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中小企業診断士 1次試験頑張りましょう!

みなさん、こんにちわ。
早稲田出版講師の香川遼太郎です。

いよいよ中小企業診断士の1次試験が2日後に迫ってきました。
受験生のみなさん、準備は進んでおりますでしょうか?

自分自身の1次試験前のことを思い返してみると、全く準備が追いついておらず、特に経営情報システムや中小企業経営・政策などの暗記系といわれる科目は全く自信がない状態で臨んだのを記憶しています。それでも、何が起きるかわからないのが試験です。1次試験は何とか全科目合格することができました。

「勝負は時の運」と言ったりしますが、その運を引き寄せられるかは自分次第。最後まで諦めずに取り組めば、結果は必ずついてきます。特に1次試験は択一式なので、勘で書いたところがすべて当たっていたなんてこともあり得るのです。

疲れている中でも、仕事や家事の合間を縫って、ここまで頑張ってきた自分を褒めつつ、最後のひと踏ん張りです。2次試験のことは一旦忘れて、今は1次試験に全力で臨みましょう!

と、精神論はここまでにして、ここからは試験に強い(?)私が、試験中に心がけていることをいくつか紹介します。
体調管理や直前の勉強方法については、いろんな所に転がっていますし、皆さんも確立されたものがあるかもしれませんので、ここでは触れません。
取り入れられるところは、ぜひ参考にしてみてください!


試験中に心がけていたこと


Point1 常に全体の得点戦略を意識する

中小企業診断士1次試験は7科目もあるので、当然「やばい!全然わからない!」という科目も出てきます。
そのようなときでも、絶対焦ったり自暴自棄になったりせず、全体の得点戦略を考えましょう。試験は長期戦です。その科目だけで合否が決まるわけではありません。

例えば、2科目目の「財務・会計」が難しかった時、冷静に確実に得点できそうな問題や、もしかしたら正解かもしれない問題が何問あるかを考えます。そして大体の得点ラインがわかれば、後の科目で何点余分に稼がなければいけないかがわかります。そうして常に全体の得点を考えながら、科目ごとに計画を修正していくのです。

私は簿記の試験のときにこの方法に助けられました。簿記の試験は「商業簿記・会計学」と「工業簿記・原価計算」という2科目があるのですが、前半の「商業簿記・会計学」で歴史に残る(とネットでは言われていた)ほどの難問が出題され、全く歯が立ちませんでした。

一瞬パニックになりましたが、目を閉じて冷静になり、「とりあえず取れる問題は取ろう。できなかった分は後半の科目で稼げばいい。」と部分点をかき集めることにしました。

ここで冷静になれなければ、自暴自棄になって後半の「工業簿記・原価計算」も思うように点が取れなかったかもしれません。ところが「工業簿記・原価計算」は一転して、例年から比べるとものすごく難易度の低い問題が出題されたのです。
結果を見てみると、「商業簿記・会計学」は足切りギリギリの点数でしたが、「工業簿記・原価計算」で満点近い点数を取ることができ、何とか合格できました。簿記の試験は配点が公表されず、正答率の低い問題は配点が低く調整されたりするので、そのあたりの恩恵もあったのかなと思います。

試験は何があるかわかりません。常に冷静に、全体を考えつつ、最後まであきらめないことが重要です。

Point2 始まったらいったん冷静に周りを見る

これは私の試験のルーティンでもあるのですが、特に緊張しやすい方は参考にしてみてください。

私は試験開始の合図があってもすぐに問題を解き始めません。1回深く深呼吸をして、問題を一生懸命解き始めている周りの人たちを見回します。このとき、カンニングだと疑われないように注意してください笑。
そして、「お~みんな頑張ってるね~。じゃあ自分もやり始めるか~。」くらいの気持ちで問題を解き始めます。こうすることで冷静に問題に取り組むことができます。

いきなり問題を解き始めると、解くことに集中しすぎてしまい冷静さを欠いてしまいます。特に最初の問題からわからなかった場合は最悪です。その時点でパニックに陥る可能性が非常に高いです。冷静さを取り戻すためにも、私は上記のルーティンを行うようにしています。

ただし、問題を解く時間が少なくなってしまうと元も子もないので、せいぜい長くても30秒程度で済ませるようにしましょう。

Point3 途中で解答速報やネットの情報を見ない

これはよく言われていることかもしれませんが、試験の途中で解答速報やネットの情報は見ない方がいいと思います。特に最近はTwitterなどのSNSで色んな情報が流れてきますが、そのような情報は一切遮断しましょう。

自分は全然できなかったのに、「今の科目、思ったより簡単だった~(*^▽^*)」みたいなツイートを見てしまったりしたら、モチベーションに影響が出てしまいます。これは1日目の終了後も同じです。

常に全体の得点戦略を立てるために、解答速報は見た方がいいという考え方もありますが、どんな結果が出ても冷静でいられるという方は見てもいいと思います。ただ私の場合は気持ちが落ち込んでしまうリスクが怖かったので、最後の科目が終了するまでは見ませんでした。この辺りはご自分の性格などを考慮して決めて頂けたらと思います。

いかがだったでしょうか?
泣いても笑っても勝負は2日間で決まります。
2日間で全力を出し切れるように、体調だけは十分に留意して残りの時間頑張ってください!
皆さんが良い結果を残されることを、心から応援しております。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。






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