【4年生の想い】『"ア女"が獲る』田頭花菜
いつもア女のご支援ありがとうございます。
大学女子サッカーの価値を最大に体現してる組織がア女だ。
ア女での4年間で、強く想う。
これだけは自信がある。
スポーツ推薦は1枠。
大半が自己推薦(AO的なもの)か、一般入試で合格した者が集まる。
推薦枠を多く用いる大学とは異なる。
バックグラウンドも、競技レベルも、国籍も、
ア女に来た目的も、卒業後の進路選択も、
異なる者が集まる。
唯一同じこと、
共通の目標=日本一
ピッチ上で闘うのは11人だが、
その試合に向けて、みんなで練習を行い、
全員が準備をする。
日本一を獲るために、互いに要求し合う。
チャレンジしやすい練習の雰囲気を創る。
自分の弱さを受け入れる。
やれるのに、やろうとしない仲間に厳しく伝える。
試合の映像を観て分析する。
部荷物準備を抜かりなく行う。
どうしたら私達らしく闘えるか考える。
悩む仲間に声をかける。
ア女の伝統について考える。
たわいもない会話をする。
悔しさを封じ込めてサポートをする。
ピッチ外からもグランドに向かって声をかける。
時間を見つけて自主練する。
苦しいリハビリに真剣に向き合う。
コンディションを管理する。
部室を綺麗に掃除する。
日本一を獲るために、出来る行動は数えきれない。
そのために役割がある。
これらをア女という組織は、私に教えてくれた。
学生スタッフも同じだ。
これもア女の魅力の1つ。
直接的にプレーで導けないからこそ、
選手が1本でも多くプレーできるようボールを拾う。
選手のモチベーションを高めるアプローチをする。
試合を行うために、外部の方と連絡を取り合う。
ア女のために、他にも沢山の準備をしてくれてる。
ほんとうにいつもありがとう。
今年も、伝統ある早慶戦が開催された。
早稲田のプライドをかけて、慶應をリスペクトして闘う。
部員が役割を持ち、早慶一緒になって一戦を創り上げる。
この経験が出来たのも、ア女だからだ。
卒業研究で大学運動部活動の理念について行った。
他大学にインタビューをし、
どのような組織文化があるのか、
どのように日々の活動を運営しているか、
何を大事にしているか、
どのようなチームを目指しているのか、
〇〇大学らしさとは何か、
他大学を知れば知るほど、
ア女に価値を感じ、
誇らしくなった。
だからこそ、他大学ではなく
“ア女”が日本一を獲ることに1番意義がある。
同期
学年ミーティングで話すたびに、なんかみんなと価値観が違う。そう思ってしまうことも多かった。ややこが退部してしまったことは、今でも後悔してる。日本一という目標は同じなのに、目指し方が十人十色なだけなのに。こんなにも1つになれないのかってやり場のない感情で苦しんだ。けど、その気持ちを解決出来るのは、1人で考えることじゃ無いってことに気付かせてくれたのも同期。あんなに鼻水が止まらんぐらい泣いて、ティッシュを取り合うことは、この先の人生で無いだろう。
心の底から、10人、1人1人のことが大好きです。多民族国家のフランス代表で日本一を獲って、最後ぐらい笑おう。
後輩たち
情けない姿を沢山見せてきたと思うし、不安にさせたと思う。学年関係ない、と求めることが多かったと思う。でもみんななら考えれるし、分かってくれると思って、ア女らしさを絶やしたくなかった。みんなのことも愛おしい。この気持ち、伝わったら嬉しいな。後少し、4年に力を貸して欲しい。西が丘で、みんなで喜ぼう。
先輩方
ア女らしさを創り上げ、紡いでくださりありがとうございます。「ピッチでは熱く泥臭く!ピッチの外ではエレガントに」この横断幕にア女の全てが詰まっていることを教えていただきました。
スタッフ
色んな言葉で、支えてもらいました。
私もこんな人間になりたいって、そう思える方々の元でサッカーが出来て良かったです。最後の最後までよろしくお願いします。
家族
早稲田に、ア女に、通わせてくれてありがとう。
何不自由なく生活できて、感謝でいっぱいです。
5人でじゃんけんしながら食べるご飯が1番美味しい。
サッカー人生の集大成、成長した姿見せます。
最近毎日のように、インカレの夢を見る。
1試合でも多くア女のみんなと闘いたい。
今の想いは、これに尽きる。
1発で負ける。1発で勝てる。
上手いア女じゃない、
"強くて怖い"ア女を。
挑戦者として泥臭く。
1月6日まで35人「全員が」体現し続けよう。
私達には最強の仲間がいる。
ア女が大学女子サッカーの象徴となり、
優勝トロフィーを掲げる。