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違和感がないと目には止まらない。 違和感がないと記憶には残らない。 ユージン・スミスの写真に抱いていた違和感の理由を体験してきた。

違和感がないと目には止まらない。
違和感がないと記憶には残らない。
ユージン・スミスの写真に抱いていた違和感の理由を体験してきた。
ライティング的にはあり得ないところに光が当たっている不思議さ。
「黒くはなく白くもなく」とレタッチ指示があったという1枚は紛れもない違和感の塊だった。

昨日「アナログレタッチ13日の金曜日」というワークショップに参加。
来年公開予定の映画「MINAMATA」で描かれるユージン・スミス。彼が水俣で撮影していた当時のアシスタント石川武志さんから、当時使われていたプリントの技法を学んできた。
フイルムで撮影した当時でもレタッチはしていたわけだ。

プリントの表面に薬品をつけ色を抜いていく。薬品の濃度や付け方、元となるプリントの濃度などが組み合わさり、一瞬の気の緩みで必要なところの色まで抜けてしまうこともある繊細な作業。
レタッチの目のつけどころはデジタルと何ら変わらない。折角学んだんだからデジタルに活用していかなきゃだ。

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