アパグループ代表取締役専務、元谷拓さんが重視する「縁」とは?実際にインタビューさせていただきました!
はじめに
こんにちは!早稲田大学マーケティング研究会です!10月にアパホテル講演会を行っていただきました!
今回はアパグループ代表取締役専務、元谷拓さんにインタビューさせていただき、縁やつながりという考え方について、そしてアパホテルの今後についてお話をしていただきました!
今回が1本目ということで、「縁」、そして「つながる」ことをテーマにインタビューさせていただきました!元谷さんが大事にされているという「縁」や「つながり」という観点から、先日行った講演会について、そしてアパホテルの事業成功の秘訣について聞いてみました!
早稲田大学マーケティング研究会にてご講演していただきました!
~今回講演会を受けた理由~
Q.今回インタビューを受けていただいた理由やきっかけってなんでしょうか?
A.早稲田大学マーケティング研究会4年生のS・Kさんがきっかけですね。3年前に彼女と課外ゼミで出会い、その後彼女には、経営者交流会や講演会をボランティアスタッフとして積極的に手伝ってもらいました。
そのことには感謝していましたが、その恩を返し切れていませんでした。だから、講演会の依頼を断る理由なんてなかったです。喜んで講演会を受けさせていただきました。
~マーケティング研究会に対する印象~
Q.講演会を行った感想はありますか。また、早稲田大学の学生と他大学の学生と関わってみて、違いは感じられましたか?
A.これまで慶応大学や、母校の中央大学をはじめ、様々な大学で講演会を行ってきましたが、総じて優秀だったと思います。
そして、早稲田大学の学生さんは賢いだけでなく、積極的な行動や、明るい意見を持つ人が多かったと思います。こんなに意識の高いZ世代が10年後、20年後に各業界で活躍し、日本を支えていくのが楽しみですね。
「縁」や「つながり」を大切にする仕事観
~「縁」や「つながり」を意識する理由~
Q.講演会でおっしゃっていた「縁」や「つながり」を意識するようになったきっかけは何ですか?また、それらを大事にする理由は何でしょうか?
A.これといった大きなきっかけはないんですよね。若い時は分かりませんでしたが、年を積み重ねていくにつれて、縁の大事さがわかるようになった気がします。
気づかないうちに自分ファーストになっている人って多いと思います。
若い時こそ「自分が、自分が...」と自身のエゴを大切にしがちですが、自分がどうでもいいと思っている相手でも、相手側が自分を大切に思ってくれているケースもあります。
そして、相手が素敵な人を紹介してくれる人である可能性があるんですよ。。ですから、結局人間関係作りは「他人第一」、もっといえば「キッズファースト」だと思います。
この国の未来は今の子どもたちが作っていきます。だから、子どもたちを喜ばせられるような会社を作っていかなければならないと考えています。
~コラボレーションは問題解決のための手段~
Q.これまで数々の企業とコラボレーションを行ってきたと思いますが、そこまでに、どのような経緯があったのでしょうか?
A.コラボレーションといえばかっこよく聞こえますが、実際に行っているのは、「課題や問題をどう解決するか」の一点に尽きます。
例としてポカリスエットプールを挙げますね。当時買収したホテルに赤字経営のプールがあって、どう黒字化するかを考えたときに、自社だけでは難しいと判断しました。
だから、このプールに対して、価値を見出してくれる会社に提案をしたら、スポンサーをしてくれるかもしれないと思いました。
それで大塚製薬さんに声をかけたら、快く了承してくれました。結局、日ごろの人間関係を築き、それが充分に深まったタイミングを見極められないと、急にお願いをしても難しいですよね。
コラボは問題を解決するための1つの手段ですが、実際にコラボをするためには、人間関係やタイミングの見極めが大切です。
また、コラボでは、ブランド力が強い会社同士がコラボしないと、興味を持たれない場合が多いと思います。
我々は「勝者連合」、「三方勝利」と呼んでいる考え方があります。「売り手良し、買い手良し、世間良し」、そして今の時代に合わせると「環境良し」になり、「四方勝利」かもしれませんね。
アパも、取引相手も、お客様も、自然も得するような形を作ることが大事だと思っています。
~これから増やしたいつながり~
Q.これからどのようなつながりを増やしていきたいですか?
A.現在、アパホテルは日本最大のホテルチェーンですので、日本のホテル業界を引っ張っていかなければならないと思います。
それと同時に、アメリカなどでコーストホテルの買収を進めていますので、海外でも市場を展開していきたいです。
ですから、持ち前の語学力や接客力を活かして働きたいという人は、今後、ホテル産業に従事して、将来的に海外で働いていくという選択肢も視野に入れてほしいです。
今後は環境に対応したり、イノベーションを行って、アパホテルとして改善ができるようなつながりを増やしていきたいと思っています。
また、現在スポンサーをしているサッカー日本代表とのシナジーも増やしていきたいです。そして、各業界のリーディングカンパニーとつながりを持つのも面白そうだと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか?元谷拓さん並びにアパホテルがなぜ「つながり」を意識し、どうやって活用しているのかが分かりました!ぜひ、読者の皆様も人とのつながりを大切にして行動してみましょう!
前回は、「広報局」を紹介した記事も投稿しているので、ぜひこちらも併せてご覧ください!
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