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充実した一日を偉人から学ぶ ⑩ヴィクトル・ユーゴー(作家1802-1885年)

東京オリンピック、あっという間に終わりましたが、ソフトボール、野球、卓球、柔道などのメダルラッシュはたくさんの勇気やエネルギーを貰いました。一方で、体操の内村選手や女子バレーボールチームの予選敗退など、スポーツの厳しさや非情さも感じられました。さて、今回は「ああ無情」という翻案でも知られる「レ・ミゼラブル」の作者であるヴィクトル・ユーゴーの一日を取り上げます。

ユーゴーはフランス文学を代表する作家で、主要な著作は「レ・ミゼラブル」、「ノートルダム・ド・パリ」が挙げられます。当時はフランス革命後のナポレオンが活躍しており、ユーゴー自身はナポレオン批判でベルギー・英国などに亡命し、激動の時代を生きました。彼の代表作である「レ・ミゼラブル」は、1本のパンを盗んだことをきっかけに、19年間もの監獄生活を送ることになったジャン・ヴァルジャンの生涯を描いていますが、叙事詩と叙情詩双方の描写で人間の人道主義的な生き方をこれほどまでに上手く描いた作品はまさに空前絶後と言うしかないです。

さて、こんな彼の1日を知ることで私たちの一日も充実したものになるでしょう!以下はユーゴーが亡命先の英国で過ごした1日です。

【06:00】
■起床 ※近くの要塞から毎日聞こえる大砲の音で目覚める
■淹れたてのコーヒーを飲みながら、愛人からの手紙を読む
■生卵を2個食べる
■執筆

【11:00】
■屋上で行水

【12:00】
■昼食 ※訪問客と一緒に

【13:00-15:00】
■浜辺で激しい運動

【15:00】
■床屋 ※毎日通う

【16:00-18:00】
■愛人と一緒に馬車で外出

【18:00-20:00】
■執筆
■手紙の返信を書く

【20:00-22:00】
■愛人の家で友人らと夕食、談笑、カード遊び ※いつでもメモ帳を持ち記録

【22:00-06:00】
■睡眠

フランスを代表する文豪はいつでもメモ帳を持ち歩き、気づいたことは何でもメモするメモ魔だったようです。また、6回目の連載で取り上げた村上春樹は10kmのランニングや1500mのスイミングを日課としていますが、ユーゴーも昼食後に2時間程度、浜辺で激しい運動を行ったようで、体を動かす運動は脳や手の動きも良くするんでしょうね!
以上、お読みいただきありがとうございます!
充実した一日となりますよう~

参考URL
https://www.huffpost.com/entry/brilliant-people-schedules_n_5055953?ncid=fcbklnkushpmg00000063


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