尹錫悦大統領弾劾可決後初の北朝鮮の反応(2024.12.16)

弾劾可決(14日)から2日後の本日、北朝鮮の「労働新聞」はこれに関する反応を初めて掲載した。「非常戒厳」のときの反応と同じく、論評を加えず客観的な事実を伝えるのにとどめている。なお、「非常戒厳」の口実として、「北朝鮮共産勢力」「従北反国家勢力」が挙げられたことに対して反応したのも初めてだと思われる。
北朝鮮としては、韓国を強く非難せずとも、対北強硬政策をとる保守党が勝手に自滅しつつある状態なので、自制しながら様子を見ているところなのかもしれない。

「傀儡韓国で尹錫悦に対する弾劾案可決、大統領権限停止」(「労働新聞」2024.12.16)

傀儡韓国で去る14日、尹錫悦傀儡に対する弾劾案が可決された。
この日、国会では野党議員によって2度目に上程された尹錫悦弾劾案に対する表決が行われ、賛成204票、反対85票で通過した。
先立って7日にも尹錫悦弾劾案に対する表決が行われたが、「国民の力」議員らが投票場から集団退場したことにより霧散していた。
当時、弾劾案の表決が霧散したニュースに激怒した100万人以上の大衆が、傀儡国会および大統領室前に押し寄せ、尹錫悦傀儡と弾劾に反対した「国民の力」議員らを直ちに弾劾、逮捕することを要求した。
慌てた尹錫悦傀儡が12日、虚偽とこじつけで構成された談話発表なる詐欺劇を繰り広げたが、非常戒厳の妄動の責任を野党と誰それ(北朝鮮のことと思われる)の「脅威」に押しつけ、広範な大衆の弾劾闘争を「狂乱の剣舞」と冒涜したことにより、政界と社会界のさらなる強い反発と憤怒を呼び起こした。
ソウルをはじめとする全国各地で、執権期間にはたらいた罪悪を全面否定した尹錫悦傀儡と共犯勢力に対する糾弾と弾劾の熱気がさらに一段階高潮する中、「国民の力」の多くの党員らが自らの党の醜態に幻滅を感じて集団的に脱党するなど、与党内の分裂が激化した。
その結果、14日の表決において弾劾案が可決され、尹錫悦傀儡の大統領権限が停止された。
今後、傀儡憲法裁判所が弾劾を最終決定することになる。
尹錫悦傀儡に対する弾劾案が通過したというニュースが伝えられるや、ソウル、釜山、大田をはじめとする主要都市と全国各地で、市民らが街路に飛び出し、歓呼を挙げた。
一方、傀儡国防部長官と傀儡警察庁長、傀儡ソウル地方警察庁長が拘束されたのに続き、戒厳司令官として任命されていた傀儡陸軍参謀総長と傀儡国軍防諜司令官、傀儡特殊戦司令官、傀儡情報司令官などがぞくぞくと職務停止され、傀儡首都防衛司令官が逮捕されたのをはじめ、内乱罪の頭目・尹錫悦傀儡とその共犯者らに対する捜査が深化しているという。 (終)

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