LEICAを買ってしまった話
こんにちは、wasabitoolです。
今日はLEICA(ライカ)のカメラを買ってしまった話です。メインに使っているSONYから変更ではなく追加導入となります。僕程度の撮影技術でLEICAに触れるのは申し訳なさすぎて深く語るのは控えますが元々持っていたイメージと言えば「伝統あって値段が高いドイツ製カメラ」(笑。
LEICAと言っても様々なシリーズが存在しますが僕が購入したのはレンジファインダーのM10。うっかり買えるような金額で無いので相当調べまくりました。昔から多くの方に愛されるMシステムですが現代なら当たり前のオートフォーカスがありません。手振れ補正もありませんし動画も撮れないし電子ファインダー(別売り)もありません。連続でシャッターを切れば熱持ちますし、他メーカーの価格倍はするバッテリーは1日持ちません。つまり
とても不便なカメラです。
LEICA M10 / SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.
そんな不便で高いカメラ買う意味あるのか?と言われそうですが使ってみると不便さが心地良いのです。似た感覚としては自動運転が進みそうなこの時代にあえてマニュアル車に乗るのがそれにあたります。僕自身マニュアル車に何年も乗ってきましたが理由は単純で運転操作そのものが楽しいに尽きるわけです。
実際LEICAで撮るとピントも甘いし手振れしたり露出や構図も甘かったりするのですが『撮ってる感』が驚くほど心地良いのです。
LEICA M10 / SUMMILUX-M F1.4/35mm ASPH.
気づかれた方は少ないと思いますがSNSにおける最近の寺社仏閣写真の多く、特に花手水はほとんどLeica M10で撮りました。SONYでの撮影と比べると比較にならないほど難しかったです。そんな難しいカメラで撮るとか苦行じゃないのか?と思えましたがそれも楽しかったりするから不思議です。撮影現場でこうすれば良いのではと考えさせられたり自分の技術で何が足りないのかヒントを教えてくれる、そんなカメラなのかもしれません。
SONY ILCE-7RM3 / FE 70-200mm F2.8 GM OSS(SEL70200GM)
一方SONYの良さ、SONYでしか撮れない写真にも気付かされます。電子ビューファインダーの便利さ、高感度による夜間暗所撮影、動物を撮影すると食いつくAF、普及によるレンズ選択の豊富さ、肉眼では見えない風景ですら撮影できるのは僕の中ではやはりSONYとなるわけです。LEICAで修行(笑)すればきっとSONYでも上手くなるはず。
LEICA M10 / SUMMILUX-M F1.4/35mm ASPH.
一つ気づいたことがあります。
それはSNSで書かなければそれがLEICAで撮影したものであると気づかれない点です。勿論僕自身の撮影技術が欠如している可能性が高いのですが、単純に写真を撮る側の気分を向上させるのがLEICAなのかなぁと思うわけです。被写体に気づく、構図を考える、ピントを合わせる、シャッターを切る。この一連の動作がとにかく楽しくこのカメラで撮影したいと思わせてくれるのです。撮りたい被写体があるから出かけるのでは無く、LEICAで撮りたいから出かけようと思わせてくれます。良い写真が撮れる撮れないは特に問題ではありません。
LEICA M10 / SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.
冒頭にも書きましたが僕ほどの腕でこのカメラに触れるのは恐れ多い気がするのですが諸先輩方におかれましては暖かく見守ってくださるとうれしいです。
SONYは想い描いた1枚を、LEICAを日常の素晴らしさを。うまく使い分けられたらなぁと思います。
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