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6.正しいけど嫌なこと

自分が読む立場だと冒頭のアイスブレイク(といっていいのか?)とか読み飛ばすのに書く立場になった途端に、なぜか書いていることに今さら気づいたナイアです。

今日は通勤中にふと思ったことを書きたいと思います。

ルールを守らないのはなぜ?

早々に自爆しますが、ルールを守らないのは自分です・・・

どんなルールかというと「エスカレーターで歩いてはダメ」です。

まあ、正直あまり守られていないルールだと思ってますが、この前堂々と両側ふさいでいる人たち見て思ったのが、「邪魔だけど、文句言いにくいなあ」でした。

エスカレーターって設備側のルールはともかく利用者側の暗黙のルールで「片側は立ってもう片側は歩く」っていうのがあって自分は普段歩いてます。

なぜ歩くかというと・・・正直、習慣と気分が8割占めてます。

せっかちというか行列とか人混みがあまり好きじゃないので、エスカレーターに限らずそこそこ速足で歩いていて、それと同じ感覚で歩いてます。

残り2割は急がないと乗り継ぎの電車・バスに間に合わないからです。

他の人たちはどうなのかわかりませんが、100%いつも急いでる人っていうのも考えにくいのでエスカレーター歩くのが習慣になってる人は多いんじゃないですかね?

じゃあ、なんで設備側のルールを守らないのか、というと「赤信号みんなで渡れば怖くない」からです。

「自分一人守っても仕方ないし、(利用者視点では)そんなに悪いことしてないからいいじゃん」というのが本音です。

硬い言葉でいえばルールの形骸化でしょうか。

他の例としては高速道路100km制限とか見通しがよくて広いのになぜか40km制限の道路を制限速度守って走る車が少数派なのと同じです。

守られるとかえって迷惑、自動車の速度制限に至っては下手したら事故が起こりかねない、むしろ危険なルールになってます。

正しい理屈で人は行動を変えない

エスカレーターの歩行禁止は歩かれると壊れやすくなる、という根拠があります。

歩けば振動して部品に負荷がかかるので、理屈にもあっています。

そう、理屈はわかるんですが、じゃあ行動を改めるかというとそんな気になれません。

歩行が原因で部品の消耗が早まり、その結果階段を利用する羽目になるってことまで想像しても「まあ、そのときはそのときでおとなしく歩けばいいだけだからいいや」で済ませてしまいます。

「壊れやすくなるからやめて」程度だと行動を促すにはパンチが弱いです。

特にエスカレーターの場合、大抵近くに階段やエレベーターといった代替手段があるので、なおさらです。

理屈より共感が大事

クレーマーみたいな物言いになってしまいますが、エスカレーターの歩行をやめてほしいなら「歩きたくない」あるいは「立ち止まっていたい」と思わせるような工夫が必要だと思います。

理屈はわかっても納得がいかないルールは守られません。

じゃあ、どういうルールなら守られるかというと納得がいくルールで、納得というのは共感から生じるものだと思ってます。

「あなたはそれがいいと思う。私もそれがいいと思う。だったらそれを実行しましょう」という感じです。

ここで重要なのは、それが正しいからいいと思うわけでないということです。

利害や嗜好が一致するから行動するんです。

一般的な正しさは人の行動や価値観に影響は与えても、決定打になりません。

まとめ

今回一番言いたかったのは前項の「理屈より共感が大事」だよね、てことです。

最近、共感できないなーってことが多くて、自分の殻に閉じこもり気味なのは正直まずいと思ってます。

この機会に、どんなことなら共感できるのかちょっと考えてみようかな、と思いました。

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