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【Insidestory2024】『逆境からの飛翔』2年 大山愛笑

本日ア女日記を担当します、2年の大山愛笑です。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

『結果』

今年に全てをかけている。

なぜなら、奪還したいタイトルがあるから。

だからこそ、今シーズンはこれまで以上にこの2文字にこだわる。

3月に行われたU20アジアカップではどん底を味わいました。

何もかもが上手くいかなかったのが、準優勝という結果以上に悔しかった。

1番自分を苦しめたのはディフェンス面、持久力面の課題が浮き彫りになったこと。

今まで苦手なことから逃げてきた自分が悪いことは自分が1番良くわかっていました。

だけど、すぐに努力する気になることは出来なかった。

「サッカーから離れたい」
初めてこんな感情を抱いてしまっていたから。

監督にお願いをして休養をもらってサッカーから離れた生活をした。

この期間が私にとって重要だったと感じているし、そのおかげで前に進むことが出来ました。

「U20W杯で結果を残す」
そのあと、この目標を立てました。

そこから今までで1番自身と向き合い、自分を追い込んだ。

ハイパワートレーニング、低酸素でのランメニュー、身体を上手に使うための地味なトレーニング。

自分なりのボールの奪い方を見つけるために試行錯誤の繰り返し。

毎日筋肉痛で全身が痛いし、試合当日になっても身体が重いのは当たり前。

守備に気を取られ長所の攻撃が上手くいかず迷った時も、試合で成果が出せずに泣いた時もあった。

「何が正解か、どうすればいいか分からない」
何度もこの言葉を口にした。

大好きなサッカーでここまで悩んだのは初めてだった。

でもどんなに辛くてもキツくても頑張り続けられたのは、少しでも成果をピッチ上で感じられた時が嬉しかったから。

そして、1番はどうしても叶えたい目標があるから。

どん底を味わったあの時の思いをもう二度としたくないという強い気持ちが自分の中にあったから。

自分なりに出来る努力は全部したつもりだし、自信を持ってW杯の開催地コロンビアに来ました。

これは、準決勝が行われる都市に移動する飛行機の中で書いています。

昨日前回王者のスペインを倒し、前回決勝で敗れたリベンジを果たすことが出来ました。

でもそれが目標じゃない。優勝する、世界一になることが本当のゴール。

まだまだ結果を出す必要がある。

自分を追い込んでよかった、あの時あの悔しい思いをしてよかったと思えるように、

あと2試合日本を背負って戦えることを楽しみながら、努力してきたことを存分に発揮して

必ずチャンピオンになって日本に帰ります。

そして、この経験をア女に還元して全員でもっと強くなります。

全員で早稲田を体現して来年の冬、王者奪還して笑顔で終わる。


最後に、

どんな時も1番近くで応援してくれた家族、常に気にかけてくれて寄り添ってくれた監督、

「愛笑らしくね」って声をかけてくれる同期、「頑張ってきて!」って毎回言ってくれるチームメイト。

たくさんの人達が居たからここまで頑張れました。

ありがとう。

●大山愛笑(おおやまあえむ)
学年:2年
学部:スポーツ科学部
前所属:日テレ・東京ヴェルディメニーナ

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