ダチョウの卵、実食
前世でどんな徳を積んだら、誕生日にダチョウの卵が届くのだろう。
なにはともあれ、前世でも現世でも徳を積みまくっている私のもとに届いたダチョウの卵。
https://note.mu/wasabing/n/n35895a945ee7
届いたからには食べなくてはなるまい。
猫毛そよめく我が家に2人の女性をお招きし、「ダチョウの会」を開くこととなった。
さて、我が家に来たダチョウの卵である。
単純に重さで計算すると、鶏卵の23.5個分である。
この写真を見てほしい。
実際に「手タレ」として活躍している女性にダチョウの卵を持ってもらった。
美しい・・・・。
だけどおかしいよね?なんなの?どういうサイズなの!?
すっと伸びた指が支える卵のサイズ。約1.5キロ。
殻がまたすごい。
プラスドライバーの先っぽを殻に当て、トンカチでトントン。場所を変えてはトントンすること・・・約10回。ものすごい硬いの、殻が。そしてやっと、なんとか穴を押し広げて、ボールに ドゥルンッ するじゃん。
でっかいボールに。
一杯の。
卵汁が(おかしいだろ・・・・)
一番興味があるのは、やっぱり生の味・・・だよね・・・・?
少し怖かったけど、一発目は「卵かけご飯」!
すーしだけの炊きたてご飯に、ダチョウの卵汁、そしてお醤油を少し。
そんな「ダチョウの卵かけご飯」は、これが!
めーっちゃ普通の卵かけご飯だったのだ。おいしい!
「え、これ鶏卵と同じじゃね?」
だから私達は安心して、様々なダチョウの卵料理を繰り出したのであった。
そこで作った「ゴーヤチャンプルー」のようなもの。
ここで初めて気がついたのは、卵が、固まらない。
火にかけてかき混ぜたら、ほろほろになってほしいじゃん?それなのに、なんかべちゃーーっとしたペースト状になるの・・・なんだこれ。
こちらは茶碗蒸し。
どんこを手に入れたので、しばらく干しておいたものを使った。
いつもどおりのやり方で、いつもどおりの時間蒸してみたところ・・・
できたのがこちら。
なぜか表面がプツプツとスフレのように固まっている。
その上、中は完全に液状で火が通っていなかったので、さらに5分以上追加で蒸す羽目に。
卵焼きを作っても、巻きづらいし・・・
結論)ダチョウの卵は「固まりづらい」!!
味は鶏卵とあまり変わらないのに、火があまりに通りづらいため、鶏卵と同じように調理しようとするとすっごく手こずることが分かった。
この日、これらの料理の他にケランチム(韓国式のふわふわ卵)、卵粥も作って3人でダチョウの卵を全て食べきった。23.5個分の卵なので・・・1人あたり・・・
7.8個分!!!
正直ね、このあと数日間は「もう卵食べたくない・・・気持ち悪い・・・」という気分になってしまった。
このダチョウの卵騒動を見て「人に(嫌がらせで)あげるのに最適じゃん!」と思った人がいるかもしれないが、本当に待ってほしい。ダチョウの卵、かなり面白いけど・・・
処理するのすごくすごーく大変なんだからねっ!!
おまけ
ダチョウの卵を食べ終わっても、酒飲み女子の会話は終わることを知らず・・・
「なんか食べない?」
ということで持ち出してきたこちら。
北朝鮮のインスタントラーメン「牛プルコギ即席麺」。賞味期限がとっくに切れているという、ある意味ダチョウの卵よりはるかにヤバいもの。
作るとこんな感じ(ネギは我が家のものを少しトッピング)。あまりコシのない麺で、辛味もさほどなく・・・ベトナムとかタイとかのインスタントラーメンに似てる!と盛り上がったのだった。
意外とイケるよ、北朝鮮のインスタントラーメン!!