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中小企業診断士のキャリアの広がりと最新トレンド
みなさん、こんにちは。
早稲田出版・TBC受験研究会講師の櫻野景子です。
中小企業診断士試験に合格すると、キャリアの選択肢が一気に広がります。
実際に私もこの資格を取得してから、日本FP協会の賛助法人交流会に参加するなど、多様な交流の場に足を運ぶ機会が増えました。
今回は、日本FP協会での経験をシェアしつつ、資格取得後に見えてきたキャリアの可能性と、そこで注目されていた最新トレンドについてご紹介します。
資格取得によるキャリアの広がり
中小企業診断士の資格を持つと、コンサルティング業務や企業支援だけでなく、金融業界や教育機関、自治体の仕事まで、活躍の場が広がります。
私自身は、TBC受験研究会の親会社である経営教育総合研究所からご紹介いただいた金融機関雑誌「近代セールス」で特集記事を執筆し、この経験は資格取得後のキャリアの広がりを実感する大きなきっかけとなりました。
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を執筆しました
そして今回、経営教育総合研究所が会員となっている日本FP協会の賛助法人交流会に参加させていただきました。
FP協会での活動で活かせる中小企業診断士の知識
日本FP協会の賛助法人交流会に参加することで感じたのは、中小企業診断士の知識が金融業界でも非常に有用であるということです。中小企業診断士の資格を持つことで、FP(ファイナンシャルプランナー)業務においても多くの場面で役立つスキルや知識を提供できるようになります。以下に、その具体例を紹介します。
1.中小企業経営の視点からのアドバイス
FPとして、顧客の資産管理や投資アドバイスを行う際、中小企業診断士としての経営視点は非常に強みになります。特に中小企業の経営者や個人事業主を顧客とする場合、彼らが抱える経営課題や財務リスクを深く理解した上で、適切な資産運用の提案ができるのは大きな利点です。
例えば、経営戦略の観点から、資金繰りや資金調達の方法を具体的にアドバイスしたり、事業拡大のための投資戦略を一緒に考えたりすることが可能です。FP業務に中小企業診断士の知識を取り入れることで、より信頼されるパートナーとして顧客のニーズに応えることができます。
2. 財務分析力を活かしたコンサルティング
中小企業診断士は、財務分析や経営指標の評価に精通しています。これをFP業務に活かすことができます。例えば、顧客の家計や事業の財務状況を細かく分析し、将来の資産形成プランを練る際に、中小企業診断士としての分析力が役立ちます。これにより、顧客のニーズに即した、精緻で現実的な資産運用の計画を提供することができます。
3. 経営改善とライフプランの両立をサポート
FP業務では、顧客のライフプランに沿った資産運用が求められますが、中小企業診断士としての経営改善のノウハウを活かすことで、より包括的なアドバイスが可能となります。特に、事業継承や退職後の資産形成といった長期的な視点でのサポートが必要な場合、中小企業診断士としての知見が活かせます。
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TBC受験研究会 主任講師 香川先生(左)
FP協会と中小企業診断士の相乗効果で広がるキャリア
FP協会のようなネットワーキングの場では、他の専門家との交流を通じて新たな知識を得るだけでなく、自分自身のスキルを見直し、磨く良い機会となります。
今回、日本FP協会法人交流会で開催された研修会では、「生成AI」をテーマに、生成AIはビジネスで活用できるか、中小企業診断士・経営コンサルタントとして活躍されている清水康裕先生の講義に参加させていただきました。
FP協会の交流会において、セミナー講師に中小企業診断士が活躍されていることは大変刺激をいただきました。
また、今回は特に早稲田出版から電子書籍として出版している中小企業診断士向けのテキストや問題集に、FP協会や参加法人の方から関心を寄せてもらえたことが印象的でした。
中小企業診断士の持つ専門性をFP業界で活かすことができると実感しました。
経営教育総合研究所の理論政策更新研修
経営教育総合研究所の研修は、中小企業診断士としての知識を最新の経営トレンドや政策にアップデートすることができ、実際の現場でのコンサルティング業務にも即座に活かせるノウハウを身につけることができます。
特に、FP協会でも注目されているDXや資金繰り改善の実践に必要な知識、利用可能な施策など中小企業の経営環境の変化に関するトピックスを取り上げ、今後のビジネスシーンで不可欠なスキルを学ぶ機会が提供されています。
自身も受講しましたが、実際に直面している業務システムのクラウド化、それに伴うシステムの分断化について、どのようにリソースを充ててシステムを連携していくか、具体的にDXを進める方法を確認できたことが大きな収穫でした。
研修の詳細やスケジュールについては、経営教育総合研究所の公式ウェブサイトでご確認ください。
これからも積極的に交流会やイベントに参加し、新たなネットワーキングの機会を活かして、中小企業診断士としての知識や経験をより多く企業と共有していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。