ベトナムの道の渡り方

1日目のホテルは、日本から予約してきた2000円くらいのホテルでした。
クーラーも、ホットシャワーもバッチリあって、非常に快適な夜でした。
それはいいんですよ、それはね。
でもなーんか、日本と同じような感じでもね。。。
ある意味、大学生が冒険ごっこに来ているわけで、味気ないものでした。
今日はどうしようか、このホテルにもう一泊しようか、朝ごはんを食べながら相談しました。

次の日は、そのホテルを出て、「安宿」が集まるという、ファングーラオ通りを目指すことにしました。
朝ごはんを食べ、チェクアウトをして、バスのりばを目指しました。
バス。。。と言う名のワゴン車の荷台みたいなところに、すし詰めになりました。
ほんと、ギュウギュウ詰め。。。。
何人乗っているんだろう、と数を数えたら、18人乗っていました。
キッツーと思いながら、ファングーラオ通りの近く、町中にたどり着きました。
そこから、最後は歩きになります。
地図を見ながら、歩きます。

町中に来てびっくりしたのが、バイクの量です。
川の流れのように常にバイクが走っています。
たまーに、申し訳程度に車がちょろっと通るくらい。
なぜ事故が起こらないのか、全くの謎状態ですが、右から左から、自由の国でした。
一応信号もあるのですが、みんな無視しているようにしかみえず、あるのかないのか、よーわかりません

・・・はて、困ったことがおこりました。
この道を渡らないといけないんですけど、どうやって渡るの???
横断歩道らしきものもありません。
しばらく途方にくれていると、ベトナムのおじいちゃんと孫と思われる人が
横に来て、道路を渡り始めたのです。

しっかーも、バイクの洪水が途切れたときではなく、洪水に飛び込んでいったのです。
うわーやばい、これは事故るよ、事故るよ、絶対事故る。。。。あら。。???
横断成功しました。

マジか、ここ渡るの、俺、と思いながら、意を決して、洪水に飛び込みました。
こわ、こわー、と思うのですが、右に左になんかバイクが避けていってくれます。
やばい、と思って何回か止まったり、向こうを止めてしまったりもしたけれど、
15メートルくらいの道路を渡ることができました。

これは道路を実際に渡ってみて、わかったことなのですが、向こうでもこっちを見ているので、
結構勝手に避けていってくれるものなのです。
一定の速度で、あるき続けるのが一番安全かもしれません。
何回か向こうを止めてしまったとき、露骨に嫌な顔されました。
ヌルヌルと、動き続けるのが一番いいんだ!と信じ込み、
次の道路横断はへっへー、俺わかってっから、避けてくれよ!みたいな顔して渡りました。
成功です。

ベトナムで道を渡れるようになった。

これだけで、なんか地元に溶け込んだ気がしていい気持ちになってきました
そんなこんなで、安宿が集まるというファングーラオ通りにたどり着きました。

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