【障害?】過敏と向き合う


事の発端はアスペルガー

こんにちは。今日は私の体について書いていこうと思います。
まず私は10年以上前、アスペルガーを診断出来るお医者様が少ない時代にアスペルガーだと診断されました。
当初、様々な病院を渡り歩いており、やっとの思いでたどり着きました。

しかし、自閉スペクトラムと言われるような症状の中でも私を苦しめたのは「想像力の障害」ぐらいで、本当に苦しいのは過敏症でした。

初対面の人の理解度0%!『紙への嫌悪感』

この記事を読んでくださる中のどこかにはいらっしゃるのかもしれませんが、私が最も苦手とするのは「紙」でした。
解りやすいものや、皆様でも苦手と言う方がいらっしゃるのは紙ストローでしょうか。
あれが身の回り全てに降りかかっているのです。
私は書類にハンコを押す、という行動すら出来ません。
どうしても自分で書かなければならない書類は、歯を食いしばって書くあまり奥歯が割れた事もあります。
なんなら皆様が普段お使いのトイレットペーパー。あれは代替が効かないので死ぬ思いをしながら使っています。

紙が苦手な人間=〇〇〇〇〇〇

さて、このタイトルは一体なんでしょう。
ずばり、「社会不適合者」です。
あれやこれやと考えてみると解るかもしれませんが、私が20代の頃にはパソコンはまだニコニコ時代……データ書類というものはありませんでした。
そう、私は資格所得はおろか、バイト、勉強の一切が出来ませんでした。
確かに勉強自体はそこそこ出来ていたのですが、少しでも先に進もうとすると紙書類……そして紙のテキスト……。
また、自分ではない誰かがカリカリと紙にメモをしたり、記入する音も過敏に受け止めてしまうため、テスト会場に赴く事も出来ません。
必然的に私は社会的には淘汰される存在になりました。

今は何してるの?

今はネット上で受けられるデータを扱う仕事をしています。
しかし、特定の企業につけるわけではないので収入は安定しません。
障碍者年金でギリギリ食いつないでいる状態です。
今だ、過敏な人間への社会的な理解の浸透は進んでいませんね……。

〆に

この記事をなんで、それも短くでも書いたのかというと正直にいって「こういう人間もいるんだぞ」という事を知ってもらうためです。
私は人にはハキハキしていて明るい人間だと思われています。
その一方で、そう思ってくれている人間に、木製のテーブルのオシャレなカフェにつれていかれる事を過敏症で恐れながら、「最高だね!行こう!」と言っていたりします。
身近な人にそういう方がいたら、「たかが過敏症で」とくくらないであげてください。
ワガママを聞いてほしいわけではないのです。これは死活問題なのですから。
ただ、過敏症は収まるまで何も出来ないという事実を知って、出来る限り避けてあげて欲しいのです。


ところで、信じていますが……「こういう記事があった、過敏症だから手厚く優しく懇切丁寧に私を扱え」とこの記事を利用しようなんて方いらっしゃいませんよね?
いらっしゃいませんね、良かった。

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