたいとまでは思わなかったですね。
高野さん:ですよね(笑)
でも入ってみたら結構しんどかったですね。昔からの憧れの想いだけで入ったので、ここまでしんどいものだったのか、、というのは入ってみて初めて気づかされました。
松下:ちなみに入賞とかはしたんですか?
高野さん:えっとですね、それが全然していなくて。いわゆる強豪チームというのが何チームもいるので、優勝とかも全く目標にしていなかったんです。まずは鳥人間コンテストに出るぞというのを目標にやってました。
松下:出場を目標に?
高野さん:というのも実は書類審査がかなり厳しくて、まず出るというのが第一段階の目標でした。次に1 km 飛べたらいいよねという、多分出場しているチームの中では中堅ぐらいだったかなと思います。なので着実な目標を!って感じでしたねー。
松下:なるほど!参加すること自体が難しいんですね。
高野さん:そうですね。私も入って初めて知ったんですけど、書類審査の倍率が厳しくて、ネット調べによると3,4倍とからしいんですけど、書類が通過しないと出ることもできないので。まずは出ることが一番の目標でしたね。
松下:そうなんですね。ちなみに出場するという目標は達成できましたか?
高野さん:はい!3年間無事に出させていただきました。
松下:よかったです!
ー計画は用意周到にー
松下:鳥人間コンテストに取り組む中で、そこから得た学びとかありますか?
高野さん:まず人の命を預かっていたものなので、人力飛行機を作っていく上で結構シビアに計画を立てていました。人の命を預かるぶん、強度試験みたいな、飛行機の強度を試験的に試して実際に大丈夫なのかというのを何度もいろいろな方法で確かめるんですね。
松下:なるほど、
高野さん:計画を立てるときも年間スケジュール一本だけじゃなくて、「もしこれを失敗したらBのプランにしよう」みたいなものがあって、何通りものスケジュールを立てて行動していたんです。それを通して、「計画を立てて先を見通すことってこんなに大切なんだな」っていうのを学びましたね。実際、1回失敗しちゃったんですけど、その時に予想外の事態に対応するための準備って非常に大事なんだなというのを学びました。今思うと当たり前なんですけどね。当時の自分はそれを全然知らなかったのでいい気づきを得られたなあと思います。
松下:それちょっと意外ですね。計画通り順調に製作していくイメージでした。そもそも人命がかかってるって、言われてみるとそうですよね。
高野さん:はい、結構シビアな世界だなと。
松下:テレビで見てるだけだとキラキラしていても、実際はかなりシビアなんですね、ありがとうございます。
松下:そんな鳥人間に3年間取り組んできた高野さんなんですが、将来の目標とかってありますか?
高野さん:抽象的なものになってしまうんですけど、私のキャリア・人生の夢みたいなものがあるんです。それが私が育った中高一貫の女子高に何らかの恩返しをすることなんです。抽象的なんですけど、そういう夢があるのでそれを叶えられればどんな形であってもいいと思ってます!
一つでも二つでも出来るだけ多くのものを、これまでお世話になった人たちに還元したいなというのがひとつの夢というか目標ですね。
松下:偉いですね!
高野さん:いやいやいや(笑)
松下:そう思える母校もきっと素敵な学校なんだと思います。是非恩返しが出来るように頑張って下さい!
ーディズニーはもはや作業場!?ー
松下:ここからは高野さんの暮らしについて聞いていきたいんですが、普段はどんな生活をしていますか?
高野さん:今はもう修士になってサークルもないので、基本的に1日研究室に入るという生活をしていますね。普段アルバイトをやったりとか、就活中であれば就活に合わせています。うちの研究室はコアタイムがないので、かなり自分のスケジュールに合わせていくって感じすね。
松下:かなり柔軟な研究室なんですね!
しかも就活と研究並行して頑張ったという感じですか、どちらか一方だけでも大変なのに凄いですね。
高野さん:そんなことないですよ!
松下:ちなみにお気に入りの場所とかってありますか?
高野さん:私はディズニーランドとディズニーシーがすごく好きで、今はちょっと忙しくて持ってないんですけどもともと年間パスポートを持っていました。非日常的な空間をすぐ味わえる場所っていうのがそこになるのかなーと自分で思っていて、大学入りたてで授業のレポートが多い時はディズニーに行って課題をやるみたいなことをしていました。割とすぐ近くにあるので、行けば気分転換もできるし集中も出来る。周りから見たら変な人なんですけど(笑)
結構ディズニーに行ってそこで何かをやるというのが結構多かったですね!
松下:すごいですね…ディズニー好きの人は何人か知ってますけど、ディズニーをドトールやスタバみたいな使い方する人は初めて見ました!
高野さん:やっぱ年パスとっちゃったら行くしかないと思って(笑)
交通費はかかるんですけど、何をやるにもとりあえずディズニーに行ってました。
松下:それめっちゃ面白いですね!ちょっと変わってると思います。
高野さん:間違いないですね(笑)
ー東京でバリキャリ&幸せな家庭をー
松下:高野さんは将来こんな生活をしてみたいとかってありますか?
高野さん:まずはずっと東京にいたいというのがあります。
やっぱ時代の流れで1番最先端なのって日本では東京だと思うので、ずっと東京にいたいですね。あとはマンションで家族や両親と一緒に暮らしつつ、共働きとしてずっと働いていけたらいいかなと思っています。
キャリアウーマンとして働きつつも、子供が欲しいなと。子供に尊敬してもらえるよう仕事をしながら楽しく、東京のいい感じのマンションで暮らしていけたらいいかなと思っています。こんなのが私の抱いている妄想ですね(笑)
松下:素敵な妄想だと思います!
ーザ・ワセジョな友人ー
松下:では最後に友人を紹介していただけると嬉しいんですが、
こんな面白い知り合いいるよ!っていうのがあれば教えて下さい。
高野さん:この質問見たときにパッと思い浮かんだ子がいるんですけど、何人かいる面白い子の中でも、特に面白い子です。大学入る前に最初のファーストインプレッションで超仲良くなった女の子なんですけど、よさこいのサークルで早稲田の「踊り侍」というチームがあって、そこで彼女もサークルに人生を捧げてた子です。引退した後も社会人のチームに入ってやっていたりとかしていて、熱いことが好きな”ザ・ワセジョ”という感じの子なんです。
松下:熱そうな方ですね!
高野さん:彼女も私と同じ理系なんですけど、就活でも見てるところが全然理系じゃなくて。私と同じような人種で非常に面白くて熱い人間で、ワセジョといえば…!という子ですね。
その子が一番に思いつきました。
松下:なるほど、ちなみにお名前聞いてもいいですか?
高野さん:はい今村紗英子という名前で同じく修士2年なんですけど、その子が私的に一番推しです!
松下:それめっちゃ期待ですね!是非次回はその今村さんにインタビューしたいなと思います!
高野さん:是非!
松下:それではお時間が来てしまったのでここで終わりたいと思います。高野さんありがとうございました!
高野さん:はい、ありがとうございました!
※補足:一番上の画像は高野さんがチームで撮った記念写真だそうです。飛行機も美しいですが、写真のセンスが抜群ですね☆ ネットにあるイメージ画像かと思うくらいの美しさ。これは正に青春です…‼
インタビュアー:松下駿矢
構成・編集 :松下駿矢
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